秋ぐらいになれば小さな漁港や湾奥の波止場など、どこでも釣れるアジであるが、通年釣れるのが外洋に面したところで水深がある場所が近いほうが接岸しやすくなっている。潮に乗って入って来やすいのだろう。
いろいろな場所で釣れるアジではあるが、ここでは一般的な漁港でのアジングを紹介する。
目次
漁港ポイントマップ
ポイント1・街灯(ライト)
こういうところだと大体、夜間はライトが点灯しており、そのライトに集まるプランクトンを求めてアジが集結する。なので手っ取り早くアジを釣ろうと思うとこういうところが一番いいポイントとなる。
ライトが無いとだめなのか?昼間は釣れないのか?と思うところだがそういうわけでもない。昼でも釣れるし、暗い場所でも問題なく釣れる。ただ、夜に明るいところでやる方がが簡単といえるので初心者はまずこの条件の場所でやることをおすすめする。
ポイント2・ミオ筋(船道)
漁港内でも釣れる場所が必ず決まってくるが、ライトの真下の明るい場所の他には、ミオ筋と呼ばれる船の通り道となっている場所。
ここは船が座礁しないように周りの場所よりも深く掘られているので回遊魚の通り道になりやすい。
ポイント3・スロープ
スロープと呼ばれる船を陸に上げるための斜面。浅いところにはベイトフィッシュが集まりやすく、アジもたまりやすい。アジのサイズは小型のものが多くなるが良く釣れるポイントなのでおすすめ。
ポイント4・漁船周り
漁船周りも魚の集まりやすい場所で街灯の明暗などがあれば釣れやすい。キャストが少し難しく、長いロッドより短いロッドで攻めたい場所。
ポイント5・ブレイク(かけ上がり)沿い
ブレイクは大型のアジの回遊がある場所で釣れるとサイズは良いことが多い。ただし、正確にかけあがりの場所をイメージして潮の流れを読み攻めなければならず回遊も必ず来るとは限らないため難しいポイントではある。
その他のポイント
その他にも潮目や沈み根、温排水などが攻めるべきポイント。あと盲点だがサーフにもアジは周ってくる。
アジングでのポイント選びの重要なこと
アジング以外のルアー釣りでも同じことなのだがまず、ベイトフィッシュがいなければ魚の捕食スイッチが入らない。
アジングの場合は時期によってアミと呼ばれるエビみたいなプランクトンや、イワシの子供やイソメなどがベイトフィッシュとなる。こういった水中を浮遊しているようなベイトフィッシュは光に集まる習性があるので灯りの周りがベストポイントとなるのである。
灯りの周りではなくても状況によって潮がぶつかり合う場所や沖のかけあがり周辺などでベイトが溜まることがある。実績ポイントであってもベイトがいなければ移動してベイトがどこにいるかを探した方がいいだろう。