多摩川
晴れ
24度
シーバス1ゲット・同行ワッキー70オーバー2ゲット
22時~24時半過ぎ
大潮・干潮直前~
タックル:ロッド・シーホーク84L、リール・ツインパワーMG
ライン:シーバスPE1号/リーダー:Lハード4号
雨が降ったら河川にシーバスが集合する。
これはもう大昔からの定説で覆しようの無い事実なのだが今回もその通りの釣果となった。
午後22時、もう完全に潮は引ききって川底があらわになっている。
こうなってくるとベイトは追い詰められ、シャローではボイルが頻発し、非常に釣りやすくなっている。
海の場合だと満潮の方がなんか釣れる気がするけど、河川の場合は干潮の方がなんか釣れそうな気がする。これはただの経験談なんだけどな。時合ってのが重要。
実はこの日、昼間王禅寺に行って前買ったバス用ロッド「コルキッシュ」が管釣で通用するのかを試してみにいっていた。
コルキッシュはティップがソリッドで、バッドがブランクスのロッドなので、スプーンで釣るには割りと良く、大物がかかっても全くのされることの無い、まさに対60オーバーのモンスターニジマス及び、イトウ用ロッドと言う感じがしたが、王禅寺のミニニジマスごときでは全く効果が無く、感度もことのほか悪い、乗せ調子ロッドでこれならトラウトワンのほうが3ランク上だと感じられた・・・。
このロッドは開成フォレストスプリングスや他のパワーファイトの期待できる管理釣り場で使用するべきロッド。まぁバスロッドなので管釣ではあまりうまく使えないかもしれない。
結果的に王禅寺ではファーストポンドの閉鎖とセカンドポンドの激混みと思った釣りが成立せず、6時間もやってこれだけかよと言うような釣果になってしまった。
このモヤモヤした感じは帰り道の山道の下り坂で吹っ飛ばしたのだが(チャリで行ってみた)やっぱりなんか物足りない週末になってしまうのか・・・と言う感じだった。
でも家に帰るとワッキー氏が深夜シーバス行くけど一緒に行くか?と言うメールをよこしてきたのでかなり疲れていたが栄養ドリンク「ロックスター」を一気飲みし、多摩川へ!
ロックスターはものすごい威力で疲れが完全に吹っ飛んだ。
そんでさっそく釣り開始。
もうこの時間だと先行者に完璧に叩きつくされていると考え、最初からワーム。
先行者がいなくてもこの雨の後のいい状態の多摩川には巨大シーバスが入ってきている可能性が高いので、無用なプレッシャーをかける前に手っ取り早く釣ると言うのはひとつの戦略だ。
まさに、その戦略が完璧にはまって、一投目でヒット!
しかしエラ洗い一発バラシ!
サイズは小さかった。
同じ場所をもう一度通すとまたバイト。乗らなかったが普通のいけてない状態の多摩川なら一発バラスと中々次のが来ない。連続で反応と言うことは期待が持てる。
しばらく同じコースを微妙にレンジを変えて攻めるとガツン!
今度はガッチリフッキングして、ファイト。
ドラグゆるゆるだったので結構楽しめたが、40センチちょいの子供サイズだった。
美しい魚体が最近川に入ってきたことを思わせる。
この後、このポイントはワッキー氏に譲って違う釣りをしてみた。
トップウォーター。
メガバス・ジャイアントドッグXで水面を攻める。これだけあちこちで魚追い掛け回している気配があれば出るだろうと期待。潮位もど干潮で水深もほとんど無いのでレンジ攻略とか考えなくてもいいんじゃないかと考えた。
でも、出ない。
カラーは落ち鮎をイメージした鮎カラー。見た感じベイトはボラの子供のようだが落ち鮎は秋のランカーゲットカラーのはず。しかし今回は全くこの考えはハズレ・・・。
しばらくして、ワームを使って釣れなかったワッキー氏はトップへ変更。このルアーがまさにベイトと全く同じカラーで、全く同じサイズ。
そしてドラマの開始。
キャスト後、ワンジャークで水しぶきを上げて、ステイ。こんな釣りをしているのを横目で見ているとバシャン!
水柱が立った!そしてゲット。
デカイ!70センチオーバーの2.5キロオーバー!
ワッキー氏は2ヶ月以上セイゴすら釣れない暗黒の呪い状態だったがこれで呪いがとけた。
まさにドラマチックな掛け方!これはビデオで撮っときたかったと思えるような釣り方だったがこれでドラマが終わったわけではなかった。
場所を変えて攻めていたワッキー氏だったが同じく、アピール後のステイと言う釣りを続けていた。
で、真似してGドッグXでアピール後のステイをしている俺の視界にまた水柱が・・・
やっぱりワッキー氏がヒットさせていて、今度の魚もでかそうだ。
うらやましいくらいのナイスファイトを繰り広げ、またでかいのを釣り上げた・・・。同じく70オーバー。
俺も釣りたいので適当に写真を取ったらピンボケでした。すみません。
でもやっぱりこのボラカラーの赤目。やっぱり赤目なんだよ。そしてサイズ。
全てにおいてベストマッチさせるとこのサイズが連発するんだ。そんな釣り。
これぞルアー釣りの真髄。全てのピースを合わせないと開かれない扉を開いた瞬間。釣りやってるとたまにそんな瞬間が来る。1000回の坊主はこの1回のドラマのため。それが釣りの面白さなんだよな~。
それにしても釣りへの集中力を奪い去るこの謎の小さな虫!なんなんだ?ブヨにしては小さいし・・・蚊もいるし・・・やっぱり雨の後だからすごい虫も活性上がってるんだろうなぁ。
本当にリールをゆっくり巻くと刺してくるので全く集中出来ない!最悪だ!痒くてしょうがない。この時期でもまだまだ虫がいっぱいいるから虫除けスプレーは絶対必需品!
この後は潮が完全に止まってシーバスの反応もなくなったので終了。俺はセイゴ一匹だったけどなんかいい釣り出来た気分だった。