匂いが強烈でその集魚力と味のパワーにより「エサより釣れる」とまで言われる生分解性ワーム【Gulp!ガルプ】の保存と運搬についての話をしてみる。
Gulp!ガルプとは?
おそらく釣り好きなら間違いなく知っているワームであるが、少しだけ説明しておくとアメリカのバークレー社開発した新素材のワームで味と匂いがついており、生分解性のワームである。
その匂いは強烈で独特なスルメイカ臭のような匂いがする。
匂いは通称ガルプ汁と呼ばれる液体から発生していてガルプにその液体が染み込んでいる。その為ガルプは乾燥すると液体が蒸発し、干からびてカチカチになって再使用不可能。
生分解性なので年月が経つとバクテリア等によって分解されボロボロになる性質があり、自然に優しいが1年前のワームを使おうとしてもボロボロで針持ちが悪く実用に耐えない場合があるので注意が必要。
とにかく使いづらいワームではあるが他のどんなワームやルアーでも釣れない時にこれだけは釣れるということがあるので常に携帯しておきたいワームではある。
ガルプは液が漏れる
はっきり言ってガルプを使った事がある人ならほぼ100%の人がガルプ汁を鞄の中などに漏らしたことがあると思う。液染みとガルプ臭がついてショックを受ける・・・。
なぜ漏れてしまうのか?というとパッケージの構造上漏れてしまうからとしか言いようがない。元々のパッケージで保管していると確実に液漏れしてしまう・・・。
ガルプ保管容器を使う
最近はガルプ以外にもエコギアのアクアという生分解性で液に浸かっているワームが売られていてそういった液体に入ったワーム用のケースがいくつか売られているのでそれを買って移し替えてから持ち運ぶのがベスト。
大量に持ち運ぶ時は大きめサイズのもの
エコギアアクアを持ち運ぶ専用ケース。大量に持ち運ぶのにはベスト。
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メイホウのケースは110ミリと80ミリの2タイプがある。
メイホウ(MEIHO)
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ちょっとだけ持ち運ぶ時は小さめのもの
エコギア 2013-07-31
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ただし、横に向けてしまうと100%もれないわけではなく漏れる時は漏れるので一応ビニール袋やジップロックに入れておきたい。
どうしても保管容器がない場合
出来れば専用の保管容器で持ち運びたいが出先で買って使って持って帰ると言うような場合には専用保管容器が手に入らない場合もある。
そんな時には最初から入っている液を全部捨ててしまおう。若干勿体無いような気もするが結局全部鞄の中とかで漏れて最終的に無くなるので最初から捨ててしまった方が安全。
それでも少し漏れたりするのでコンビニの袋などで更にカバーしておくことをおすすめする。
ちなみに、液体が無くてもしっかりとパッキンを締めておけば1〜2ヶ月はそれほど問題なく使用可能。
専用保管容器でも飛行機で預ける時は注意!
飛行機の手荷物に入れる場合や空港で預ける場合、上空で気圧が下がった時に中の圧力が上がって液が漏れる事がある。
そのため飛行機で移動する場合は液を極力入れないか何重にもビニール袋で包んで漏れても大丈夫なようにしておこう。
ガルプの液漏れ対策まとめ
ガルプは本当にエサより釣れるんじゃないかと思うほどガルプでしか釣れない時があるほどブラックバスでもシーバスでもチヌでもアジなどでも大活躍する渋い時の救世主的存在だが液漏れだけが残念。
このページに書いた液漏れ対策を参考にガルプと上手く付き合っていこう。