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トラウト用のスプーンを自作してみた

投稿日:2017/03/22 更新日:

今回はトラウト用のスプーンを自作してみたのでその話を書いていきます。

スプーンってただの金属の板なのになんか高くね?

きっかけはスプーンの値段が高すぎると感じたことから。

こんな感じで鉄板にシングルフックがついただけの物体が500円もする。

500円と言えばお昼ごはん一食分だよ。おにぎり100円セールなら5個おにぎりが買える額だよ。

こんな単純な物体どうにかしたら自分で作れるんじゃないのか?と思って脳みそをフル回転してみた。

そしたらちょうどYouTubeではじめしゃちょーがおゆまるという熱湯に入れると柔らかくなるプラスチック粘土を山ほど買って巨大なスーパーボールを作る動画を上げていた。

そしてその塊をなんか爆発させていた。


結構強いんよね、おゆまるっていうのは。

そこで思いついたのがおゆまるを使ってスプーン作れば激安でスプーンを量産できるんじゃないのか?ということ。

早速100円均一のダイソーでおゆまるを買ってくる

ダイソーではおゆまるが一色単位で売られていてとりあえず使用頻度の高そうな白と緑を購入。

他に必要なステンレスの針金と中に入れるシンカーも同じくダイソーで調達。なんでも売ってるダイソーは私のような清貧アングラーには最高の釣具店である。

おゆまるについて注意点があるのだがそれは70度とかで融け始めるということ。70度と言えば相当な熱さであるため冬は大丈夫なのであるが夏場になると締め切った車内で70度を超えてくる。他にもアスファルトの上とかは70度を超える可能性がある。そういった場所に作ったルアーを放置するとドロドロになって使用不可能になる可能性が高いので夏場の釣りには使えない。

でもスプーンを使うのって基本的に管釣りシーズンの冬とかがメインで融けるほどの気温にはならないと思われる。

おゆまるでスプーンを作る手順

針金で骨を作る


針金を曲げてねじり重りを取り付ける。作りたいスプーンの重さとか大きさとかを考えながら針金の長さを調整する。オモリはおゆまるがプラスチックで浮力が高い事を考えて多少重めの物を取り付けておくとよい。

お湯を沸かす


お湯はやかんで沸かしたものを使ってもいいが冬に寒い部屋でやるとすぐにお湯が冷めてしまいいちいち沸かし直すのが面倒ということもあり、私は空き缶とガスバーナーを使って沸騰させ続けながら作業をした。

※熱湯は危険なのでくれぐれも取扱には注意が必要である!

おゆまるを必要な大きさ切ってお湯で柔らかくする

大きさは余ったら切ってしまえばいいので多少多めでも構わない。

おゆまるで型を作る

柔らかくなったおゆまるに市販のスプーンを押し付けると型が作れる。

柔らかくなったら骨に巻きつけて柔らかい内に型に押し付ける

やけどしないように注意しながら押し付ける。しばらくして固まったら型から外して周りにはみ出た部分をハサミで切り取る。

出来上がりである


ここまでは簡単にできる。相当不器用で無ければここまででくじけることはないだろう。

実釣編


出来上がったおゆまるスプーンにフックを付けて管理釣り場へGO!

低速では動かない

おゆまるで作ったスプーンの問題は低速では動かないところ。

活性の低いニジマスをスローに攻めたい時全く動かないので釣れる気がしない・・・。それでも釣れるかも知れないので頑張ってやるがこの日のマスはクランクしか食わないマスだったようで市販のスプーンを使っても1匹も釣れずクランクでだけ何匹か釣れるという結果になった。

結局何種類か作ったおゆまるスプーンはニジマスはおそらく釣れないと判断して動かないほうが釣れるバチ抜けシーバス、メバルに使ってみることにする。非常に浮き上がりやすい性質からメバルのキャロとかアジングの飛ばしウキ的な役割でも使えそうなアイテムに感じた。

自由自在ボードがいい

おゆまるという素材でスプーンを作るとTwitterで宣言したところフォロワーさんが自在ボードという素材でルアーを作ろうと思っていて持ってるけど時間がなくて作れないということなのでそれを送っていただきそれも試させてもらうことになった。

この自在ボードという素材はおゆまる同様熱すると柔らかくなり自在に成形可能でコスプレ用の衣装などで使われているらしい。そこそこの値段ではあるがMで頑張れば50個以上は楽勝で作れそうな感じなので多分一個あたり30円ぐらいとおゆまると変わらないコストで作れるように思う。

説明動画ではドライアーとかヘアアイロンで温めていたがおゆまると同じでお湯につけたら柔らかくなるんじゃね?ってことで沸騰したお湯に浮かべてみた。

予想通りフニャフニャになったので骨に巻きつける。

この自在ボードはもともとプレートなので海苔巻きみたいに巻きつけるといい。巻きつけたらお湯マルと同じく型に押し付けて成形。スプーンの出来上がりである。

ただ、これもおゆまる同様、低速で泳がせても動かなかった。失敗の原因を探るため同じくプラスチックで出来たスプーン「ペレスプ」を観察すると厚みの問題のような気がした。

頑張って成形したスプーンだがどうも厚みが厚すぎてヒラヒラ感が出ないようだった。そこで再度熱して柔らかくして今度は型に押し付けず指でできるだけ薄くして平べったいスプーンにする。

これが低速でもちゃんと泳ぐいいスプーンになった。

スプーンを自作しようのまとめ

買うとなんだかんだでちょっと高い感じがする管理釣り場用のスプーンは手作り可能。

特に自由自在ボードで作るスプーンに関しては非常に動きも良くて釣れそう。(関西にはスプーンで釣れやすい管釣りがあまりなく実証が出来ないのが残念)

作って見てわかったことだが市販のスプーンってめちゃくちゃバランス考えらえて作られていてちゃんと低速で動いてほんとすごいと思う。そりゃあんな小さな鉄板でも500円するわって思うぐらいよく出来ている。

自作のスプーンは触ってみてわかるが耐久性はかなり低そう。針金を使っているので壊れてバラすことはないと思うがスプーン本体が破損して動きが変わったりする気がする。

手っ取り早く色んな色のスプーンを安価で量産したい時にはいいかもしれないが主戦力としてワンシーズン使い続ける事ができるかは疑問が残る。

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