エサで釣るタチウオについても少し紹介しておくことにする。タチウオはエサ釣りの場合も夜釣りで釣る。釣り方は少し特殊でここではウキ釣りと引き釣りについて少しだけだが紹介する。
目次
ウキ釣りで狙うタチウオ
エサでタチウオを釣るのは安くつくのでファミリーフィッシングにおすすめ。
大したテクニックは必要なく、堤防なら足元でも釣れるので投げる必要も無い。ウキ釣りは待ちの釣りになるので群れが回ってきた時に効率よく釣りたいならおすすめしないが一番初心者向けである簡単な釣り方。
上の図を説明していくと、竿はだいたい長さが3~5メートルで硬さ2〜4号くらいの竿がついた安物の釣りセットに、電気ウキを使った仕掛け一式を取り付け、針に釣具屋で売っている冷凍キビナゴかスーパーで売っているサンマの切り身かサバの切り身をつけてぶち込んでおくだけで釣れる。大物を狙う場合は生イワシを一匹掛けすると食いがいい(内臓が取れやすく消耗は激しい諸刃の剣…)
針のセッティングは出来る限りナチュラルに漂うように付ける。
きびなごの場合は投げるときに取れやすいので取れないように気をつける。仕掛けのパッケージに付け方が書かれていると思うが一本針の場合は基本的に頭の硬い部分に刺すと外れにくい。
ウキ下はその時によって長さを調整する必要があるが活性の高い時間帯なら1~2ヒロくらいで対応出来る。
釣り方はちょっとだけ投げて待つのみ。ウキが沈んだら最低3分待つ。通常5分ほど待ち、ゆっくり合わせる。
フッキング失敗例。
エサが大きめの場合は出来る限り2箇所針をつける方がかかりやすくなる。食ってくる場所が悪いと針掛かりしづらい。
活性が高い時は即アワセでかかることもあるが基本的に飲み込むまで時間がかかると思っていたほうがいい。魚が針までえさを飲み込んでいたら重みを感じるので釣れている。そのまま巻き上げてゲット!
電気ウキがゆっくりと沈んでいく姿を眺めているだけでもものすごく楽しい釣りだと思うので非常におすすめ。
ウキ釣りでの注意点は潮が速い時はすぐ流されるので潮の上流へ仕掛けを投げること。あと流されてたらすぐに巻き上げてまた投げる。うまく潮に流さないとエサが不自然に流れ、太刀魚に見破られやすくなる。
人が多い時は絡まりやすいので特に注意が必要。あまり流しすぎると下流の人とクロスしてしまうことも。(ルアー釣りの人に注意!)PEラインを使っていると絡まった時取りづらいので出来るだけ初心者はナイロンを使おう。
ドジョウの引き釣り
ドジョウの引き釣りをメインとしたエサを使った引き釣りはルアー釣りと同じようなものなのだが、やはりそこはエサ釣りのすごいところで確実に深く食いつく。
エサが用意できない時でも同じ仕掛けにドジョウにそっくりなワームをつけて使うことも出来る便利な仕掛け。
タックルは基本的に仕掛けが投げられれば何でも良いが使いやすいのは2m程度のルアー用のタックル。
引き方は基本的に投げて仕掛けを沈めてゆっくりと巻いてくるだけ。タチウオの食っている層が上の方なら沈める必要もない。
アタリはわかりやすくガツン!と来る場合が多いがただ重くなるだけの時もあるので違和感を感じたら竿を立てて食っているか確認してみるのもいい。
アタリがでない時は巻いているだけでは食わない状況なのかもしれないので竿で誘いを入れてみるといい。
落とし込みで狙う方法
●ウキを付けずに、“エサ”と、“集魚発光体2個”の重量で自然に落とし込みます。上から、“ボワーっとした光”がゆっくり落ちてくる“誘い”にはタチウオも我慢できません。
横の動きではなく、縦の動きでタチウオを釣るという手法でウキ釣りでは中層に止まっていて食わなかった魚が重りなしでゆっくり沈む餌に思わず食いついてしまう。仕掛けがシンプルなのも良いところだ。
タチウオが掛かってからのやり取り
基本的にかかってからはバレ難い魚だと思うのでとにかくかかったら早く巻く。
抵抗している時は無理に巻かず竿を立てていなす。細長い魚なのであまり引きが無くばれたかと思うことがあるけれどとりあえず巻く。
タチウオは細くて長いのでアミを使うと隙間から抜け出てしまう。重さも大したことないので基本的に抜きあげればよい。
抜き上げるとタチウオが暴れて針が外れることがあるので逃げられないように気をつけたほうがいい。
1.動きを止める。
持ち方は首の付け根をつかむ。太刀魚の歯は異常に鋭くてかすっただけでも血を見ることになるので絶対に触らないようにする。魚つかみは必須。
2.首をへし折るかキッチンばさみで首を切る
針を外す前に首をへし折って動かなくする。魚つかみで首をつかんで背骨を大型のペンチでひねって折ると暴れなくなる。
もしくはキッチンばさみで首の骨を切ってしまえば動かなくなる。小さいタチウオならキッチンばさみで容易に骨を切ることが出来るのでおすすめ。
3.針を外す。
魚が動かなくなったら注意に注意を重ね、大き目のペンチで針を外す。手でやると確実に歯が刺さるか歯で切られる。かなり外しにくい場合があるがうまくペンチで外そう。