毎年晩秋〜冬にかけて産卵のために接岸してくるのがヒイカ。
成長しても10センチ程度の小型のイカで群れで回遊するため数釣りが楽しめる。
そんなかわいいヒイカの釣り方を紹介していく。
ヒイカ釣りのシーズンはいつごろ?
時期としては11〜2月ぐらいまでと6〜7月がシーズン。
ヒイカはどこで釣れるのか?
日本全国の沿岸で水深1メートルから10メートル程度の場所。
東京湾ではお台場や川崎、船橋などが有名。大阪湾でも明石や神戸、南港などで釣れている。お台場で釣れるということわかるように湾奥でも釣れるということ。似た生息域の魚であるアジが釣れる場所ならどこでも釣れると考えてもいいだろう。
ヒイカ釣りのタックル
ロッド
ヒイカ釣りはライトエギングで狙う。ライトエギングは基本的にトラウトロッドやメバリングロッドなど柔らかめのロッドでやると扱いやすい。
ただ、本当に使いやすいのはアジング用のロッド。
エギを操作しやすく、アタリがわかりやすい感度の高い竿を使わなければ釣れない場面もあるからである。ソリッドティップという穂先がソリッド(中身が中空ではなく詰まっている)の竿はイカが乗りやすくバラしづらいので初心者にはオススメ。
繊細な穂先なので目であたりを取れるのもメリット。ただしソリッドティップのロッドはアタリが伝わりづらく手元であたりを取るのは難しくなる。ガンガン乗せていくスタイルならチューブラートップのロッドを選ぶと良いだろう。
リール
軽めのスピニングリール。感度が重要なのでとにかく軽いリールが扱いやすい。
基本的にリーリングで釣るような釣りでもないので剛性や滑らかさよりも軽さを優先させて選ぶと良い。最近はカーボンで出来たリールが軽くて使いやすいのでオススメ。シマノのCI4やダイワのザイオンという素材がカーボン素材で軽い。
ライン
ヒイカ釣りの場合は基本的に棚が底付近ということでラインはアジング用エチレンの0.3号辺りが使いやすい。
エチレンラインの良さはアジングをしている人ならわかると思うが非常にアタリがわかりやすくPEに近い感度を持つという特長と比重が重くモノフィラメントということで沈みやすく底を狙いやすい。
伸びが無く脆いのであまり強くシャクったり強引に合わせたりすると切れることに注意が必要だが夜釣りでのアタリの取りやすさは大きなメリットになるだろう。フロロカーボンかナイロンのリーダーを30〜40センチ程度入れておくとショックを吸収してくれるのでオススメ。(強度的には0.3号でシーバス50センチを釣ったことがあるのでヒイカで切れることはまず無いだろう)
ヒイカ釣りのルアー
最小サイズのエギを使うと良い。10センチ程度のイカなので2号程度のエギがちょうどよいサイズ。活性の高い時はアオリイカ狙いの3号でも乗ってきてこんな小さなイカが?と思うことがあるが専門に狙うなら1.5〜2号程度が良いだろう。
ヒイカの釣り方
釣り方はライトエギングやアジングに近い釣り方で底まで沈めたらチョンチョンとアピールを加えエギに気付いてもらい、5秒程度ステイかテンションフォールさせる。
基本的にこれの繰り返しで違和感を感じたら合わせる。ヒイカのアタリは非常に小さいことが有名でいつの間にか釣れていたりする。底でも無いのにテンションが抜けるとかちょっと重いと感じたら合わせてみるとよい。
昼間に狙うデイゲームと夜狙うナイトゲームがあるがナイトゲームの方が初心者には釣りやすい。なぜなら常夜灯の周りに集まってくるからである。
常夜灯周りなら足元でもヒットするため遠投は必要ない。まれに活性が高く、周りにシーバスやタチウオなどの天敵がいない場合はかなり表層で浮いていることがあり、サイトで狙えることもある。
デイゲームで狙う場合は基本的に沖の潮目を狙ったりする。昼間の場合は底ベッタリなので徹底して底を狙うのが良い。
ちなみにエサで狙う場合はシラサエビを使ってミャク釣りやウキ釣りで狙う。
ヒイカの釣り方まとめ
ヒイカは意外とどこでも釣れる美味しいナイスターゲットでめちゃくちゃ釣る人は一日で100匹以上釣ったりすることも。釣り物の少なくなる冬季の楽しいターゲットなので是非とも釣って沖漬けで食べてみてほしい。
-
誰でも釣れるライトエギングの基礎知識
ライトエギングというのは、アオリイカ以外のイカを狙う、新しいスタイルのエギング。 エギングはそのしゃくり方によってかなり腕の差がでやすい釣りで素人には中々難しい釣りである。しかし、このライトエギングは ...