2015年に発売されたニューモデルのダイワの最高位の中小型スピニングリール、イグジストを購入してみた。
モデルは2510PE-Hというモデル。意味は2500番クラスの(前の2桁)1.0号のPEラインを使う(3桁目と4桁目)ハイギアモデル(最後のH)。他にもフロロカーボンライン専用モデルとかもある。
詳しくはダイワのサイトにて。
フィッシングショーで村上晴彦氏が詳しく説明している動画があるので興味のある方はどうぞ。
(22分52秒付近よりイグジストの話が始まります)
早速釣りに行って使ってみたのでインプレッションをまとめておく。
外観はシックながら細かい装飾が多い
ひとまず開けてみて色々と細部まで見てみる。フィッシングショーでも見たのだがボディーはシックな感じ。
金は使われているものの控えめな金で主張しない感じはどんなロッドにも合うだろうと感じる。
とりあえず写真を撮ってみたので並べてみる。
ルビアスと比べてみるとわかるがネジが違う。イグジストは六角の穴。ルビアスは普通のプラスマイナスドライバー。
リールのケースは非常に分厚いネオプレーン素材。とんでもなく上等なケースがついている。
ちゃんと仕切りがついていてハンドルと別々に格納可能。贅の極みを感じる。
イグジストを川で使ってみる
早速ラインを巻いて実際に使ってみることにした。
最近チヌが釣れ始めているらしいので近所の武庫川へ行ってチヌ用のワームを投げてみた。この寒い中チヌなんか釣れんのかよって気分なんだがまぁ潮的にシーバスではなさそうだったのでとりあえずチヌ。
ロッドはチヌで使うと楽しいバスロッド、アドレナ。
実績ポイントにはウナギの稚魚をすくうおじさんが集魚灯焚いていたので入れなかったもののとりあえず使った感じを知りたくて適当に投げる。潮が引きすぎていて全然釣れる気がしない。
使用感はとにかく軽い。自重も異様なほど軽く、巻き心地もめちゃくちゃ軽い。ステラがロールスロイスならイグジストはマセラティ。多分誰にも伝わらない例えをしてしまうくらいステラとは感じが違うけどとにかく気持ちのいい軽さ。
しばらく使ってみて、2500番クラスのリールであるが2000番クラスのルビアスと同じ仕様感で扱うことの出来るリールだというのはすごくわかった。
あとこのリールの特徴は究極のドラグ「ATD」。実際に魚が自動的に弱ってやり取りが楽になる感触を味わってみたかったのだがアタリがないので残念ながら次回までお預け。
一応根掛かりの時にドラグをわざと出してみたのだが確かにものすごく滑らかなドラグの滑り出しだった。これまでのダイワのドラグとは明らかに違う。早くドラグを出しまくるデカイ魚とやりとりしてみたい…。
シーバス用のモアザンでも使ってみたがすごい使いやすい。ベストバランスとはこのことかと感じる持ち心地でリールを巻いているとめちゃめちゃ釣りがうまくなった気分になる。うまくなった気分を味わえるタックルだけれども釣れるかどうかは魚しだい。ベストシーズンに向けて準備万端。
流れの中を巻いてくると巻いている感覚から流れの強弱がわかりやすく伝わってくる。軽くてハンドルの回転が滑らかなリールだからこそこういった感覚が伝わってくるもので何処でヒットしてくるかが非常にわかりやすい。
3月17日追記
しばらく使ってみて、チヌをヒットさせることが出来た。
その感想だがドラグがもう本気の滑らかさ。自動的に滑りだす今までとは完全に違うスペシャルなドラグだということがわかった。(ゲットする前に調子に乗ってドラグ出されまくって根ズレで切られたりもしている・・・)
その後管理釣り場でトラウトを現モデルのルビアスで釣ったのだがドラグがあまりに違いすぎてルビアス大丈夫か?と思うほど。
結構長い間使い続けてきたルビアスがヤバイぐらいチープなものに感じることになってしまうのが新しいダイワのドラグシステムATDというやつだ…。恐ろしすぎる。
一度このドラグを使うとATD以外のドラグを搭載したリールのドラグが全く使えないものに感じるのでイグジストを購入する際はお気をつけ下さい。
使って気付いた欠点
ATDの滑りが良すぎてジャークしていると時々「チッ」という音が鳴る。そんなにドラグを緩めているわけでもないのに鳴るので少し気になる。
ドラグの音が大きめなダイワのリールというのもあるだろうがその点は好きになれない。あとは他のサイトにも書かれているようにスプールに何故か段差があることも気になる。
使用には全く問題がないレベルで飛距離やラインの劣化などがあるわけではないがダイワ最高位モデルの仕様としていかがなものかと思う。まぁどちらも実際の釣りには何の影響もないレベルなので私は寿命が来るまで使い続けるとは思うが。。。
カーボンダブルハンドルに変えてプレミアムおまもり君搭載済み。