釣りをする上での必需品と言えるのがペンチ・プライヤー。
魚から針を外す時に使ったり、針が曲がった時に曲げ直したり、ルアーの糸を結ぶアイが曲がっていた時に曲げて調整したりと使い方はたくさんある。
今回はそんなペンチ・プライヤーの基本について紹介してみる。
ペンチ・プライヤーの大きさの話
大きさは色々な大きさがの製品が売られていてどれがいいのか迷うこともあるかもしれない。
私がこれまでに様々なペンチやプライヤーを使ってきて感じたことは大きくて頑丈なプライヤーの方が使いやすいってこと。
コンパクトで非常に使いやすいタイプもあるが、これに関しては荷物を増やしたくない時に活躍する。陸っぱりで常に荷物を担いで移動する時とかはコンパクトで小さいということはとても大事。
ただし、使い心地にこだわるなら絶対にデカイプライヤーがいい。私が陸っぱり用に愛用していたのがシマノのライトプライヤーという製品。これはコンパクトでとても使いやすく中学生頃からずっと使ってきた。
使ってきたからわかるがパワー不足。ちょっと堅い部分を曲げようとしてもプライヤーの方が曲がりそうになる・・・。あくまでこの商品はライトプライヤーなのでライトな用途に使うものである。
ライトな用途とはどんな用途か?というとフックを付け替えたいとか小さいルアーのアイを調整したいとか噛み潰しオモリを開きたいとかそういった用途。堅いライギョの口からルアーを外すとか暴れる青物から太いフックを外すのは無理がある。
タチウオなどの牙がある魚を釣った時も大型のプライヤーの方が圧倒的に使いやすく小さなプライヤーで外そうと手を近づけると暴れた時に牙の間合いに入るためやられる可能性が高まる。私はライトプライヤーを使っていた時何度かやられた・・・意外とタチウオの暴れた時の牙のリーチは長い・・・。
プライヤーに求めたいもの
選ぶ時に重視したいことを紹介してみるとひとつ目は剛性、ふたつ目は携帯性、3つ目は使いやすさだと思う。
ひとつ目の剛性から説明しておくとこれは大体のプライヤーでクリアしているがライトプライヤーなどコンパクトタイプだと剛性が足りない可能性があるので注意。極太のフックを曲げられるぐらいのパワーは欲しい。
次に携帯性であるがこれはプライヤーを持ち運ぶ時に便利な機能があるかどうか。
プライヤーと言うものはよく使うものなので取り出しやすく、しまいやすく、無くしづらい事が大事になる。
これを考えると専用ケースがあったほうがよい。
ライジャケにプライヤーケースがついてる場合は不要かもしれないがウェーディング中に落としても大丈夫なようにコイルロープ(落下防止ヒモ)が取り付けられる製品であったほうが良い。ウェーディングなんかしないよって人でもテトラの上で使ってて落としたら絶対回収不能なのでコイルロープはとても大事。
使いやすさだが手に合っているか?とかスプリットリングを外しやすそうか?針を飲まれた時に外しやすそうか?PEラインがスパっと切りやすそうか?などを確認すると良いだろう。(結局使ってみないとわからない部分はあるが)
プライヤー・ペンチの基本知識まとめ
プライヤーは釣りにおいてかなり重要なアイテムであるためちゃんとしたものを選びたいものだ。
私が初心者の頃は100円均一で売っているペンチを使用したりしていたが水がかかると一瞬で錆びまくりものすごく使い心地が悪くなりPEラインも中々切れないしストレスたまりまくりだったのを覚えている。
たしかに良いプライヤーはそれなりの値段して買うのをためらわれるがその値段に見合った価値はあると思うので高いプライヤーを大事に使って欲しいと思う。
おすすめプライヤーまとめ
シンプルで価格も控えめなのがラジオペンチタイプのシンプルなプライヤー。このタイプは扱いやすく丈夫で長持ちするので初心者にはおすすめだが弱点は重さ。携帯性には難ありである。
携帯性重視ならこのタイプのプライヤーがおすすめ。軽くて扱いやすく値段もそれほど高くない。小さすぎてどこへ行ったかわからなくなりやすいので注意が必要。
剛性・携帯性・使いやすさ全てにおいてバランスの取れた商品だと思う。バネが内蔵されていて見た目がシンプルなのにちゃんと使い心地にも優れる。
PEラインの切断もたまらないほどスパっと切れるしケースもちゃんと付いていてコードもバッチリ。何より見た目がかっこいい。