釣り用のクーラーボックスを選ぶ上の基礎的な話は以前書いた「どれがいいの?おすすめはどれ?釣り用のクーラーボックスの選び方」を参照していただけるとわかると思うが今回は2018年版の最新釣り用クーラーボックスについて調査してみたのでそのことについて書いてみる。
クーラーボックスを選ぶ要素は4つ
軽くクーラーボックスを選ぶポイントをおさらいしておくと以下の要素をチェックすると理想的なクーラーボックスを買えると感じる。
- 容量
- 保冷力
- 形
- 使いやすさ
容量
リットル表示でおおよその大きさを把握でき、細かい部分は縦横奥行きの3辺の長さをチェックすると良い。
魚の場合は大物のブリ、シーバスなど長さのある魚を持って帰る場合はその魚の長さが収まるサイズが理想ではあるが80センチのブリでも尾びれを切れば70センチ程度になるし頭を落としてしまえば60センチでも収まる。
私の場合は、基本的に11リットルサイズでアジングやメバリング、エギングまで対応。21リットルサイズで真鯛、ハマチ、スズキなどそこそこ大きな魚に対応。それ以上の魚を狙ったりする時は35リットルサイズで対応している。
保冷力
真空パネル >>>> ウレタン断熱材 > 発泡素材断熱材
見た目は同じでも中の断熱材によって保冷力に差がある。価格が高いほど保冷力が高くなっているがそこそこ重量が重くなってくるので注意が必要。真空パネルも全面の場合と底の1面の場合などがあるのでチェックしておきたい。
実感としては発泡素材は保冷剤の量にもよるが一日で氷が全て溶けきるレベルの保冷力で長時間の使用には向かない。ウレタンの方が高価ではあるが発泡素材と保冷力にそこまで大差はない。真空パネルの保冷力は発泡素材やウレタン素材とは比べ物にならないレベルで上。
参考:熱伝導率比較→スチロール素材(0.03〜0.04)、ウレタン素材(0.02〜0.03)、真空パネル(0.002〜0.008)
ダイワのサイトより
※値が小さいほど熱が伝わりづらく保冷力が高い
形
形は容量とかぶる点があるが縦長か横長かがメーカーによって違い、横長なら魚がまっすぐ入るし、縦長ならペットボトルが縦に入る。利用の用途が釣り場へドリンクを冷やして持っていくのがメインなのか魚を持ち帰るのがメインなのか?で使いやすい形が変わってくるだろう。
使いやすさ
これは取っ手が持ちやすいとかワンタッチで蓋が開くとか水抜きの弁が開けやすいとかキャスターがついてるとかそういう部分。古いクーラーボックスと最近のクーラーボックスではこの使いやすさが大きく変わっている事が多く出来れば触って確認しておきたいポイントである。
2018年発売中のクーラーボックスまとめ
今買える釣り用クーラーボックスを厳選して紹介しておく。
小型シーバス、ヒラメ、マゴチ、チヌ、真鯛、アオリイカ、アジング、メバリングなど用の中小型クーラーボックス
ダイワ
クールラインα シリーズ
10リットル、15リットル、20リットル、25リットルの各クラスが選べるダイワの小中型クーラーボックス。発泡素材のSクラス、ウレタン素材のGUクラス、1面真空バネルのSUクラス、全面真空パネルのVSクラスと細分化されたモデル展開で欲しいサイズとモデルが選べる。
参考:ダイワ・クールラインαシリーズ
ダイワ(Daiwa) 2013-07-18
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プロバイザーHD
16リットル、21リットル、27リットルの各サイズのクーラーボックスで保冷力はS(発泡)、GU(ウレタン)、SU(一面真空)、ZSS(全面真空)の各モデルがある。
このクーラーの特長は使いやすさで全モデルにすべり止めのふんばるマンというパーツが標準装備されており、最上位モデルZSSには消臭機能も搭載。頑丈なマッスルボディ、ソフトアップオープンシステムなど機能が充実。
公式サイト:プロバイザーHD1600
ダイワ(Daiwa)
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クールラインキャリー SU/GU/S 1500 ←2018NEW
15リットルサイズという中型サイズクーラーボックスにキャリーが付いたモデルが登場。はっきり言ってクーラーボックスは中に色々詰めると重い。15リットルサイズでもキャリーは必要と感じていたし、おそらくみんな別売りのキャリーを購入していたと思う。この製品は最初からキャリー搭載でいちいちキャリーにクーラーボックスを乗せる手間が無くなった。
シマノ
フィクセルシリーズ
9リットル、12リットル、17リットル、22リットル、30リットルの各サイズ、ライト(発泡素材)・ベイシス(ウレタン断熱材)・リミテッド(3面真空パネル)・プレミアム(6面真空パネル)・ウルトラプレミアム(6面極厚真空パネル)(22リットルと30リットルのみ)の各モデルがある。
公式サイト:フィクセル
SHIMANO(シマノ) 2015-03-31
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ブリ、サワラ、シイラ、大型シーバス等用の大型クーラーボックス
ダイワ
プロバイザートランク
35リットルクラスでS(発泡スチロール)、GU(ウレタン断熱材)、SU(1面真空パネル)、TSS(3面真空パネル)のモデルがある。横長のクーラーボックスで一番長いところが内寸55センチあるため60センチ程度の魚なら軽く曲げればすっぽり収まるサイズである。キャスター付きで持ち運びにも便利。
公式サイト:プロバイザートランク
ダイワ(Daiwa) 2013-05-29
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トランク大将
40リットルと50リットルの2サイズでS(発泡スチロール)、GU(ウレタン断熱材)、SU(1面真空パネル)、TSS(3面真空パネル)のモデルがある。50リットルの方で内寸73センチあり、ブリクラスの大物でも収容できるサイズとなっている。もちろん運搬に便利なキャスター付き。
公式サイト:トランク大将
ダイワは更に大きなビッグトランクIIもラインナップ。
シマノ
スペーザシリーズ
25リットル、35リットルの各サイズ、ライト(発泡素材)、ベイシス(真空パネル1面)、リミテッド(真空パネル3面)、プレミアム(真空パネル6面)の各クラスがある。35リットルはライト以外は全てキャスター付き(ライトはキャスター付きと無しが選べる)。25リットルはキャスター付きと無しが選べる。キャスター付きの場合取っ手が長く移動が楽という特徴がある。
公式サイト:シマノスペーザ
SHIMANO(シマノ) 2014-06-18
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スペーザホエールシリーズ
シマノのスペーザは更に大きなスペーザホエールシリーズもありこちらは45リットルと60リットルのサイズでライト、ベイシス、リミテッドの3モデル展開となっている。
SHIMANO(シマノ) 2011-06-21
売り上げランキング : 15911
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2017年釣り用クーラーボックス購入のまとめ
今までは日帰りの釣行が多かったため発泡素材の断熱材のクーラーボックスで特に問題なく使用できていたのであるが、最近は車中泊して釣りに行くことが多くなり流石に2日目となると発泡素材の断熱材では全く氷が残っておらずなんなら前日釣った魚がすでに匂いを発し始めている状態になっていて限界を感じた。
今年は釣旅をテーマにして長距離遠征を繰り返そうと思っているので保冷力の高いクーラーを買おうと思っている。
また新しいクーラーを購入したら何度か使ってみてその商品についてレポートしようと思う。