オクトパッシングとはタコをルアーで釣るつりのことだ。
今回はこのタコ釣り、オクトパッシング(オクトパス+フィッシングの造語)についてまとめてみる。
オクトパッシングのシーズンはいつ?
タコのシーズンは一般的に6月下旬から始まる。春に産卵したタコの卵が梅雨の水塩で大量発生したプランクトンや小魚、カニやエビなどをエサに6月頃から一気に成長して釣れ始める。
沖のほうで成長するので岸で釣れるようになるのは7月から8月にかけての夏がメインだが沖堤や船釣りなどでは5月末くらいから釣れ始めることもある。
タコの居場所
タコは岩礁や砂浜によくいる。砂浜は意外だがかなり多い。キス狙いの投げ釣り仕掛けでもちょいちょい釣れる。
岩礁は隠れ場が多いのでストック量は多い。
近所にいるかな?と思うだろうけどタコは結構どこにでもいる。漁港などは非常にポピュラーなタコポイントでたいていどこの漁港にもいる。
潮通しのいいアオリイカが釣れるような漁港はおすすめ。一番わかりやすいのは岸壁などでおじさんがタコ用の仕掛けをたらしているのを見つけること。
垂直の壁にへばりついているタコは活性が高いので釣りやすい。釣りやすい岸壁は穴とか隠れる場所のないぺたっとした岸壁。ルアーを発見してもらいやすいためである。
ただタコがよくいるのはペタッとした場所の変化のある場所で角とか繋ぎ目(ケーソン)の隙間などが狙い目。
タコの釣り方
タコは底にいる。基本的に泳いでもそれほど上まで泳がない。
基本的に底でエサを狙っている。ただし、目の前を泳ぐ魚に対しては貪欲に襲い掛かるのでゆっくり動かさないとダメということも無い。
ただし、活性の低い時は本当にゆっくりと動かさないと食ってこないのでポイントに止めてじっくり狙う。
まず、底を取ってゆっくりズルびくのが基本。時々止めてあたりを聞く。タコに気づかせてあげるようにアクションさせるのも効果的。
当たりは重くなるだけ・・・あれ?ゴミかな?と思ったら巻いてきてみる。海草か、タコかだ。
重いだけなんてつまんないと思うだろうが意外とはまるので釣ってみて欲しい。
タコは何を食べているのか
タコはエビとかカニが大好物なようだ。ただ、魚の切り身でも釣れることから魚も襲っているのだろう。
そのため底付近を攻めれば何のルアーでもタコは釣れるということになる。でもエギとかタコベイトとかが一番良く釣れる。
真昼間からタコが泳いでカニ食べようとしてるの面白すぎでしょwww pic.twitter.com/93cqzw42up
— 枯れ枝 (@neet_eda) 2018年5月30日
タコを狙うルアー
こういう仕掛けが一番一般的。実績も抜群。使い方は岸壁で落とし込んで足元の壁際を攻める。壁は底と同じでタコがいっぱいカニを狙って潜んでいる。
エギングでも良く釣れるタコ。エギではちょっとカンナが小さくてタコが外れやすい。こういう専門のエギがタコを狙いやすいエギ。底を狙うので下側の針が無い仕様で根がかりづらい。
よく使われているエギタイプのタコルアー。アンダーショットタイプなので移動距離を抑えた誘いが得意。私もメインで使っているルアーだが実績は抜群。
スピナーベイトタイプのタコルアー。タコはキラキラが大好きでスピンテールジグで釣れたりする。そこに目をつけて開発されたんじゃないだろうか?開発秘話は知らないけれど理にかなったルアー。
ワームタイプ。非常にアピール力が高く根掛かりもしづらい構造なので使いやすいルアー。
タコ釣りおすすめアイテム
濁っているときはこういうアイテムを使ってアピール力をアップさせるという手もある。
エギの場合こういうシンカーをつけると底を取りやすい。
タコを狙うタックル
タコのタックルについてだが、はっきり言って根掛かりがすごく多い。底をじっくり狙うので必然的に根係りは多くなるだろう。これはしょうがない・・・。
根掛かりを恐れていると釣果は半減してしまう。そこでタックルは超強力なタックルが必要になってくるのだ。
具体例を挙げると、ラインはPEで2号以上、リーダーをつける場合はフロロで25ポンド以上をお勧めする。タコは吸盤で岩にへばりつく場合があるのでパワーゲームになるのだ。
ロッドもパワーゲーム仕様。エギングロッドでは結構しんどいと思った方がいい。ベイトタックルがあればそれを使うべき。バスロッドでいうとビッグベイト用のベイトロッドに金属の丸型ベイトリールがベストだろう。
無ければしょうがないが・・・。
メジャークラフトのタコ専用ロッドだが2オンスのルアーを扱えるパワーがある。ベイトとスピニングのモデルが出ている。
タコマンションという最終兵器
タコマンションとはこういうアイテムのこと。
タコは壁が大好きなので壁を狙うのが一番よく釣れる。沖堤などは最高のタコスポットである。その岸壁を狙うのに一番いいのがタコマンションという兵器。
一番下はおもり付の針がついたタコベイトで、上のにはついていない。それでもかなり重く、柔らかい竿では扱うのが非常に大変。ヘビーなロッドかタコ用ロッドを使う。
使い方は簡単で、沈めて揺するだけ。壁は全部タコのいるポイントなので上から順番に探っていく。
底のほうが魚影は濃いので下から攻める人もいるが上から攻めたほうが根がかりは少なくなる。
揺すっているとこのルアーに気付いたタコが寄ってきて捕まるので一気に巻き上げる。アタリは重くなるだけとか根がかりみたいなアタリなので時々アタリを聞いてみるといい。当たったら一気に巻き上げる。底にへばりつかれると中々はがすのは大変なので。
そのあたりは動画で見ていただいた方が解りやすいのでユーチューブでどうぞ。
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