管理釣り場のトラウトは水面を意識していることが多く、トップウォーターでトラウトを狙うのは実はかなり有効なテクニックである。
トップウォーターがエリアトラウトで効く理由
まず、なぜトップウォーターが効くのか?
トラウトのエサはペレットであるが、多くの場合上空から撒くため着水音が魚を寄せる力がある。着水と同時に食ってくることも多い。
ペレットの色は黄色や茶色。だからこのカラーのルアーは浮かしておくだけで食ってくる。
あと、自然界ではトラウトは虫を食うことが多いのだが蚊の仲間は水面で羽化するので日常的に水面で虫を食っている。
夕方の時間帯は蚊の羽化のタイミングなのでトップに異常に反応することがしばしばあるので試してみるといい。
トラウトの釣れるトップウォーター
1.ポッパー
ポッパーは飛沫を飛ばして他の魚が捕食しているかのような状況を作り出すことでその付近の魚の活性を上げることの出来るルアー。
竿をチョンと動かしてポコッと音を立てたり、水しぶきを出したりして魚を誘うアクションをつけると水面を割って飛び出してくるだろう。
このルアーはかなりアピール力が高いため、水面を意識していない底にいる魚をも引き寄せることが出来る。
基本のトップウォーターなので一つは持っているといい。
2.ペンシルベイト
ペンシルベイトは細長いルアーで竿でチョンチョンと動かすと首を振りドッグウォークという動きをする。
時々止めて食わせの間を与えながら動かすとよい。
アピール力は小さいがナチュラルでスレにくいトップウォーター。
3.スウィッシャー
プロペラが付いたトップウォーター。
水面が波立っているような時にはペンシルなどではアピールが足りないのでスウィッシャーが効く。
金属のこすれる音が何故か魚を寄せる不思議なルアー。
4.クランクベイト
クランクベイトのシャロータイプは竿を立てて巻くと引き波を出しながら進む。これがトップウォーターとしてのクランクベイトの使用法で、潜らせて使用する何倍も釣れることがある。練習が必要であるがうまく引き波を出せるようになった時は非常に強い。
もう一つクランクベイトのトップウォーターとしての使用法があり、これはクランクを浮かせて竿をシェイクする方法。リップが障害になって水面を一点シェイク出来るテク。大会で優勝パターンになるほどの威力を秘めている。マスターすると強い。
5.番外編
今は廃盤となってしまったがちょうちょというまんまな名前のルアーがあった。
これは実は非常によく釣れるルアーでポッパーのような動かし方でガンガン釣れた。ただ、売れなかったのか廃盤になってしまったので中古釣具屋で見つけたら試しに買ってみて欲しい。
トップウォーターでのトラウト攻略まとめ
管理釣り場のトラウトフィッシングにおいて意外と釣れるトップウォーター。他のルアーでは全く反応がなくてもトップでだけやたら釣れる時もあるので是非とも挑戦してみてほしい。
特に人が多く、スレまくっている管理釣り場ほどトップに反応が良いと感じる。