ポイ捨てするやつは釣運まで捨てとる。
ゴミ拾うやつは釣運を拾っとる。

釣りサイト「釣活」ブログ

ルアー 必要知識

ルアーのカラーについての基礎知識

投稿日:

様々な色のルアーが売られているがルアーのカラーっていうのは魚にどのように見えているのか?どんな時にどんなカラーが効くのか?などについての基本的な話を紹介してみる。

魚の視覚は人間よりもだいぶ劣る

魚の視覚は人間の視覚検査で言うと0.1程度だと言われている(カツオは0.4など種類によっては目のいい魚もいる)。ということでカラーはたくさん売られているがぶっちゃけぼんやりとしか見えていない。魚は視覚に頼らず側線という器官でエサの動きを察知して捕食したりしている。

ルアーのカラーは3種類が基本

ルアーのカラーはナチュラルなベイトフィッシュ系のカラーパール系のアピール色クリア系のカラーの3種類が基本と言われている。私の経験からもこの3種類の使い分けでその日の当たりカラーを判別することが可能だと思っている。

この三種類を使い分ける基本としては水の色天気時間帯ベイトフィッシュなどの要因を複合的に考えて使い分ける。以下で少し詳しく紹介しよう。

ルアーカラーと水の色、天気、時間帯

まず、一番基本的な色の選び方としては水の色と合わせるというもの。水の色が超クリアで5メートル先からもルアーが確認できるような状況でド派手なカラーを使うと魚は警戒してしまうことがある。特に晴れた日などは非常によく見えるので警戒してしまう。

魚は自分でエサを発見したという状況ではあまり警戒せず口を使うが明らかに餌の方からアピールしてくる状況では違和感を感じて食わないもの。人間でも自分のデスクの引き出しに1000円札が入っていたらラッキーと使うかもしれないが郵便受けに100万円入ってたら気持ち悪くて使えないのと同じようなイメージ。

そういう理由からクリアな水の時にはナチュラル系のカラーを選択。昼間などの光量が多い時にはクリア系のカラーが効く。クリア系は水に溶け込むのでよりアピール力をなくすことが出来るからというのがある。

魚に発見してもらえるギリギリのアピールで色を選ぶというのは大事。

逆に濁っている場合や朝夕マズメ時のローライトな状況ではルアーを見つけにくい状況になっているためアピール力の高いパール系の膨張色、ゴールドメッキ系が効く。クリアはシルバー、濁りはゴールドというのが定説。実際黒金は濁りに強いと感じる。夜釣りでもパール系は基本的に非常に出番が多い。代表的なカラーとしてはレッドヘッド。

ベイトフィッシュとカラー「マッチザベイト」について

マッチザベイトと言うのはその時に魚が何を食べているかに合わせてルアーを選択するというフライフィッシングでは一般的な理論。

フライフィッシングではまず釣れた魚の口にスポイトを突っ込み胃の内容物を取り出して何を食べているかを確認するのが普通。食べているベイトに近いフライを使って釣ることでたくさん釣ることができるからである。食べているエサを確認して羽虫ならドライフライを投げるし、川虫ならウェットフライ、ニンフなどで攻める。

この考え方をルアー釣りでも普通に使うようになってきてベイトが小魚ならシルバーメッキ系の小魚カラーを使い、ハゼを食っているようなら茶色系のルアーを使ったりといろいろなカラーを使い分けることで釣果を伸ばすことが出来る。

マッチザベイトがハマるときは他のカラーと比較して圧勝レベルで差がつくことも多いためマッチザベイトを極めようとするとかなりたくさんのカラーが必要になってくる。

基本的に外せない淡水でのベイトフィッシュ系のカラーはアユカラー。日本で一番どこでもいる魚でありフィッシュイーターの大好物になる魚であるからという理由。シーバスフィッシングでもバスフィッシングでもナマズなど色々な魚がアユを好んで捕食する。

海水の場合はイワシカラーは外せない。どんなフィッシュイーターもイワシは大好物であるから。カタクチイワシとマイワシではちょっと違う色なのでどこで釣るかによってカラーは微妙に違ってくる。

その他のカラー

上でパール、ベイトフィッシュ、クリアについて書いていったが他にもピンクとか紫とか黒とかいう色んなカラーが存在する。そういう色はどこで使うのか?と思うが使ってみて経験から使う場面を見出して欲しい。

基本的にピンクは膨張色なので魚の活性が高い時や濁っている時などとにかくアピールしたい時に投げるといいと思う。回遊性の青物など一瞬で通り過ぎていくような魚にどれだけアピールするかで釣果が変わる釣りなどで使うのがいい。メタルジグはピンクから使う。

逆に非常に人が多くそれほど回遊せずにウロウロするようなアオリイカを狙う時などに紫や黒などを使うとスレたイカを釣ることが出来たりする。人の使わない色を使うことで魚の好奇心をくすぐるということも出来る。

あと、赤はアピールカラーだと思っている人が多いと思うがそれは人間の目から見てアピールなのであって水の底では非常に地味なカラー。深い海などでは赤は黒より見えづらいのでキンメダイなど赤い色の魚が沢山いる。

ルアーのカラー論まとめ

ルアーのカラーについて書いてきたが一番大事なことは魚の気持ちになってルアーを見るということ。人間の目で見てこれは釣れそうと思っても魚から見ると「そんな色不味そう」に見えているかも知れない。

色とりどりのカラーがあるルアーだがぶっちゃけ魚の視力ではそれほどはっきりとカラーを識別できているかは謎であり、色のトーンがぎりぎりわかるレベルだとも言われている。ということで、もしもそのルアーを白黒の世界で見たとしてちゃんと美味しそうに見えるのか?ちゃんとアピール出来ていたりベイトフィッシュに見えるのか?にも注目してカラーを選びたい。

Webサイト運営継続のために今日もAmazonの閲覧履歴を御覧いただきありがとうございます。

おすすめ記事

1

冬はルアーターゲットが減るシーズン。 それでも釣れないわけではなくて低水温が好きな魚もいる。また温排水などの条件が整う場所では冬の方が他のシーズンよりも釣れるということもよくある。 そこで今回は冬のソ ...

2

タモ網(ランディングネット)とは、抜き上げられない大きさの魚をキャッチするために使う道具のことである。単純にタモと呼んだり、ネットと呼んだりすることも多い。 このページではそんなタモ網の使い方や選び方 ...

3

「偏光グラス」とか「偏光」とも呼ばれる偏光サングラス。 釣りをするなら必須アイテムの一つに入れるべきアイテムだと私は思っているぐらい、偏光サングラスは常に持ち歩いている。 今回は偏光サングラスの基本知 ...

4

釣りの時に何を持っていけばいいのかわかっているようで、時々「あれ持ってくるの忘れてた!」ってなることがたまにあるのでここで釣りに行く時に持って行く物リストをまとめておこう。 釣り全般で必要なものリスト ...

5

エサ取り名人として名高いカワハギ。 日本各地で釣ることが出来、釣り方も投げ釣りや胴付など初心者でも簡単な釣り方で狙うことが出来る。 専門のタックルも売られているが基本的にどんなタックルでも釣ることが出 ...

-ルアー, 必要知識

Copyright© ルアーフィッシングの「釣活」 , 2024 AllRights Reserved.