2年前から始めたライトタックルの船からのイカ釣り。
毎年3月頃からマルイカが釣れ始め5月くらいになるとムギイカメインで楽しめるライトなゲーム。
知らない人のために少しだけ説明しておくとスッテと呼ばれるルアーを5個ほど連ねた仕掛けの下に30〜40号のおもりを装着し、そのスッテをアクションさせたりしてイカを誘い釣るというルアー釣りの一種。
詳細はLTマルイカのページにて
2週間ほど前から急激に各地でムギイカが釣れ始め連日どこも爆釣といっていい釣果が報告されていてこのタイミングを逃すと今年のLTのイカ釣りが出来ない!と死ぬほど忙しい仕事を連日終電まで残業してなんとか一日休みを取れた・・・過労死ペースを軽く超えたハイペースな残業はかなり体にこたえるが釣りになると疲れを忘れるw
去年のムギイカは見事に完封坊主を食らうという悲しい思いをしてしまったので今回は竿を新調。
年に1〜2回しかしない釣りのために竿買ってしまうのは少し躊躇してしまったが9000円の船代をどぶに捨てることを考えると安い買い物だ。
ちなみに今回使用したタックルは
ロッド:ダイワ(Daiwa) マルイカV 140 755238
リール:シマノ(SHIMANO) 10 カルカッタコンクエスト 101DC
ライン:ダイワ(Daiwa) ベイジギングセンサー+Si 0.8号-200m 04633311
3月ぐらいに割とマルイカが釣れているときがあって気合い入れてスッテとタングステンのシンカーを揃えていたのにスッテはどこ行ったのかわからなくなってタングステンシンカーは家に忘れるという失態から仕掛けとシンカーは同行の後輩に借りる・・・。
朝、4時半起床。釣りの時は恐ろしく寝起きがいい。というか興奮しすぎて熟睡出来てない。船の時は酔わないように睡眠を出来る限りとるために現地近くのビジネスホテルに前乗りするので5時間ほど寝れた。
5時に船宿の方に車で迎えにきてもらって船宿へ。
既にもう皆さん揃っていて自分たちが最後くらい。当然釣り座は大して良くない場所。
釣ったイカを船上で干そうと思うと船宿が開く前から並んでおいた方が良いと思う。
ロープのある釣り座ではキッチンばさみと竹串があれば船で捌いて干しておくとちょうどいい一夜干しが作成出来る。
こんな感じで干す。
いけすやらスッテ発射装置を準備して6時出船!
めっちゃ富士山きれい!最高やね!今日はなんか釣れそうな気がするーって感じでポイント到着〜
10分も走っていない場所。ちょうど烏帽子岩の少し沖くらい。
合図とともに重り投入!1年ぶりのライトタックルイカ釣りだったので勝手がだいぶわからんくなっとる・・・。優しい後輩の指導のおかげでなんか思い出した。
前回のマルイカの時は謎の船竿とバスロッドというどっちも信じられないくらいアタリが全然わからん竿だったが今回専用ロッドにしてみたらやっぱり全く違ってアタリ明確で乗った瞬間も明確・・・バスロッドなんか40号の重りつけたらアタリなんかただ40号が重過ぎて引いてるのかが全くわからんかったからね・・・。
ただ、このポイントでは誰も釣れず別の場所へ移動。
ん?最初からガンガン釣れる予定だったんだけど?まさか・・・またいけてない日に当たった?
過去3回ともいまいちな日に当たって一日最高で10杯しか釣っとらんからな。
俺とLTのイカ釣りは相性があまりよろしくないのだ。
というのは杞憂でこの後移動した場所ではガンガン!開始30分でイカをちゃんとゲット!合わせた時のあのグン!という重みがたまらんよねwこれがイカの醍醐味。スルメだろうがマルだろうがアオリだろうがイカはみんな楽しい!
この時点で強気に目標を40杯としてみた。最悪でも20杯は釣りたいなぁといった感じ。。
ただ、一回の流しで一回しかあがらず2回目は中々当たらない。イカの足が速いのもあるし、船の人が一気に着乗り(着底と同時に乗ること)で釣るので一気に海の中がイカスミに染まり群れが警戒モードに入ってしまうのかもしれない。
そんな感じで着乗りな釣りを続けていくといつの間にか後輩のイカが異常に増えてる・・・短時間に10杯くらい差がついている気がする。
見てると後輩は4点掛けや5点掛けを繰り返している。俺は多くて3点。これだよ、釣果の差は一回目の着乗りで何杯かけることが出来るかがめちゃくちゃ重要。
俺はトラブル回避のためにスッテを5個で釣っていたが後輩は8個でやっていたらしい。俺ではトラブル連発しそうだ・・・この辺がしょっちゅう行ってる人間と年1〜2回しか行ってない人間の違いなんだろうな。
スッテの色とか棚とかいつもかなりシビアな釣りを強いられて来たのだが今回はあまりそういうシビアさはなくて寒色でも暖色でも釣れた。プラヅノという電動でやるイカ釣りのルアーでもよく釣れているようだった。そんな感じだから今回に関しては手返しとトラブル回避術が一番差がつく所になった。
そしてやっぱりタングステンのシンカーが重要そうで両隣でタングステンシンカー使われた俺は若干着底のタイミングが遅い。そうなるとやっぱり先に落ちたスッテに一番活性の高いイカが抱きつくので出遅れる。多点掛けしづらくなる・・・。
なんで4000円も出してタングステンシンカー買ったのに持ってくるの忘れるかな・・・。
それでも途中から多点掛けを意識して一杯乗ったのがわかっても一気に上げずに意識的にモタモタしながら上げてくると2点3点が普通になって5個のスッテで4点掛け出来たりもした。
時刻は9時くらいだがこの時点では笑いが止まらない入れ食い状態と言える状態だった。ほんとこういう釣りいつぶりだろうな?ガンガン入れ食いの釣りなんて管理釣り場のニジマス以来。自然界の魚でいうと長崎のカマス以来だわ!4ヶ月ぐらい悶々とした釣りばっかりしてたわ・・・。
入れ食いの時間は突如として終わりを告げる。
ああ、あの楽しかった時間は幻だったのか?いや、いけすには20以上のイカが泳いでいる。白昼夢ではない。。
潮が変わったのかイカの活性が一気に下がり誰も釣れない時間が続く。移動時間が長く寝てしまう。天気もよくて波も穏やかで最高の釣り日和で酔い止めが効いて眠い。
そんな感じで落としても釣れない→移動→寝る→合図とともに投入・・・を繰り返していく。
完全な干潮の時間くらいになったなぁとスマホの釣り気分を見て眠っていたら投入の合図。どうせ潮どまりだし釣れんだろうと思っていたが急に始まった。この日最高の流し。
着乗りだけではゲーム性があまり無くて誘ったりしてアタリを出して掛けていく面白さが味わえないなぁと思っていたがこの流しは違った。
最初の着乗りは予定通り2点掛け、取り込んで次の投入でも当たる。乗せたる!と誘いを入れるとうまくアタリが出て乗せてゲット!
そして次の投入でも誘いに乗ってくる!これがLTの醍醐味。竿を微振動させてシェイクさせたり2段しゃくりを入れたりフォールを入れたりしてイカにアピールして釣るのが楽しいのだ。
この後も急に活性があがったイカは釣れ続き船全員がヒットという状況も何度もおきる爆釣。
隣に乗っていた竿頭の方はサクランボ状態2回だよ・・・サクランボ状態ってなんやねん?と思ってみたらほんまにサクランボやった・・・こんなことがあるんやね・・・2回も・・・。
最終的には活性が落ち着いて来た感じで終了となったが俺のようなほぼ初心者な人間でも最終的に53杯ゲットだよ。爆釣だな。
ちなみに竿頭は隣にいたサクランボ状態2回の方で90杯でしたー(驚
もうちょっとで一束(100ゲット)。。
後輩は今年5回中4回竿頭の実力だが最終的に76杯で2位でした。それでも十分凄いけど・・・。
多点掛けは手首にだいぶ負担がかかるようで最後の方、手首だいぶ痛くなったけどうれしい悲鳴だな^^
ムギイカは肝がたっぷりで刺身を肝和えにしてみたけどマルイカとはまた違った楽しみ方の出来るイカやね!あと50杯コツコツいろいろ料理して堪能しようっと!
18日追記
せっかくなので塩辛を作ってみた。
作り方はこちら
前作ったことのある後輩から水分は十分飛ばした方がいいと教えてもらってたので一晩乾かして水をとばした。
丸一日干して自家製スルメの干物作った
ガスバーナーであぶって食ってみたらその辺のスルメとは全くレベルの違う旨さ!
今回お世話になった船宿さん
一俊丸さん
いつもお世話になってる所ですがおすすめです。。