ザリガニといえば赤いやつを思い出すが実はあれはアメリカザリガニで日本のザリガニは小さく、水がきれいな場所にしかいない絶滅危惧種である。
ちなみに日本にはもう一種類ウチダザリガニというザリガニもいてこれも外来種。北海道で大繁殖して問題になっている。
そんなザリガニだが今回はどこにでもいるアメリカザリガニについて書いていこう。
ザリガニはどこにいるのか?
アメリカザリガニはどこに住んでいるのか?用水路や池、川など淡水の場所ならたいていどこにでも住むことが出来る。
ただエサが豊富なのが浅い場所で、雑食性のザリガニは水中の微生物や水生昆虫、魚の死骸などを食べて生活している。
おすすめのザリガニ取りスポットは用水路などで浅い場所なら水面を覗きこむとザリガニの姿が確認できる。隠れていることもあるので石の下などよく探してみるのをおすすめする。泥が溜まるような流れのないところを好む。
他にも農業用の野池などにも非常に多く生息しているが立入禁止の場所が多く取りづらい。
ザリガニの取り方
ザリガニを取るには網で捕る方法と釣って取る方法がある。
網で取る方法は簡単でザリガニを上手くすくえばいい。
アミは魚取り用の浅いアミを使えばよく、虫取り網などでも取れるが破れやすいため使い勝手が悪い。
選ぶなら魚取り用のアミをホームセンターや釣具店で購入しよう。
ザリガニは逃げるときに後ろへ勢い良く逃げるためアミはザリガニの後ろから持っていくのがコツ。
釣って取る場合はタコ糸をその辺にある棒などに括りつけてエサのスルメや煮干し、サバの切り身などに結んで投げる。
ザリガニ釣りの場合は特に重りやウキ、針などは不要でエサを直接つければいい。
ザリガニがいればすぐにエサを掴みに来るので重くなったらそーっと持ち上げるとハサミでしがみついて上がってくるだろう。
ただ、水面から持ち上げると餌を離して逃げることがあるので水面から出さないように後ろから網ですくってゲットすると良い。
ザリガニの飼い方
令和5年6月1日から「条件付特定外来生物」に指定され、購入や販売、野外への放出等が禁止されます。飼育している個体を引き続き飼育することは可能ですが、寿命を迎えるまで大切に飼育してください。野外で捕まえたザリガニは許可なく持ち帰って飼育することはできません。
捕まえたザリガニを家で飼う場合は最初はドブの食べ物を食べているため匂いが強いので、しばらくきれいな水に入れて泥抜きをするといい。
その後は水をザリガニが隠れるぐらいの量いれて飼う。水を入れすぎる必要はない。
隠れるのが好きな生き物なので石や植木鉢のかけらなどをいれて隠れ家を作ってやると喜ぶ。
エサはスルメや煮干しなどでも構わないが、ペットショップでザリガニのエサというのを売っているのでそれを使うというのも良いだろう。
水が悪くなりやすいので一週間に一度ぐらいは水を取り替えたほうが良いだろう。
ザリガニは脱皮して成長する生き物なのでたまに脱皮するが脱皮したてのザリガニは非常に柔らかいためあまり触らないようにしてあげること。
オスとメスをペアで買うとたまに産卵して子供が生まれる。そのまま一緒に入れて飼うと雑食のザリガニは自分の子供を食べてしまうので離して飼うとよい。
ザリガニの捕まえ方まとめ
アメリカザリガニは元々食用ガエルの餌として移入した生き物だが、実際は食用ガエルはザリガニを好んで食べることはないため膨大に数が増えている。
ただ、ザリガニの数を減らす天敵として最も怖いのがブラックバスと言うこれもまた移入種であるのは皮肉なことである。
ちなみにザリガニは食用にも出来て様々な国で食用とされている。たくさん取れたらきちんと泥抜きをして食べてみるというのも良いかもしれない。