釣りという趣味ははまる人ははまるがはまらない人ははまらない。
何が違うのか?それはわからない。
けれども私にとっての釣りは人生で一番興奮出来る遊びであり、どれだけやり続けても飽きることの無い究極の趣味なのである。
今回は釣りという趣味の魅力について少し語ってみる。
1.獲物をしとめるという太古からの本能
人間が誕生して300万年という年月が経っているが農耕が始まる1万年前までは狩猟・採集によって人間は生活してきた。
人間の歴史のほとんどが狩猟・採集だったわけだ。
長年の遺伝子に組み込まれた狩猟本能が釣りという獲物をしとめる本能を刺激する。
ということはより原始的な人ほど釣りにはまりやすいということか?
確かに俺の幼少期のあだ名は「お猿さん」なのだが・・・。
2.釣り仲間との釣り談義の魅力
でかい魚を釣った自慢話をしながら飲む酒ほどうまい酒は無い。
まあ酒の飲めなかったころからミリ単位で自己記録を比べ合うのが釣り人である。
同じ趣味の人間が理解し合えるのはコミュニケーションによって社会を形成してきた人間の根本たる欲求を満たすものだと感じる。
もしかしたら俺に釣り仲間が一人もいなかったら、俺は今まで釣りを続けて来れなかったかもしれない。それくらい釣り仲間というものが重要な存在なのである。
3.釣りたての魚が旨い
これも釣りの醍醐味の一つなのだが、釣りたての魚というのは漁師か釣り人のみにしか手に入らない最高の美味なのである。
釣ってから6時間以内に食うハマチの食感は生きてて良かった!これぞ人生の絶頂!と感じる幸せな一時なのである。
刺身は食感が命だと思えるのは釣り人だけかもしれない。
人生で一番旨かった魚は寒グレの刺身。究極の食感と甘み。過酷な釣りだからこそ味わえる味である。
死ぬ前に何が食べたいか?迷い無く答える味である。(釣りしてるおじさんのとなりで釣りしてたら貰えたのでぶっちゃけ釣ってない・・・)
4.没頭出来る
釣りをしていると時間が経つのが早い。なぜか?没頭しているからである。
なぜ時間が経つのが早いのかを考えてみたが、ものすごい集中力で糸から伝わる全てを感じ取っている。
底の感触、水の流れ、魚の反応、全てに集中して釣りをしているから時間が異常に早く過ぎる。
そして集中しているから朝5時から夜19時とかまでものすごい集中力で釣りをし続けることが出来るのである。
釣りをしていない人からすると「暇でしょ?」などという言葉が出るのだが全く暇な時間など無い。それが釣りだ。
たとえ水が濁っていようと水中から伝わる感覚だけでものすごいクリアに水中が見渡せる。
たった一本の糸と釣り竿だけで3Dで水中が想像出来るようになるのが釣り人なのである。
5.常に上を目指せる
人間、現状で満足してしまったら終わりだと思っている。
ただ、この社会どれだけ上を目指しても給料はグローバル化が進んで新興国に仕事が流れて行き上がらない。
どれだけ勉強しても仕事が出来るようになっても昔のように右肩上がりで社会が上昇していくことも無い。
閉塞感に満ちているのが今の日本だ。
だが、釣りに閉塞感は無い。
常に自己最高記録の魚を狙っていけるし、より大きな魚を狙って釣り場に通い経験値を稼ぎ釣りがうまくなっていく。
釣りほど経験がものを言う趣味は中々無いのではないかと思えるほどやればやるほど成長出来る。
意識の高い遊び人の遊び、それが釣りなのだ。
まとめ
なぜ釣りがこれほどまでにキチガイを生み出す趣味なのか?少しはわかっていただけたかと思う。
釣りとは本能であり、理想の追求なのである。そしてそれは一生をかけても惜しくない究極の趣味なのである。(私と私と同類の釣りキチにとって)