2014年に出たカルディアの使用インプレッション。
カルディアはダイワのスピニングリールとしては中位モデルで脱初心者の方が購入したり、イグジストやセルテートなどの高位モデルを使っていてサブのリールとして使用したりするリールというイメージ。価格帯も実売で1万円台中盤から後半というちょっと頑張れば買えそうな価格であるためエントリー機としての利用も考えられるリールである。
カルディアのスプール買うならもう一台買ったほうがいいよね?
メバリングとかハゼングとかのライトゲームをやるのに前のカルディアを使っていたのだがこのリールはPEラインを巻いていた。メバリングもハゼングも感度重視でPEラインを使うのが好きだったのでアジングもPEラインでやろうと思ったのだが、PEラインだと0.6グラムのジグヘッドを水深5メートル以上の場所のボトムまで落とすのがめちゃくちゃ時間がかかる。エチレン製のラインだと感度も高くて軽いジグヘッドで底を攻めやすいという情報を得たのでエチレン製ラインを使うことにした。ただショックに弱くて切れやすく糸よれも激しいとのデメリットを聞いていたのですぐにPEラインに戻せるように別のスプールを用意しておくことにした。
調べるとカルディアの替えスプールは7000円とのこと・・・え?実売15000円程度のリールのスプールって7000円もするの?中古ならもう一台買えそうな値段じゃない?
ということで同じサイズの新しいカルディアを購入することに。2台あると友達と一緒に行く時とか貸せたりして色々と便利。このクラスのリールならスプール買うならもう一台で正解だと思う。
カルディアの外観写真
全モデルと比べると全体的にシックな雰囲気に大きく変わった外観。スプールの横に穴が開いて肉抜きされていたりエアローターが変わったりして見た目はだいぶ変わったが重量は前と同じであるようだ。
前モデルとの比較。ハンドルは別メーカーダブルハンドルに変更済み。
前モデルと比較しながら使ってみる
前モデルで一番気に食わなかった部分がハンドルノブ。なんか安っぽい感じが嫌ですぐにノブだけ取り換えて使っていた。今はダブルハンドルに変更して使っている。
最新モデルでは上位機種と同じ形のノブが使われており見た目にも安っぽさが排除された気がする。スプールの穴は砂が入る危険性が指摘されていたりするもののそれほど大きな穴でもないのであまり気になることもない。前モデルよりもシックになったボディーはどんなロッドにも合わせやすく主張しないので私は気に入っている。
使ってみた感想であるが非常に巻き心地は素晴らしい。この価格帯でこの巻き心地を実現できるのは本当にすごいと感じる巻き心地。管理釣り場で何本か大き目のマスを釣ってみたのだが気持ちのいい巻き心地だった。
ドラグ性能も悪くなく十分な出来。1.45ポンドという細いラインを使ってみたがそこそこのサイズのマスでちゃんといい感じにドラグが機能していた。音は前モデルと変わらないか若干大き目な感じがしたがちゃんとドラグが回っている感じが出る音。あまりに小さい音だとちゃんとドラグが出ているのかちょっと心配になることがあるので私はこの音が好きである。
(昔のルビアスの繊細なドラグは音が小さすぎて・・・)
ただ、トラウトのメインタックルについているツインパワーC2000と比べてしまうとそこは劣るとしか言いようがない。価格差が1万円以上あるので当然なのだが・・・。
カルディア2014モデルの総評
購入して使ってみた感想だがこのリールは素晴らしいの一言。
2002年に最初のカルディアが生まれモデルチェンジを繰り返し歴史を積み重ねてきたリールだけあって完成度はものすごく高い。
メインのリールとして使いたいレベルの完成度。
エチレン製のラインは糸よれしやすく扱いづらいと言われて少し不安であったものの半日投げても特に大きなトラブルは起こらず糸よれもものすごく気になるようなレベルではなかったのはこのリールの性能が優れているおかげかもしれない。
いろいろなリールを使ってきたがこのリールの満足度は非常に高いレベルであると言える。是非ともいろいろな人に使ってみてほしいリールの一つだ。