今日はネタが無いので思い出話をひとつ。
自分とシーバスとの出会いの話。
2001年の春。
ちょうどサクラが満開のころだった。
大学進学のため東京へ引っ越すことがきまり、最後に近所の武庫川へブラックバスを釣りに出かけた。
この川でブラックバスを釣るのはそう簡単なことではないので最初から期待はしていなかった。
この川にはヘラ師の池元さんがいつもいる。
このおじさんとは仲良しなのでブラックバスの釣果を聞いてみた。
このおじさんは武庫川のことは何でも知っている。
するとブラックよりシーバスが河口のほうで釣れているというのだ。
それは面白そうじゃない!
ってことで早速河口の堰堤に向かう。
干潮間近ということでだいぶ水深が浅くなっていたものの落ち込みのところが深くなっているのと前日の雨で増水しているため水深は保たれている。
まず普通のバス用ルアーのスピナーベイトで探る。
まぁ反応は無い。
ダメかな。と思いながら投げていると横に高校生くらいの兄ちゃんが来て投げ始めた。
それをぼんやり見ていると兄ちゃんヒット!
すげぇ〜ほんまにシーバス釣れるんや!
で、60センチくらいのサイズのシーバスをゲットした兄ちゃん。
話を聞くと雨のあとは高確率でシーバスが釣れるらしい。
これはチャンス!ってことで近くのちっちゃい釣具屋で一番安いシーバス用バイブレーションを購入。
開始直後に根掛りで持っていかれる。
ショックだったが360円なのでしょうがないからもう一個購入した。
なぜかその釣具屋のオヤジに拾ったルアーを強引に250円で買わされる。
気を取り直し釣り開始。
しばらくやっているとガツン!グググッ!
待望のアタリ!
思い切りあわせて巻くとスーパーエラ洗い!アンドものすごいテールウォーク!70近いその魚の激しい引きに12ポンドのバス用ナイロンラインはギリギリだった。
バイブレーションでそんなやり取りしたらばれる事が多いけどこのときは鬼掛りだったので何とかランディング。岸に上げたとたんラインは切れた。
この65オーバーのナイスプロポーションシーバスが思い出の初シーバスだった。
ちなみに真昼間の出来事だ。
このエキサイティングな釣りはブラックバスの釣りと全く違う興奮をもたらし東京で本格的にシーバスフィッシングを始めたというわけです。