私は寒さに弱い人間なので寒さが厳しくなると体が適応するまでは動けなくなる変温動物っぽい性質を持っているので12月は釣り休みかなと思っているのだが友人に誘われたのでちょっと行ってみることにした。
寒いのが嫌なので昼からの釣り。
須磨海づり公園定休日
なんか素人なのにのませ釣りがしたいらしいので投げなくても垂らせばおさかなパラダイスの須磨海づり公園へ行ってみる。ここは海上施設が海に伸びているので足元が回遊スポットという便利な釣り場。
だが、定休日であった・・・。
残念。
しょうがないので車で5分行ったところにある平磯海づり公園へ行ってみる。
ここもそれなりにのませ釣り出来なくもない場所なので多分釣れるという甘い読み。
東の角へ行き、釣り開始。
前回、カワハギをちょい投げで釣ってみたのだが今回は足元にコマセ投入で魚を寄せてサイトで狙う高度な釣りを展開してみた。
もちろん別の竿でチョイ投げは投げておく。
友人はのませのませのしぇーと意味不明な言動を繰り返しながら2タックル両方にスーパーで買ってきたイワシを取り付けぶん投げていた。運が良ければコウイカとかがかかるかも。
足元に撒いたコマセにはスズメダイがわんさか集まってきた。
アジングロッドに極小のガン玉をつけて30センチほどのリーダーを取ったスプリットショットリグに小さめのチンタメバル針を付けて足元フカセ釣りを開始。
この釣り方は通常ウキ釣りで行うものだが、ウキでは反応が遅れてしまうためカワハギを狙う場合にはウキを使わない。
エサはオキアミ。これは色が視認性が高い餌であるためオキアミでないとだめなのである。オキアミを海中でコマセと一緒に漂わせてオキアミの色が消えたら魚の口に入ったということなので合わせる。アタリは全く竿や糸に伝わらないので目だけが頼り。
バス釣りでもスポーンシーズンに白のラバージグを使ってサイトフィッシングするテクがあるがそれと同じようなものである。
コマセでスズメダイを寄せると次第に他の魚も集まり始め、グレやウミタナゴ、ウマヅラハギ、メバルなども混ざり始める。
この釣り場は潮が速く、コマセの打ち方もものすごく難しい。コマセのたまる場所を見つけながら打っていくが流れが頻繁に変わるため中々魚を安定的に集められない。
しばらくはスズメダイが連発する。
これはこれで地味に楽しい引きなのだがあまり美味しかったイメージがないので一応試しに食べてみる用の一匹を残してほかは全て鳥にあげる。平磯にはペットのようなダイサギが常にエサを求めて手すりに止まっているので雑魚はこの鳥にあげる。結構大食漢で10匹ぐらいは食べた。
たまに、ウミタナゴやフグが混じるが本命のカワハギはうまくエサだけを食べて去る。頭がめちゃくちゃいい。。
スズメダイが釣れすぎて飽きてきたのでチョイ投げを巻き上げる。
フグがついていた・・・。こいつは何やっても釣れてきやがる・・・。
しばらくガチでチョイ投げをやってみるが前回のように高級魚のベラとかチャリコの大きな奴とかが全くこない。
場所が悪いのか潮が悪いのか?
アタリは多いが魚が小さいのかまずエサだけが無くなる。
なんとかあわせて上げてみるがトラギスばっかり・・・。奇跡的にカレイとか釣れないかなと仕掛けをカレイ用のヤツにするが針が大きくなった分エサ取りに餌食にされる率が上がっただけな気がしてきてエサがもったいないのでちょい投げ終了。
ちっちゃいベラは1匹だけ釣れた・・・。
友人は投げる時にのませ仕掛けが絡んでちぎれて飛んでいってしまい意気消沈。あれだけダブルピースしそうな勢いだったのに何だこの落差。
まぁ釣りってこういうもんだからって言いつつ俺は俺でカワハギをフカセで狙う。
潮が入れ替わりコマセを打つポイントもだいぶ変わる。ウマヅラハギがいるのが見えるのだがこいつが中々素早い動きで合わせのタイミングがわからない。
「目で見るな、心で感じろ」と天から声が聞こえた気がしたのでちょっと沈めてエサが見えないようにしてみた。
そして、竿を使った水平移動でうまく潮に同調させて流す。テンションを張らず緩めずでうまくエサを漂わせると違和感を感じたので合わせる。
ぐぐぐ!!おおぉ!何だこのいい引きは!
ついにヤツか?!
足元のエグレのところに逃げ込もうと潜り込むのをうまくかわし、抜きあげる。
メバルでした。
この時期メバルがよく釣れる。メバルは唐揚げが美味しい。
夕方16時を過ぎると風が強くなってきて日も落ちてきたので終了することにした。
友人は結局イソメをサビキの全部の針につけて垂らすといういかつい釣り方をしていたものの何故かちっちゃいアイゴ1匹しか釣れなかった。