最近、友人が釣りを始めたらしいのだが「買ったよ!」って釣具がとにかく「なぜそれを選んだのか?」と私のような長年釣りをしてきた人間からすると疑問でしか無い釣具ばかりである。
例えば、ロッドであるがボート釣りに使うということで鱒レンジャーを買っている。鱒レンジャーで船釣りってギャグやん。たまにユーチューバーがギャグで鱒レンジャー使ってブリ釣ってみた企画やってたりするけどあれは敢えてやりにくいことをして難しい釣りを楽しむ企画やからね。
初心者が鱒レンジャーでボート釣りしてもただ無駄にやりづらいだけでハマチなんかかかったらまず釣り上げられないだろうね。
まぁ折れづらいから子供用にはちょうどいいだろうけど。船釣りしたい大人が最初に買うようなロッドじゃない。
そして次にリール買ったよ!って言ってきたのがダイワのジョイナスという糸付きリールである。
これも上級者は絶対に人に勧めないリールである。糸付きという時点でまずその糸がいらない。
このリールはターゲット層がレジャーで釣りでもやってみようかな?というレベルの釣り初めてのファミリーや定年退職して暇だから釣りでもしてみようかな?というエサ釣りおじいちゃんと思われる。
間違ってもこれから釣りを本格的に始めたくて狙う魚は40センチ以上の鯛やハマチという人間には絶対に勧めないリールである。
何がダメなのか?まず樹脂ボディーのリールは大型魚がかかると歪が酷く巻きづらすぎる。やり取りに時間がかかればラインや仕掛けに負担がかかりバラすリスクが増す。
あとは付いているラインだが激安ナイロンラインである。激安ナイロンラインは最初から信頼に値しない上、紫外線や水を吸い込むことで劣化する。状態によっては売っている時点で劣化済みの場合もあるわけで私は糸付きリールを買ったとしてもまずラインを捨てて別のラインを巻くだろう。
それぐらい信用出来ないラインが付いている。
私の友人にもう一人理解しがたい釣り初心者がいるのだがこの友人は5年ぐらい前から一緒に釣りに行っている。私は基本的におせっかいな忠告など一切しない人間で、自分で失敗して学べばいいと思って何も口出ししないスタイルなのだが5年以上失敗し続けているのがこの友人。
前述したジョイナスを2台買っている。この友人曰く、ジョイナスを使うとどんなラインを使っても必ずトラブルらしい。2台使ってわかったのがこのリールはルアー釣りで使うことを想定されていないということだとのこと。
2台使ってやっとわかったのかよ!
初心者は自分の頭で考えないで上級者に聞いたり本で学ぼう
釣りというのは簡単そうに見える。確かにサビキ釣りや河川での小物釣りなど子供でも簡単に釣れるターゲットはいて入門は比較的容易なレジャーかもしれない。
だが、それなりに釣りを楽しもうと思うとそれなりに知識も必要になる。
大きな魚を釣ろうと思えばそれなりに頑丈なタックルが必要になってくる。ラインやフックもたくさんの種類があってどれを使えばいいのかわからないことが多いだろう。
そんな時、何も聞いたり調べもせずに自分で考えて買うと失敗する事が多い。そうなれば時間も金も無駄になる。
釣具屋の店員や知り合いの釣り上級者なら聞けばたいていのことは教えてくれるだろう。私もめんどくさいなぁと思っても間違ったことを聞いてきたらそれは間違っているからこうすればいいんじゃない?とか教える。
この前も、リーダーから切れまくってPEライン使うの嫌になってきたからフロロカーボンラインにしようかなとか聞いてきたのでリーダーレベルのフロロカーボンラインをスピニングで使ったらすぐにトラブルになって釣り終了になるから最悪でもナイロンにしとけと忠告しておいた。
確かにリーダー切れていらつくことは多く、私もチニングでベイトフィネスを多用する理由の一つがフロロカーボンライン8ポンドを直結出来るからと言うのがある。でもそれはベイトリールなら糸よれが発生しないのでフロロカーボンラインを直結してトラブルがあまり発生しないからだ。
まとめ
釣りはレジャーなので自分の好きなようにやればいいとは思うが上級者に聞けば正解に早くたどり着くことが出来る。
釣りの本も大量に売られていて、図書館にもたくさん置いてある。
せっかく釣具を買うんだから、せっかく早起きして釣りに行くんだから、ちゃんとした知識無しでやるのは勿体ない。