釣りをしていて起こるトラブルの中ではかなりストレスの溜まる根掛り。
ストラクチャーに魚が付きやすいことを考えると根掛りは釣りをする上で避けられないトラブルだと思うが、少しでも回収率を上げる方法があれば快適に釣りが出来ると思う。
今回は根掛りをはずすテクニックをいくつか紹介しようと思う。
1.竿を振る
一番簡単な根掛りの外し方が竿を素早く振ってショックを与えること。
外れる確率はそれほど高くないが軽くひっかかっただけの場合はこれで外せる。
ポイントとしてはラインがたるむのとラインが張られるという状態を繰り返すこと。
テンションが抜けてラインがたるんだ瞬間に外れることは多い。
2.ラインを引っ張って離す
竿を振ることでラインのテンションを張ったり緩めたりして外す方法の進化版がこのラインを引っ張って離す方法である。
このようにリールのところから出るメインラインを引っ張って離すことでより大きくテンションの差を与えてルアーにショックを与えることで根掛りを外す方法である。
この方法はかなり外れる確率が上がる。
大体30回くらい張ったり離したりを繰り返して外れないときは諦めた方がいいかもしれない。
3.ポジション変更
おかっぱりの場合、歩けばルアーを引っ張る角度を変えることが出来る。
角度は重要で、ルアーが何かに挟まって針がかかったわけではないけど根がかってるという状態の場合は角度を変えれば外すことが出来る。
対岸に渡ることが出来れば高確率で外すことが可能。
4.ルアーリトリーバーを使う
ルアーを外す専門器具を「ルアーリトリーバー」という。
これは専門器具なだけあって回収率は中々いい。
でも重要なのがどれも近距離しか外せないと言うことである。
5メートル以内の根掛りの場合は回収率は80パーセント以上と思われるが10メートル以上の場所では40パーセント以下だと感じる。
ボート釣りだとそれで問題ないのだろうがおかっぱりアングラーはその点心得ておかないといけない。
ルアーリトリーバーにも色々と種類があって、
1.ショック型
これはルアーリトリーバー自体が重いため、ルアーにぶつかった衝撃で外すと言う方法。
オモリだけで良いのでこのブログの人のように自分で作ってしまっても良い。
参考:http://nobeez.naturum.ne.jp/e1911454.html
2.チェーン型
ルアーリトリーバーにチェーンが付いており、ルアーの針にチェーンを絡ませるタイプ。
3.棒型
通常ルアーリトリーバーは紐のようなものでつながれているが棒型は長い棒の先端にルアーをつつく器具が付いている。根掛りした場所がその棒の長さより近くないとダメなのでボート用。
4.スナップ結合型
ルアーについているスナップをロックする構造を持ったルアーリトリーバー。
私は長年このタイプを使用しているが非常に回収率が高い。他のタイプより高いがルアーの回収率を考えると安いと思う。
5.引っ張る
引っ張るというのはラインをロックし、ロッドに負担がかからないように根がかり地点に竿先を向け、後ろ向きに歩いて引っ張るとうまくいくとはずせる。
針が細く、ラインが太い場合針を伸ばすことが可能だからである。
もちろんラインの強度を超えると切れるのでこの方法は他の手段が全く効かなかった時の最終手段として使う方法である。
根がかりを外すテクニックまとめ
釣りをしているとどうしても避けられない根掛りだが、上記のように外すことが出来る根掛りもたくさんある。
一番重要なのは、出来る限り太いラインを使用するということだろう。