ルアーでチヌを釣るチニングで使うリールはスピニングリールとベイトフィネスリールが今よく使われています。
スピニングリールが良いのか?ベイトリールがいいのか?それぞれの特徴などを詳しく紹介してみます。
目次
どういうリールがチニングには向いているのか?
スピニングリール
スピニングリールは軽いルアーを投げやすく、ドラグ性能も良いので比較的初心者向けのリールとなっている。
ベイトリール(ベイトフィネス)
ベイトフィネスリールはベイトリールの中でも2グラム程度の非常に軽いルアーを投げることの出来るリールのことで、パワーがあり強烈なチヌの引きでも問題なく寄せてくることが出来るのがメリット。
今売られているスピニングリールはどれも非常に性能が良くなっていて、トラブルも一昔前に比べると圧倒的に減っている。
使い心地も比較的低価格なモデルでも何ら問題なく使えるレベルになっている。
それでも長く使ってくるとリールによって違いははっきりとしていてドラグ性能(ラインがスムーズに出ていくか?)とかスムーズな巻き心地かどうかが明らかに違ってくる。
チニング用のリールとしての注意点は剛性が強いかどうか?と軽いかどうか?
高剛性のリールは強烈な引きに耐え強引にやりとりすることも出来る。やわなリールだと歪んで巻けないこともあるのがクロダイの引き。
軽さは感度と直結するので出来る限り軽いと感じるリールがよい。相反する強さと軽さのバランスが重要。
チニングにおすすめするスピニングリール
上に書いたことを踏まえた上で、私が自信を持っておすすめするスピニングリールを紹介しよう。
シマノ・ストラディックCI4
何の釣りに使っても優秀なのがこのリール。カーボンボディーの軽さとHAGANEギアが売り。シマノのギアは強くてクロダイの強烈な引きに向いている。ドラグ性能もグッド。
ダイワ・カルディア
軽さを追求しながらも高剛性のカーボンリール。リールが軽ければ感度も上がる。巻き心地の滑らかさも素晴らしく快適性が高い。ドラグ性能も優秀で細い糸でも切れない。2018年に最新モデルが発売され、規格がLTに変更されてますます進化が進んでいる。
シマノ・ナスキー
1万円ちょっとでこんなレベルのリールが手に入る時代になって驚いている。十分に使い続けることの出来るスペック。入門機として最強。
チニングにおすすめベイトリール
ベイトフィネスを選ぶ上でのポイントはタックルの軽さ。繊細なアタリを取る上でタックルの軽さは重要でショートバイトを取るなら軽いリールを使う事が大事。
あとは夜釣りでもトラブルが少ない扱いやすさや飛距離などにも気をつけて選びたい。
シマノ・ブレニアス
まず、おすすめしたいのはシマノのブレニアス。ソルト専用のベイトフィネスリールで自重わずか200グラム。とにかく軽いのだがアルミボディーで高剛性とチニングに理想的なリール。
シマノ・カルカッタコンクエスト
ダイワ・アルファスSV
ダイワのベイトフィネス用リールで自重175グラムと非常に軽い。マグネットブレーキは小さいルアーを遠くへ飛ばすのに向いているブレーキシステムでSVスプールはトラブルがとても少ないことで評判のいいスプール。繊細なベイトフィネスのチニングにマッチしたリールと言えるだろう。
アブガルシア・REVO
自重141グラムとトップクラスの軽さを誇るリールであり、ソルト対応ということでチニングにもベストマッチする。このスペックでこの価格を実現できるのはハイコストパフォーマンスが魅力のアブガルシアだからこそ。
おすすめチニング用ライン
クロダイのルアー釣りで重要なのは50センチ級の魚を確実にしとめることの出来るライン。クロダイの引きは尋常ではない。
50センチクラスになると竿が折れるのではないかという恐ろしい竿の曲がり方になる。これに加えて歯がすごい。アタリと同時に仕掛けごとぶち切られることもしばしば・・・。
バス用と同じでは厳しいので、エギング用に近いセッティングになる(流用可)。
具体的に書くと、メインラインはPEラインの0.8号以上を使用し、リーダーは1.5号以上。
大型が多いところだと3号をリーダーの先に20センチほど接続するのもいい。チヌは神経質で細いハリスのほうがよく釣れるというのは昼間の話で、夜なら基本的に太くても釣れる。
メインライン
メインラインのPEとして最高なのがこのライン。あまりにも根が荒いポイントで無ければ大体0.6号〜0.8号ぐらいあれば大物でも対応出来る。
PEラインは少し値段が高いと感じるかもしれないが基本的に1年くらいは使えると考えるとこの値段なら安いと感じる。
よつあみのX8は色々なPEラインを使ってきて多くの人が辿り着く理想のPEライン。
リーダー
フロロでやわらかくて強い。1.5〜2号ぐらいがちょうどよく、エギングのリーダーと同じでかまわない。シーガーグランドマックスは他の商品より高いが基本的に使うのは50〜1メートル程度なので使い方によっては2年ぐらいは使える。
ベイトフィネス用のラインはフロロ直結
ベイトフィネスタックルの場合はPEラインではなく、フロロカーボンライン6〜8LBを使う。私は7LBのフロロカーボンラインを巻いているがリーダーが不要でとてもストレスなく釣りが可能。7ポンドあれば40センチぐらいのチヌなら、ちょっとした岸壁でも抜き上げる事ができる(タモ推奨ではあるが)。
ベイトフィネスは時々バックラッシュなどでラインが痛みやすく基本的に消耗品と考えるとできるだけ安い物を使いたい。このフロロマイスターはクレハなので安心して使える。