最近Twitterで話題になっていたルアーがある。それがダイソーVJと呼ばれる上のルアーである。
100円均一のダイソー釣具コーナーで220円で売られていたのを買って試してみたのでその感想を紹介してみる。
まさにコアマンVJ!
買ってきて早速色々とチェックしてみたのだがとにかくよく出来ていて針もちゃんとしている。パッケージを開けてワームを付けてぶん投げれば問題なく様々な魚種が釣れてしまうだろうといった感じだった。
ダイソーVJと呼ばれてるわけなのでVJとして使えるはず…ということでコアマンのアルカリシャッドを装着してみた。
見ての通りジャストフィットである。
ジグヘッドの頭とワームの境目に変な段差が全く無く完全にコアマン・アルカリシャッドを装着する前提で設計された商品と言える。
ダイソーVJを実際に釣り場で使ってみた
使ってみて動きはどうなのかを確かめてみることにした。
アルカリシャッドをつけて投げると非常にバランスが良く、変に空気抵抗を受けるようなこともなくまっすぐ飛んでいく。飛距離に関しては申し分ない。
泳がせて来ると無茶苦茶いい動きでバイブレーションしながらロールアクションをする。はっきり言って本家のVJとなんの遜色もない素晴らしい泳ぎをしてくれる。
設計が完全にガチで見た目だけパクって泳ぎはどうでもいいみたいないい加減な作りではなく、スイムテストしたんじゃないか?というレベルでよく出来てる。おそらくダイソー釣具は最近ガチの釣りマニアがプロデュースしているものと思われる。
ただ、残念なのは2回に一回レベルで後ろのフックがワームに絡んでしまって動きが今ひとつになってしまうという点。これに関してはおそらく本家よりもワンサイズ大きなフックが付いているためそうなってしまうものと思われる。少し小さめのトレブルフックにするか、シングルフックにするなどして絡まりづらくするチューンが必要そう。
チニングのついでに動きをチェックした感じなので実際には魚は釣れていないが動きを見た感触としてはシーバスでもハタでも青物でもなんでも確実に釣れるルアーだと言えるだろう。近日中に釣ってここに追記することにする。
ダイソーVJはコアマンの敵なのか??(下に追記あり)
釣り人にとってはジェネリックVJとして激安でVJもどきが買えてしまうことに喜びを隠せないわけなのであるが、このルアーが広まるとコアマン社の売上に影響してしまうのではないかと心配になる人もいるだろう。
ただ私からするとコアマンの売上は上がると思っている。
なぜか??それはアルカリシャッドが必然的に売れるからだ。ダイソーVJを買ってもアルカリシャッドがないとタダの鉛の塊であり魚が釣れる状態ではない。完全にコアマン・アルカリシャッド用に作られている設計なのでこのジグヘッドを買った人はコアマンのアルカリシャッドを買うことになる。
はっきり言って最近のコアマンのVJの品薄具合はもはや生産が需要に全く追いついておらず、転売屋が買い占めて高値に釣り上げていたため貧乏人には一切手の届かない超高級ルアーになってしまっていた。
根がかりリスクの高いこの手のルアーを4000円近くの値段で買って投げようとは全く思わないのが私のような貧乏アングラー…。消耗品なのにこのプレミア価格…つらすぎる。
それがダイソーVJのおかげで気軽に使える様になったことで必需品のアルカリシャッドを購入する需要が生まれる。ワームの部分は魚が釣れれば取れてなくなることも多く、サゴシやタチウオに噛まれたらボロボロになるので非常に消耗が早くなる。
ワームの買い替え需要はうなぎのぼりとなるだろう。
追記-シャッドテールワームも発売!
コアマンのアルカリにそっくりなシャッドテールワームもダイソーから発売。2本で100円と本家よりもかなり安い価格設定となっている。
カラーも確認したところピンクなど使えそうな色が他にも有った。
ワームを取り付けてみた感触としては予想以上に本家と近い触感に思う。
もう少し固いかな?と予想したが硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいいマテリアルで泳がせて確かめたが本物と比べて何ら遜色のない動きを出すことが出来ていた。
まとめ
ダイソーVJははっきり言って普通にコアマンのVJと同等レベルで使えるルアーと言えるだろう。
今は話題となっていて品薄となっているようだが、これまでのダイソールアーのようにいずれ圧倒的な供給力で潤沢な品揃えが確保されると思うので、しばらく待つと良いと思われる。
正直今のコアマンの商品供給力はあまりも貧弱で転売屋を儲けさせすぎていると思うので、ここでダイソーVJが登場したことは全てにおいて救世主的存在に感じる。