関西ではポピュラーな堤防からのルアーゲームターゲット「サゴシ」。
サゴシについて少し説明すると、サゴシはサワラの子供の呼び名で40センチから50センチのものをこういう。
50〜60センチのものをナギと呼ぶらしい(Wikipediaより)が私の周辺では50超えたらサワラと呼んでいる。
非常に鋭い歯を持った魚で、簡単にラインをかみちぎるためルアー釣りでは気をつけないといけない厄介な魚ではあるものの味は非常に美味であるため人気の高いターゲットでもある。
(サゴシ・サワラを本格的に狙う場合はワイヤーハリスを20センチほど付けて釣りをすることをおすすめする。ナイロン・フロロの場合は10号以上のリーダーを同じく20センチほど使用)
引きは細長い魚特有の最初と最後だけ結構引くけど途中は針が外れたのかと思うほど引かないことのあるファイト。
サゴシはよく飛ぶ魚でエサを追っている時はしばしば水面から飛び出すサゴシを目にする機会があると思う。
肉食のため釣り方はルアー釣りの他、キビナゴでのウキ釣りや引き釣りなど色々な釣り方がある。
サゴシ釣りのシーズン
シーズンは回遊があればいつでも釣れるが春から秋にかけてよく岸沿いを回遊する。
特に秋は岸にアジやイワシなどのエサが回るシーズンなのでそれに寄せられてサゴシなどの魚も接岸しやすいシーズンである。
サゴシ釣りの注意点!
岸にあげたら首を踏んで押さえ込んで速やかに大型のプライヤーで針を外した方がよいだろう。
もしくはタオルでがっちり首をつかんで固定するなど。歯が鋭いので不用意に暴れさせると危険極まりない。
図のようにサバ折りすれば活け締め完了。
暴れられてケガをしないし鮮度を保てるのでサバ折りでしめてからクーラーボックスへ入れよう。
ショアジギングでのサゴシ攻略
一般的にサゴシ・サワラを狙う場合の手法はショアジギングと呼ばれる岸からメタルジグをぶっ飛ばすルアー釣り。
岸近くを回遊してる場合は20〜30グラムのメタルジグでも問題なく攻めることが出来るが、ショアジギングのメッカとなっているような大堤防、沖堤防などではシイラやヒラマサ、ブリなどを狙うついでにサゴシを狙ったりするので40〜80グラムといった大型のジグでもよく釣れている。
攻め方は基本的に高活性な時間帯は表層で跳ねているので表層攻めだけでオッケー。動かし方も派手に動かして見つけてもらうようにすれば食ってくる。タダ巻きでも実績は高い。
活性の低い時間帯には遠投して、底までルアーを沈めアクションさせながら巻き上げてくる方法でよく釣れている。
注意点は、歯が鋭い魚なので食ってきても乗り辛い。ルアーがボロボロになっているのに乗らないこともある魚なので必ずジグのテール側にトレブルフックを付けて掛かりをよくすること。
シーバスルアーによるサゴシ攻略
サゴシが岸よりにいる場合はシーバスルアーでも釣れる。メタルジグを使うよりも表層をゆっくりと攻めることが出来てヒットに持ち込みやすい。通常シーバスルアーには前後にトレブルフックがついているのでメタルジグより掛かりやすいのは当然である。
実績のあるルアーはバイブレーション、ミノー、スピンテールなどの一般的なシーバスルアー。使い方はタダ巻き、トウィッチ、リフトアンドフォールなど。
注意点はサゴシはシーバスよりも岸にあげてから物凄く暴れる魚なのでルアーが破壊されることがある。勝手にフックが外れたと思った時はフックが伸びていないかを必ずチェックしておきたい。
バイブレーションなども暴れた際にボディーにひびが入ったりすることがある。
シリテンバイブなどのような割れにくい素材のルアーか鉄板系のバイブレーションがおすすめ。
ワインドでのサゴシ攻略
タチウオやシーバスのようにワインドでもサゴシは釣れる。ハマれば一番釣れるのがワインドでのサゴシ攻略。
ワインドについて詳しく書いたページはこちら
サゴシワインドでの注意点についてだが、サゴシは牙物であるため針がかりし辛い。そのためシーバスを狙うような速いワインドでは乗らない場合がある。
そういう場合には出来る限りゆったりとしたしゃくりでゆったりと動かすことを心がける。フォール時間を長めに取って食うチャンスを増やすのもよい。
アシストフックは必須。
サゴシの釣り方まとめ
サゴシは堤防から気軽に釣れる人気ターゲットで割と釣り初心者でも簡単に釣れるのでおすすめのターゲットである。
重要なのは歯が鋭いのでけがをしないことと糸を切られることが多いので安いルアーを使うこと。
是非とも堤防に通って美味しいサゴシを釣っておかずを華やかにして欲しい✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
ちなみにどんな料理にでも合う白身の魚だが、釣りたてのサゴシのお刺身は最高に美味なので是非とも釣れたらお刺身に!