今回は本の紹介をしたくてブログを書くことにした。
普段は釣り雑誌はよく読むけどあんまり釣り関係の本は読まないのだがこの本はアマゾンにおすすめされて実際どんなもんかとジュンク堂で立ち読みして即買してしまうほどいいと思った本。
それが「水族館発!みんなが知りたい釣り魚の生態」という本。
何故即買なのか?
この本を書いているのは実際に水族館で働く釣り好きのスタッフさん。そのスタッフさんが釣人の目線で魚を観察したり水族館で飼育するために釣りに行って捕獲してくる話が書かれている。
釣り雑誌などでも実際に水中カメラを沈めたり潜ったりして写真を撮ったり観察したりしているが実際に飼って毎日魚を観察出来るのは水族館だけ。水族館スタッフしか知らない情報が満載なのである。
実際に育てているからメバルの成長は非常に遅く尺になるには10年位かかるのにカサゴの成長はすごく早くてあっという間に尺を超えるとかいうことも発見できる。一般的に根魚は成長が遅いと思っていたので本当に驚きである。
内容が科学的
釣人視点で色々なところを観察しているためいろんなデータが非常に詳細に書かれている。
ブラックバスは20度以下の水温になると全くエサを食わなくなるとかヒラスズキは餌付けが難しいとかそういう話はかなり専門的で科学的な実証がなされていて為になる。
図などもわかりやすく初心者でも非常に読みやすい。もちろん釣り経験が長い人でも知らなかったような内容が非常に多いので面白く読める。
書評まとめ
私も昔ブラックバスの飼育が禁止されていなかった時代に家で小さなブラックバスを飼育して観察したりしていたのだが飼育が難しい魚(スズキ・マスなど)を飼育して毎日観察しているのが水族館のスタッフであり水族館スタッフでないと多分気付けないような内容があふれている。
この本の眼から鱗度数は星5つです!是非オススメしたい本である。