追記:2024年現在立入禁止となっています
西宮のヨットハーバーのとなりにある波止で毎年タチウオシーズンになると賑わう釣り場である。
私も毎年通っているが平日でも太刀魚シーズンは夕方4時ぐらいから混み始め、夕まずめにはほぼギッシリで入れなくなるような混み方をするがそれだけ釣れるポイントとなっている。
目次
西宮ケーソンで釣れる魚
ルアーで狙うなら一年中釣れるのがシーバス・チヌ、夏場から秋にかけて回ってくる回遊魚(サゴシ・ハマチ・ブリ・タチウオ)が狙える。
エサ釣りでは黒鯛やサビキでイワシ、サッパ、メジナなど。ズボ釣りで石鯛の子供のサンバソウやガシラも狙える。他にはサヨリなどもよく釣れている。夏場にはタコなども釣れる。
西宮ケーソンという釣り場の周辺情報
https://www.google.co.jp/maps/@34.7081797,135.3380378,16.15z
トイレは無く、ゴミは基本持ち帰り、駐車場はすぐとなりにあるヨットハーバーの駐車場を借りる。近くにコンビニあり。
西宮ケーソンへの入り口は多少わかりづらいが駐車場から歩いてトラックがたくさんある場所の横を通り、堤防の方へ行く。
非常に長い堤防で歩くと先端までは10分ぐらいかかる。常連は自転車を使って中に入る人が多い。
入口付近はサビキの有力ポイントで魚が溜まりやすくなっているが回遊魚は入って来にくいがタチウオシーズン終盤になってくるとこの付近にタチウオが居付き足元でもよく釣れるようになる。
シーバスは入り口付近でもよく釣れていて足元に着いている。エビ撒きでしばしばハネが入れ食いになるポイントである。
歩いていくと一つ目の角(カーブ)に突き当たるが、ここは沖向きにテトラが入っており、魚が付きやすい。チヌやシーバスの好ポイントとなっていて非常に実績が高いエリアだ。
ここから2つ目の角までは沖向きはずっとテトラが沈んでいるのでチヌやシーバスはどこでも釣れる。内向きは特に変化はないが護岸にシーバスがついていることがあるのでテクトロで釣れたりする。
2つ目の角の沖向きにはテトラが積んであってこの付近もシーバスやチヌが溜まりやすい場所となっている。
2つ目の角から先端までは回遊魚シーズンの超有望ポイントで、目の前でナブラが発生することもある。
ここからは内向き方向も潮通しがよく、回遊魚が回ってくるポイントとなる。意外と人が少ないことのある東向き(内向き)は西向き(外向き)よりも釣れることのある穴場的ポイント。
西宮ケーソンを歩いて紹介動画
駐車場から西宮ケーソンの先端まで全て歩いて紹介した動画です。
タチウオを釣るならここ
西宮ケーソンでタチウオを釣るなら沖向きがいい。ただ、一つ目の角から2つ目の角にかけては潮が緩いこともあり、ウキ釣り師のエリアとなることが多い。ルアーで狙うなら2つ目の角よりも奥で狙うのがおすすめ。
上にも書いたが2つ目の角より先端側は風向きや潮の流れの状況次第で内向きでも外向きでも変わらない釣果があるので人が少ない内向きもおすすめしたい。
シーバスを狙うならここ
シーバス狙いなら断然テトラの周辺がおすすめ。魚がテトラに付きやすくストック数が多い。
テトラで釣るときのコツはテトラにルアーを当ててイレギュラーを起こさせること。特に沈みテトラにぶつける釣り方はとにかく実績が高い。人が多くすれまくっているので普通に巻くだけではなく、こういった一捻りくわえたテクニックを使う必要はある。
入口付近に船が止まっていて照明がある時はその付近に小魚が集まりやすく、シーバスもその周辺に集まりやすい。イワシなどが溜まる時はミノーで入れ食いになることもありチャンス。船に引っ掛けないように注意して釣りをして欲しい。
あとはテクトロもおすすめで同じ場所で何匹も釣れるので内向きをひたすら往復するのもあり。
ちなみに、私のシーバス最高記録の92センチもこの西宮ケーソンで上げているのでランカーも期待できる場所である。
ハマチ・サゴシを狙うならここ
断然2つ目の角より先端側の東向き(沖向き)がおすすめ。潮の流れが当たっている時は特に期待できて足元でボイルだらけになることもある。
ただ、やはり沖の方でボイルしていて、なかなかルアーが届かないエリアだったりすることも多いので飛距離が稼げる鉄板バイブレーションや、タングステン素材のジグなどぶっ飛びルアーを常備しておきたい。
潮の向き次第では内向き側でもナブラが発生するが先端付近の方が圧倒的に青物が回りやすいので青物を狙う場合は頑張って先端付近まで歩いていくことをおすすめしたい。
西宮ケーソンでシーバスを狙うならこのルアー
ラパラ・CD9
はっきり言ってずば抜けた実績を持つルアー。とにかくタダ巻きだけで問題なく釣れる。テトラに当てたりするのも良くて根がかり回避能力も高いので積極的にテトラ帯で使うと良い。
タックルハウス・ローリングベイト77
このルアーの特徴も根掛かり回避能力の高さが高いことで、沈んだテトラにわざとぶつけてリアクションバイトを狙える。昼でも夜でも使える汎用性の高さも売りの一つ。私が92を釣ったルアーがこのローリングベイトのアカハライワシカラーである。
デュエル・ハードコアスピン
このルアーは夕まずめ狙いに強く、日の出ている時間帯に使うと釣れる。朝マズメ狙いでも活躍。狙い方は他のルアーと変わらずタダ巻きメインで良いがこのルアーも障害物へのコンタクトが効くことがある。オヌマンの提唱する「3度底」メソッドを使って底を何度も取り直しヒットに持ち込むのも有効。
ティムコ・ベイスラッグ
このルアーはタダ巻きするとS字を描くルアーなのだがチョンチョンとトウィッチすると大きくダートするルアー。このダートが非常に効く事がある。使い方としては先端まで歩いて行く時にとりあえず湾内の護岸沿いをひたすらテクトロトウィッチで誘いながら歩いて行く。護岸に魚がついていればガツン!と食ってくる。地味にこれでしか釣れないこともあり、同じ場所を往復して釣っていくというのもあり。
西宮ケーソンでタチウオを狙うならこのルアー
ダイソーのミノー
9センチのシーバス用ミノーがおすすめ。タダ巻きではあまりいい動きではないのだがちょいちょいと竿でアクションを付けてやると結構いい動きになる。このミノーはシンキングでもそれほど沈まなくてほぼ表層を狙うルアーになるためタチウオの活性が上がりボイルをしているような状況で使うとよく釣れる。塗装が弱く、タチウオの歯でボロボロになるが100円なのであきらめがつくのも良い所。針は掛かりやすい針に変更しておくことをおすすめする。
バスディ・レンジバイブ70ES
タチウオの活性が高い状況ではレンジバイブを多少速巻きしてやるとガンガン釣れる。回遊を狙うので短時間に手返し良く釣ると考えるとこのルアーが一番持ってこい。段々と活性が下がってくると食いが落ちるのでそうなってきたら他のルアーにチェンジする。パイロットルアーの筆頭的存在。
オンスタックル・マナティー90
元祖ワインドルアーがこのルアー。レンジバイブやミノーに反応がなくなってきたらこのルアーの登場。アタリの無くなった場所からまたどんどん釣れることもよくある。居れば釣れるすごいやつ。アシストフックは必ず付けて、出来ればシングルフックではなく、ダブルフックになったタイプが良い。
青物狙いならこのルアー
ダイワ・TDペンシル
青物はトップで釣れることも多い。ボイルが始まる前からペンシルを投げて狙うと飛び出ることもある。日が昇ってからもチャンスはあり、潮が動き出すタイミングなどでボイルが始まることもしばしば。
コアマン・IP26
鉄板系も青物に強いルアー。基本的に着水後すぐに速巻きしているとガツンと来ることが多い。遠投が効くので広範囲を狙えることもメリットの一つで沈みも速くすべてのレンジを手っ取り早くチェックすることも出来る万能ルアー。一つは必ず持っておくのをおすすめしたい。カラーは無難にイワシカラーで良い。
ジャッカル・アンチョビミサイル陸式
このルアーはワインドのようにしゃくって使うルアーでワインドのようにワームのセッティングがめんどくさくないというメリットも有るルアー。水を切り裂くロングダートが肝でスライド中にひったくっていく。ダートでラインがたるんだところをサゴシに切られることもあるためサゴシがいる時はワイヤーのリーダーを30センチぐらい入れると良い。
闘魂ジグ
メタルジグは青物の定番だが私のお気に入りは闘魂ジグ。パッケージから出したら即使えるようにフックが両側に取り付けられているので手間いらず。動きも優秀で非常によく釣れる。青物でもタチウオでも何でも来いな激釣れメタルジグ。
西宮ケーソン紹介まとめ
ぶっちゃけ西宮ケーソンは私のホームグランドの一つで紹介したくないランキング上位の釣り場だが釣りブロガーとして釣りを広める立場にあるということでここは身を削って紹介してみた。
非常に人の多い釣り場であるが割りと駐車場から歩く必要があったり、トイレが無いなど南芦屋浜と比べるとデメリットは多いこと、また、堤防が沖向きと内向きの2面あることから南芦屋浜ほどぎっしり満員にはならず、南芦屋浜に場所が全くない場合はこちらで釣りをしてみることをおすすめしたい。
参考西宮ケーソン釣果情報はフィッシングマックスの釣果情報でご確認を