皆さんはAmazonでルアーを探したことがあるだろうか?
ネットショッピングをあまりしない人は知らないかもしれないが今、ネットショッピングの世界がパクリルアーだらけになっている。
そこで今回はAmazonで売られているパクリルアーについて書いてみよう。
中国製のパクリルアー
数年前はオルルドというところぐらいだったように思うが今ではFreshLife、SKYYUNS、LOEK・・・と聞いたことのない中華の釣具ブランドが大量に出品している。
これらのブランドで扱っているルアーはどれも日本のメーカーが研究・開発費をかけて実践で使用出来るまでに何度も試行錯誤を繰り返しやっと市場に投入出来るようになり、宣伝広告費をかけて認知度が上がり、安定して売れるようになった商品を模倣したルアーばかりだ。
これでは研究開発費をかけてルアーを製造するコストがまるごと中国に奪われているとしか言いようのない状態である。
意匠権を主張し、中国企業に対して販売差止めを請求することも可能だろうがいくらでも名前を変えて同じ商品を出してくるのは目に見えており、裁判費用が無駄になる可能性も高く、体力のない日本の中小釣り具メーカーは泣き寝入りするしか無いのが現状だろう…。
どんなパクリルアーがあるのか?
例えばどんなパクリルアーが反乱しているのか?ちょっとここで見てみよう。
ブリーデン・メタルマル
価格差は4分の1くらい。
コアマン・PB30
価格差3分の1ぐらい
タックルハウス・ローリングベイト
価格差3分の1程度
コアマン・IP
価格差5分の1以下
メガバス・ポップX
価格差10分の1以下
挙げるときりがないのでこの辺にしておこう…。
中国製の激安ルアーを使ってみた感想は?
アマゾンのレビューは高評価が多いがサクラもいたりしてやらせレビューが問題になっている現在、信用出来ない。
なので実際に買って使ってみたのだが、これが非常に良く出来ていて問題なく使用することのできるレベルと言える。
材質的には日本のメーカー程はちゃんとしておらず、素材が粗悪で針などさびやすいし、最初から曲がっていたりするものもあるので交換したほうが良いものもある。プラスチックの材質も悪いので長持ちはしないだろうと思われる。
それでも動きとしては問題なく使えて実際にシーバスをゲットすることが出来た。
このままでは日本の釣具メーカーは大きな痛手となる
上の商品を見ても完全なるコピー商品であり、現物から型をとってコピーを製造している商品ばかりのように見える。
金型を1から製造している日本のルアーメーカーはほぼ同じ商品を数分の1の値段で売られてはユーザーを奪われ続ける形となり、利益を奪われ商品開発に回せるお金が減ることになる。
そうなれば新商品は発売されず日本の釣り具業界は発展していかなくなるだろう。
本当に釣りが好きならこういったコピー商品を購入せずにちゃんとした日本メーカーの商品を購入していく法が良いだろう。