前々日、東日本大震災が発生し、私も赤十字に募金を行なうことを決めた。まだ、赤十字側で手はずが整っていないので募金準備が整い次第このホームページで1年間に稼いだアドセンスの広告料を送ることにする。
いつまでもみんなが暗い顔をしていても何もよくならないと思い、久しぶりに釣りに行くことにした。
交通機関が未だ完全に回復していないことなどを考え、家から5分の多摩川へスモールマウスバスを狙いに行った。
大体毎回同じスタイルになってしまっているのが反省すべきところなのだが、今回も最初からフィネス・・・。
一番食わせやすい、スモラバにアイシャッドというセッティング。
まずは春の定番であるワンド部分。
大体の場合においてこういう場所はスポーニング(産卵)場所になるため、魚が集まりやすい。
去年もそれなりに大きなブラックバスが見られた場所。
しかし今回は反応が得られず、まだここまでは上がって来ていないのかと想像出来た。
スポーニング前の魚はプリスポーンと呼ばれ、荒食いをしている可能性が高い。
プリスポーンの状態になるのは大きな魚が一番早く、大きな魚は3月からスポーニングを始め、4月5月と2回3回と産卵を行なう。逆に小さな魚は1回もしくはスポーニングをしない。
だからこそ大きなバスを狙うには3月のこの時期を狙うのが一番簡単に狙って釣ることができるのだ。
昔初めて50センチオーバーのブラックバスを釣った時はその池のアベレージ25センチだったのに、7匹釣って5匹が40センチオーバー、35センチ以下は釣れなかった。それほどのブラックバスにおいての最高のシーズンが今なのだ。
場所を変えてテトラポットのエリアを攻める。川バスを10年ほどやっているとわかるのが回遊性の強さ。居付きのバスはほとんどいない。群れで回遊し、まわってくるとバンバン釣れる。
その回遊コースに当たる場所が、テトラポットの脇であることが多い。ある程度の深さとベイトフィッシュと隠れることの出来る場所。それが重要なのかもしれない。
歩いてバスを探すと、見えバスを発見。ブッシュについていた。春はシャローのブッシュに付くバスも多く、ブッシュにはエビがいるのでそれを狙っているのではないかと思われる。ちなみにエビでバスを狙うと魚影の濃いエリアでは下手すると3桁釣れる。それほどバスの好きなベイトと言える。
この見えバスはアイシャッドに命を吹き込むシェイキングを加えたにもかかわらずじっと見つめるだけで食う気は全く無いようだった。
粘っても無駄と判断して移動。
伏流水で異常にクリアな場所。
魚が見えるが100匹ぐらいヘラブナとコイがいる・・・。うじゃうじゃ居過ぎ・・・。でもバスはいない。足元には60センチオーバーのライギョが3匹ほどいたがワームには無反応で去っていった。
テトラに戻って回遊待ちをすることにした。
回遊の魚はチューブワームのDSで狙うのが一番簡単な釣り方。でも、足元を見るとテトラの間からスモールがチラ見えしたので、見えバス狙いで一番信頼のおけるフリックシェイクのジグヘッドワッキーに変更。
沖に投げ、自然に足元のテトラに流れてくるミミズを演出すると一気にテトラからバスが飛び出して食った!
もちろん電撃フッキング!!!
アワセ切れ!
最悪だ・・・。もう最悪すぎる。去年の年末もこんな感じで40アップのスモール逃した・・・。
でも、まだあきらめない!ともう一度同じフリックシェイクで攻める。
しばらく攻めるが反応がなく、あきらめて移動しようかと思った時足元からまた出てきて食った。
でも、ボーっとしてたのであわせられず、そのまま戻っていった・・・。
はぁ・・・。
でもあきらめない。まだファイトまで行ってないので魚は食ってくる可能性がある。
同じテトラの下へワームを送り込み、今回は見えない場所まで流してからシェイクをする。
グン!食った。落ち着いてあわせを入れるとギュンギュン!
さすがスモールマウスバスというような激しいファイトをしてガッチリゲット。
40センチ無いくらいのスモール。
スモールマウスバスの自己最高記録更新!
この後は隣の釣り人が25センチくらいのスモールマウスをゲットしてやはりプリスポーンの荒食いに入っていることは間違いないことが確認できた。
2時間ほどだったが久しぶりに魚の引きを味わえて満足な多摩川釣行だった。