ちょっと色々サイトを見回ってたら2012年と古いのだが以下のページに行き着いたので今回はちょっと釣り具業界の話をしてみる。
釣り具店チェーン バス釣りバブル後の市場縮小にピリオドは打てるか
釣り人口は今の状態で増えなくていい
釣りというレジャーは他のレジャーのように人口が増えてくるとダメになるレジャー。
前のバス釣りブームでわかったことだが釣り人口が増えれば増えるほど一人あたりに釣れる魚が激減する。
釣れない釣りは初心者に面白くないものだと認識させてしまうためどんどん釣りから離れていく。だから結局釣り人口というのは限界が存在すると言わざるをえない。
他にも釣り場の数には限界があり、釣り公園や釣りのできる場所がいっぱいになれば釣れない場所でもやらなきゃダメになるし不届き者は釣り禁止場所で釣りをしたりするのも問題になってくる。釣り全体へのイメージダウンに繋がりかねない。
紹介した記事にも書かれているがバス釣りブームで出来た釣具屋は全て淘汰され今や一つも残っていない。関西の上州屋はほぼ消え去り上州屋系列の好日山荘に変わったりしている。
私の好きだったトピックというルアー専門店もバスブーム収束に巻き込まれてついでに潰れた。バス釣りブーム以前からあった店なのにバス釣りブームのせいで潰れた被害者である・・・。ブームというのは恐ろしいと思い知った。
ということで釣り人口は現状維持を保てるかどうかを考えたほうがいい。無理に釣りアイドルとかを流行らせたりする必要はないと思う。(個人的には大歓迎)
高齢化が進めば釣り具業界は潤うのか
記事の中に高齢化がすすんで引退した人が釣りを始めてお金を使うというようなことを書いていたがそれは違うというのが私の意見。
釣りにははっきり言ってお金がかかる。高齢者は年金収入と蓄えていた貯金で生活をしなくてはならず、今後年金制度がどうなるかわからない時代に釣りに対して多くの金を使うことなど出来るはずがない。
高齢者が釣りを始めても若者のように単価の高いルアー釣りに行くことは少なく多くの人がエサ釣りをする。そう考えると客単価は非常に少なくなり釣り具業界が期待するような経済効果は得られないというのが私の意見。
私が働いていた時も実際に秋は非常に忙しくご高齢のお客さんがたくさん来たが殆どの人がエサと仕掛けのみの購入で異常なほど客単価が下がった。
釣り場で見かけるおじいちゃんの釣り竿を見ると何十年使ってるんだろうって言うような竿を使ってる人が多い。結局歳を取ると新しい釣り竿よりも使い慣れた釣り竿のほうが良くなるのかもしれない。
釣り具業界の狙うべきターゲット
今一番釣り具業界が狙うべきターゲットは外国人であると断言できる。
事実中国人が日本に爆買いに来ていて中国で人気のターゲットである鯉釣り用の釣り竿は高いものから売れていくという状況である。
買いに来る人はほぼバイヤーで日本の釣具店で買った釣り竿やリールを中国で富裕層に数倍の値段で売っている。その為釣りの知識など全く無い若い中国人女性などがこのメーカーの釣り竿はあるかと聞いて買っている状態だとか。
そう考えると今後経済発展していく国を狙って商品開発したり販売ルートを開拓していくほうが国内の需要を増やすよりも圧倒的に効率が良いとかんがえられる。(実際某メーカーは中国人向けの金装飾超高額ロッドを開発したりしている)
中国のバブルが弾けても今後はインドや東南アジアの経済発展が見込めるのでメイドインジャパンブランドはまだまだ売れると考えられる。海外のタックルを見ていても明らかに日本の釣具は世界最高レベルだと思うので確実に今後需要は拡大し続ける。
今回のまとめ
色々と書いてみたけど多分紹介した記事の人も最近の外国人旅行者の増加などを見たりしてると多分私と同じ意見になっていると思う。
以上、釣り具業界の発展を願う釣活くんの考えていることでした。