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ストラディックCI4+[STRADIC CI4+]を使ってみた【インプレ】

投稿日:2016/06/11 更新日:

ストラディックCI4+[STRADIC CI4+]を使ってみた【インプレ】
2016年のシマノの新作スピニングリールと言えばヴァンキッシュだと思うがそれと同じぐらい注目度の高いリールがストラディックCI4だと思う。

2015年にバイオマスターの後継機と言われるストラディックが発売され、今回レアニウムCI4の後継機として登場したのがストラディックCI4+である。

このリールは何がすごいのか?

このリールの最大の注目ポイントは軽さ。CI4というシマノ独自の技術で作られたカーボン製のボディを使用しているのでとにかく軽量なリールになっている。

ただ自重が軽いだけでなく、クイックレスポンスシリーズと呼ばれる巻き心地の軽さも追求したモデルとなっている。

クイックレスポンスシリーズとは?
軽量・コンパクトな低慣性ローターが生み出す『巻出しの軽さ・優れたリーリング感度』を特徴とするシリーズ

シマノの公式サイト

クイックレスポンスシリーズ上位モデルのヴァンキッシュと引けをとらないものすごい軽さが一番の売りで、次にHAGANEギア搭載リッジドサポートドラグと続く。

はっきり言って実売価格2万円台前半のリールのスペックとは思えないリールである。

モデルは12機種

ストラディックCI4はモデル数が12機種と非常に多く、どんな釣りにでも対応できるようになっている。

モデル一覧

  • C2000S
  • C2000HGS
  • C2500S
  • C2500HGS
  • 2500S
  • 2500HGS
  • 2500HGSDH
  • C3000
  • C3000HG
  • C3000HGM
  • 3000XGM
  • 4000XGM

C2000クラスならアジングやメバリングなどのライトゲームからエリアトラウトなどで使え、3000XGM・4000XGMなどはサーフや地磯でのシーバス、ライトショアジギングなどでも使うことが出来るだろう。

その他の詳細なスペックについてはシマノの公式サイトにてご確認を。

それではストラディックCI4+のC3000を購入してみたので使用レポートをしていこう。

ストラディックCI4の外観

いろいろな角度から写真を撮ってみたので紹介してみる。

IMG_4680

前から見た様子。ハンドルはドラグノブが大きくファイト中に調整しやすい。

IMG_4681

右から見た様子。フォルムは最新ステラなどと同じ重心がロッドよりになった形状。

IMG_4683

下から見ると穴が開いているので水が入った時はここから抜ける。

IMG_4682

後ろから。リールフットに貼られているシールにはメイドインマレーシアの文字が。

IMG_4688

スプールを外してみた。ローターの形状は左右非対称のマグナムライトローター。

左右非対称にすることでバランスが良くなり、回転時のブレが少なくなってより軽く回すことができるようになっている。

IMG_4687

写真はここまで。
やはりこのストラディックCI4は2015年に出たストラディックに近いというよりは16ヴァンキッシュに近いと感じる。

赤を随所に入れたデザインは好みが別れる部分ではあるがスプールとドラグノブを変更すればほぼ赤い部分が無くなる。スプールはシマノの夢屋で購入できる。(私もC3000は深溝なのでシャロースプールを買おうと思っている)

ストラディックCI4を実際に使ってみた感想

ストラディックCI4
ラインを巻いて近所の川で実際に使ってみた感想を書いていく。

まず、やっぱりワンサイズ小さなリールを使っている感覚に陥る軽さが一番感動できるポイント。C3000という大きさは2500番クラスのボディーなのだが見た目と重さとのギャップが凄い。見ないで扱っているとC3000と言うよりは2000クラスのリールを扱っている感覚になる。

巻き心地はさすがHAGANEギアといった気持ちのいい巻き心地で私が嫌いだったCI4のリールのおもちゃっぽさが微塵も感じられなくなっている。この剛性ならどんな大物がかかっても安心してやり取りが出来ると感じる。

あとはマグナムライトローターの軽さであるがこれも素晴らしいレスポンスの高さ

シマノのリールはヌルヌルだけど巻き始めが重く感じるリールというイメージなのだがこのリールは「クイックレスポンスシリーズ」と呼ばれる軽さを追求したコンセプトのモデルということでヌルヌルっぽさが全く感じられない。
ちなみにツインパワーなどのヌルヌル追求型は「コアソリッドシリーズ」と呼ばれる。

ドラグもちょっと試しにルアーを故意に引っ掛けて鳴らしてみたのだがさすがの出来。

元々シマノのドラグは高性能のイメージが強いのだがそのイメージ通りの気持ちのいいドラグ。滑らかな滑り出し、音など素晴らしい。これ以上のドラグはいらないと感じるレベル。

ストラディックCI4を総合的に判断して

ストラディックCI4に関してはフィッシングショーで見て以来、絶対買おうと決めていたリールであり実際に使ってみた感想としてもほぼ満点を付けたいレベル。

見た目に関しては私の美的価値観と相違があるためスプールは変えたいと感じる(斜めの肉抜き部分が特に)。あとは経費削減なのかリール袋がついてこない。リールポーチは別売で買うか元から持ってるやつを使うことになる。

それでもリールの出来としてはパーフェクトレベルだと感じ、このリールが出たことによってシマノの他の同ランク、上位ランクのリールが全て無力化されたんじゃないのか?と感じてしまう。

今後リールを買い換えたいという人が果たしてヴァンキッシュを買うのだろうか?こんなに優れたリールが2万円で買えるのに4万円出す気になるのか?シマノさん大丈夫なんですか?と聞いてみたいレベルである。
マイクロモジュールギアとHAGANEボディーに大きなメリットを感じる人ならヴァンキッシュなのかな。

追記:一年以上使ってみた感想

キビレイメージ

ストラディックCI4を実際に使い始めて一年以上が経過した感想を追記しておくとまず、このリールは今メインで使っているイグジスト、セルテートの予備として購入したのだがぶっちゃけ私はイグジストやセルテートよりも気に入ってしまっている。

イグジストもセルテートもとてもいいリールなのでぶっちゃけ予備なんていらないしストラディックCI4も話題になってるから買ってみるけど微妙だったらすぐにヤフオクで売ればいいやって思って買った。実際私はストラディックのCI4モデルではない方は2〜3回使っていらないと判断して売ってしまっている。

ただ使ってみたかっただけのリールだったはずが一年以上手元にあるぐらい気に入ってしまっているのがこのリール。はっきり言って本当に完成度が高すぎるとしか言いようがない。エギングでもシーバスでもライトショアジギングでも快適に使えてしまう。少し重すぎるルアーに関してはボディーの剛性に不安があるものの魚の引きに負けないトルクは素晴らしい物を感じる。
ツバス
このツバスもストラディックCI4とエギングロッドでゲットした

コスパなど色々な要素を加味して考えても2017年現在私が使ってきたスピニングリールの中ではダイワのルビアスストラディックCI4のどちらかがトップだと感じる。(ルビアスに関しては2004番を2台所有するぐらい愛している)

アマゾンで確認シマノ(SHIMANO)16 ストラディックCI4+ C3000

関連ページバイオマスター後継機「ストラディック」を使ってみた

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