レバーブレーキリールの使い心地が気になっていたのでエクセンスLBを購入して実際に使用してみる事にした。
なぜ、レバーブレーキ付きのスピニングリールが登場したのかレバーブレーキリールの歴史を書き出すと長くなるので各自でググってください。
まず今回購入したリール「EXSENCE LB」のスペックを少しだけ紹介すると、
・最大ブレーキ力:8.0kg
・最大ドラグ力:8.0kg
・自重:235g
・最大巻上長(cm/1回転):88
・ベアリング(SA-RB/ローラー):11/1
となっている。
(残念ながらこのリール2016年に廃盤となっている)
参考最新モデルについてはこちらから
持ってみた感想としてはとにかくレバーブレーキの常識を打ち破る軽さ。
これまでの4万円弱という実売価格のレバーブレーキリールは結構ずっしりとした重みを感じるイメージだったのだがCI4のカーボン素材がここまでレバーブレーキ搭載リールを軽くしてくれたのかと驚かずにはいられない。
前回紹介したステラC3000が225グラムなのでたったの10グラムしか変わらない事になる。
技術革新は素晴らしい。
エクスセンスLBの外観をチェック!
見た感じ同じシマノのヴァンキッシュによく似たボディーだが随所に細かい違いがある。
ハンドルの部は円錐型のエギングなどによく用いられるような形をしている。持ちやすさは好みが分かれるだろうが私は円柱型を昔から使っていたのであまり気にはならない。
質感はちょっと柔らかすぎる気もするのでそのうちコルクに変えると思う。
後ろから見るとこんな感じ。
下から見るとこんな感じ。
ハンドルと逆側から見るとこんな感じ。
リールシートのところにはメイドインジャパンの文字!
ハンドルを折り畳むとこんな感じになる。やっぱりハンドルたためるとコンパクトでいいね。
このリールの大きな特徴の一つがワンプッシュでスプールが外れる事。
レバーブレーキリールがよく使われる磯釣りでは昔から色々なラインをその時の状況によって使い分けているのでスプールごとライン交換出来るようにこういうシステムになっている。
ワンプッシュでドラグ調整もそのままにラインを取り替えられると朝は青物を狙って昼は根魚、夜からシーバスと同じリールで色々出来たりする。
オイルインジェクションが普通のリールと同じ部分に一つとレバー部分用に一つと別々の穴が開いている。
エクスセンスLB実際の使用感
使用感を確かめるためにチニングへ行ってきた。
タックルとのバランスだがバスロッドにこのリールを装着して使用してみたのだが6.4フィートのスピニングロッドでやや重量感を感じる程度で特に問題なく使用可能。
8フィート以上のシーバスタックルだとベストマッチする重量だろう。
投げてみるとやはりブレーキレバーが気になるのはある。これまで何も無かったところに突起がありキャストには少し邪魔な気はするが慣れれば気にならないレベル。
巻き心地はヴァンキッシュと同じくらいの滑らかさ。非常に快適に釣りが出来るレベル。
レバーブレーキのリールをシーバスに使うときって巻いてる間ずっと逆回転する状態なの?とかレバーを引っ張るとアンチリバースがかかるという事はブレーキ引きっぱなしでリール巻くの?と思っていたのだが実は今のレバーブレーキリールはブレーキを引かずに押すとカチッとスイッチが入り、普通のスピニングリールになる。
もはやレバーブレーキではなくなるわけだ。
このシステムのおかげで初心者はレバーブレーキの習熟が容易になり一気に普及する結果となったようだ。
ということで、魚がかかるまではいつも通りの釣りをして、魚がかかってからレバーブレーキを使ったやり取りを行うという釣り方がレバーブレーキリールの使い方。
残念ながらこの日は魚がどこかへ行ってしまったようで周りのエサ釣り師も誰も魚を上げていなかった。もちろん私にも当たりすら無かった・・・。
レバーを引いてみる
とりあえずレバーブレーキがちゃんと動作するかを確認してみる。魚がかからないので根がかりした時にレバーを引いてみる。
ちゃんとハンドルが逆回転する!初めて使うとなるほどこんな感じなのか!とイメージ通りの動きで納得。これなら魚が来たときも簡単に使える気がする。
レバーブレーキ付きのリールではドラグが存在しないものもあるがこれはちゃんとドラグもついているので不意の引きにも対応可能。
初レバーブレーキリールを使ってみたまとめ
最新のエクセンスLBはレバーブレーキ無しのリールとほとんど変わらない使用感なので誰でも簡単に使えると思う。
よくプロアングラーが普通のスピニングリールはオートマチックでレバーブレーキはマニュアルだと言っているが、確かにうまくレバーを使って魚を釣る事が出来るとより楽しい釣りになるだろうと思う。
追記:エクスセンスLBでシーバスゲットしてみた感想
シーバスを釣りに行ってみて実際に何匹かシーバスを釣ることが出来たのでレポート。
魚がかかっていざレバーを引いてみるとどうすればラインが出てどうすればストップになるのかちょっとパニクる。
これは多分何匹も釣れば自然に出来るようになるのだろう。
魚が遠くでかかった場合最初からレバーを引くと逆にバラす事もあるようなので足下近くまで普通に寄せてきてレバーを試す。
急激な引きに竿がのされてしまった場合でもレバーを離して糸を出せばやり取りしやすいロッド角度を保つ事が出来る。
そのタイミングをうまくはかって糸を出したり止めたりしてやり取りするのは結構病み付きになるかもしれない。
段々慣れてくると指の圧力調整でドラグみたいに使えるようになるので、もはやドラグはかなり強力に締め込んで使わなくなってくる。レバーブレーキリールでドラグの無い製品がある理由がわかる。
まぁまぁサイズも釣れたが本当にやり取りが楽しい。
モアザンとの相性は中々良さそう。
※紹介したアイテムは2016年時点ですでに廃盤となっています。