ポイ捨てするやつは釣運まで捨てとる。
ゴミ拾うやつは釣運を拾っとる。

釣りサイト「釣活」ブログ

アジング用のラインはフロロ?ナイロン?PE?エステル?どれがいいのか解説します

アジングラインイメージ

アジング用のラインについてだが、ラインは素材別にフロロカーボンナイロンPEエステルという種類が存在する。


アジング用ライン素材の特徴について

  • フロロは伸びが少なくあたりがわかりやすいが硬くてトラブルになりやすいので太いものは使いづらい。
  • ナイロンは軟らかく安価であるがアタリがわかりづらく吸水性があり塩分や紫外線による劣化もあるので気をつけなくてはならない。
  • PEは強度が非常に強く細くて切れにくい上、伸びが無くアタリが明確なのだが透明ではないものが多いためリーダーが必要になり準備に手間がかかる。
  • エステルラインは伸びが少なく感度が非常に高い。ただし伸びがない分衝撃に弱いためリーダー推奨。

それぞれの特徴は上記の通りである。

最近のアジングにはエステルラインがよく使われている。

どうしてアジングにはエステルラインを使用したほうが良いのか?

アジングはアタリを積極的にかけていく釣りなので伸びないラインの方が圧倒的に有利ではあるからである。
ナイロンやフロロに比べて圧倒的に伸びないエステルラインを使うことでバイトを取りやすくなるのが主な理由である。

では、もっと伸びないPEラインのほうが有利なのでは?

と思うだろうが0.7グラム程度の小さなジグヘッドを単体で7メートル以上ある水深まで沈めるのはPEラインのような編みこみラインでは抵抗を受けすぎ、比重が水よりも小さいため浮いてしまうことから難易度が高くなるためPEラインは深場を攻めることが出来ない。

アジは底にいることが多い魚であるためPEラインを使うと取れる魚が減ってしまうリスクが生じる。

エステルラインのデメリットとしては瞬間的な衝撃に弱いためリーダーが必要な点と紫外線による劣化があるというところ。この点が気になるならフロロカーボンラインを使ったほうがよい。

リーダーの結束方法について

メインラインとリーダーは一般的にFGノットがおすすめされている場合が多いが、アジングの場合には極端に細いラインを使うことが多いため結び目がガイドに当たってトラブルになるということは殆どないと考えて良い。

リーダーも30センチ程度のショートリーダーで問題ないため結び目をガイドまで巻き込まないで投げると良いので逆に巻き込んだことが暗闇でもわかるように結び目のラインを1センチ程度残したほうが良い。

結束強度も100%を目指しても元々弱い道糸を使っているので高切れは避けられない。簡単なノットで十分。

というわけで、オススメは3.5ノットと呼ばれるノット。非常にシンプルなので簡単に結べる。


こちらの動画を見ればだいたいわかると思うので練習してください。
もちろんFGノットでもノーネームノットでも電車結びでもなんでも大丈夫だが夜釣りの場合は簡単が一番なのでこのノットがお勧めです。

状況別おすすめライン素材紹介

0.5〜1.5グラム程度の軽量ジグヘッド単体で使うならエステルライン

ジグ単と呼ばれるジグヘッド単体のアジングはシンプルでよく使われる仕掛けなのだがこれにベストマッチすると考えられるのがエステルライン。

極めて軽い仕掛けをディープへ送り込むことができるため繊細なアジングでは一番使われている。

実際に私も少し前から0.3号のエステルラインを使い始めメバリングなどで使用しているがナイロンよりはトラブルが多い気もするが、普通に使えば丸一日使っても1度トラブるかどうか程度の気にならないレベルで、不意に50センチくらいあるシーバスがヒットしてしまった時も難なくランディング出来た。

ポンドで言うと1.2ポンドくらいしかない極細ラインでもドラグさえちゃんと使うことが出来ればそう簡単には切れないのである。

ちなみに、風が強い日に使うとトラブルになりやすいので使用は控えたほうが良さそうだ。

重い仕掛け、ルアーを使うならメインラインは極細のPE

PEラインイメージ
キャロやプラグを使ったアジングで表層から中層狙い用のタックルを別に用意する場合は0.2〜0.3号のPEラインをおすすめする。

細くても引張強度が高いため、重い仕掛けを扱う際にそこまで注意が必要ないと言うのが良いところ。エステルラインではミスキャストで一個1000円のキャロシステムがちぎれて飛んでいくということになりやすい。

キャロで遠投して大物がかかった時でも強度の高いPEなら安心してやり取りできるというのもメリットだ。

PEラインは根ズレや魚の歯での擦れに弱いため、リーダーはフロロカーボンラインかナイロンラインが30センチほど必要。

水深が浅くて飛距離も不要な小場所ならフロロ直結

飛距離は必要ないという時や近くの障害物を狙う時などにはフロロカーボン素材のラインがをおすすめしたい。

直結でも問題ないという手軽さが夜釣りのアジングにちょうどよい。根ズレにも強く、障害物の周りを積極的に狙っていける。

巻きぐせが強く飛距離は伸びないが近くの漁船の際を狙ったりスロープを攻めるぐらいなら全く問題ない。

初心者は一番トラブルの少ないナイロンが無難

アジングははっきり言って非常に繊細。風が強かったりすると細いラインでエステルやPE、フロロカーボンを使うとかなりの割合でトラブルが発生する。

特にフロロカーボンラインは巻きぐせが付きやすく固いので糸ヨレでぐちゃぐちゃになる事が多い。ナイロンラインなら柔らかいため比較的トラブルの発生が少ないのでアタリは少し取りにくくなるかもしれないが初心者にはナイロンラインをおすすめする。

アジングラインの太さはどのくらいが良いのか?

これに関してはプロは0.2号(強度1ポンド 約480グラム)を使っている。

アジという魚の大きさは大体普通20センチ程度で70グラム程度となっていることから強度1ポンド(480グラム)あれば基本的に切られるということはあまりないのでこの太さで問題ないだろう。

ただ、一般人がこれほど究極の細さを追求する必要もないため、海藻などに引っかかった時にあっさり切れてしまう1ポンドという細すぎるラインはあまりおすすめではない。

2ポンド、もしくは3ポンド程度の細さでも、さほど問題はないのでアジングに慣れないうちは多少太めのラインを使用することをおすすめしたい。

PEラインの場合は0.2号で6ポンド以上あり、十分な強度はあるが細すぎると扱いづらいというデメリットもあるので基本的に0.2〜0.3号くらいを使うのをおすすめする。

アジングラインおすすめ商品

エステルライン
私が使っているのがこのライン。強さ、使いやすさどれをとっても素晴らしい。さすがバリバスといった商品となっている。

エステルライン
アジング界のプロ、家邊さんが使っているライン。色が見やすく性能もしっかりしているおすすめ商品。

PEライン
私も長年愛用している極細PEライン。0.18号で6ポンドあり、十分な強度となっていてふいにシーバスやチヌがかかっても難なくやり取り可能。リーダーさえ変えればバス釣りなどにも流用できる。

ナイロンライン
ダイワの月下美人シリーズは長年多くのライトゲームアングラーから支持され続けている品質の良さ。迷ったらこれを選んでおけば間違いないという商品。

フロロカーボンライン
月下美人のラインのフロロカーボンバージョン。こちらも品質はしっかりしていて愛用者が多い。

おすすめ記事

1

冬はルアーターゲットが減るシーズン。 それでも釣れないわけではなくて低水温が好きな魚もいる。また温排水などの条件が整う場所では冬の方が他のシーズンよりも釣れるということもよくある。 そこで今回は冬のソ ...

2

タモ網(ランディングネット)とは、抜き上げられない大きさの魚をキャッチするために使う道具のことである。単純にタモと呼んだり、ネットと呼んだりすることも多い。 このページではそんなタモ網の使い方や選び方 ...

3

「偏光グラス」とか「偏光」とも呼ばれる偏光サングラス。 釣りをするなら必須アイテムの一つに入れるべきアイテムだと私は思っているぐらい、偏光サングラスは常に持ち歩いている。 今回は偏光サングラスの基本知 ...

4

釣りの時に何を持っていけばいいのかわかっているようで、時々「あれ持ってくるの忘れてた!」ってなることがたまにあるのでここで釣りに行く時に持って行く物リストをまとめておこう。 釣り全般で必要なものリスト ...

5

エサ取り名人として名高いカワハギ。 日本各地で釣ることが出来、釣り方も投げ釣りや胴付など初心者でも簡単な釣り方で狙うことが出来る。 専門のタックルも売られているが基本的にどんなタックルでも釣ることが出 ...

投稿日:2019/01/28 更新日:

関連記事

Copyright© ルアーフィッシングの「釣活」 , 2024 AllRights Reserved.