VINMORIという会社からパーカータイプの空調服を提供していただいたのでレビューさせてもらいます。
ただ、頂いたからと言って良いことしか書かないというのはダメだと思うのでダメな部分もガッツリ書いていきましょう。
目次
VINMORIの空調服はこんな商品
素材はペラペラしたウィンドブレーカーのような素材で、4台の小型ファンが装着されているのが特徴。
空調服というと作業着に2つのファンが背中部分に付いている商品が多いのでペラペラ素材はかなりレアだと感じる。この素材の良いところは非常に軽くてかさばりにくいので持ち運びに便利というところ。
バッテリーは付属していないが市販のモバイルバッテリーがあればそれを使えば問題なく動く。ただ、安物のモバイルバッテリーの場合、電圧の影響か動かないものもあったのでちゃんとしたモバイルバッテリーをおすすめする。私はANKERのモバイルバッテリーを使っているが問題なく使える。
VINMORIの空調服を着てみた感想
着てみると暑い。ファンの風が無いととにかく暑い。着る時は冷えた室内で着たほうが良いだろう。暑いところで着る場合はファンを起動させてから速やかに着るのをおすすめしたい。手間取っていると汗が服につくおそれがある。
服に汗がつくとなぜダメなのか?それはこの服の袖の部分には裏地がないので服が腕にへばりついてしまうからである。そうならないようにこの服には最初からアームカバーがセットになっている。
ただ、アームカバーいちいち装着するのも面倒ということで私はアームカバーをつけずに着ている。裏地さえちゃんと袖まで有れば問題ないのだが…。
ファンを回すと服がパンパンになる
スイッチを入れて服を着てファスナーを上げると空気がパンパンに入ってまさにベイマックスと言った感じになる。
正直見た目的には完全に変な感じに見える。
空調具合はどんなものか?
普通に暑いぐらいなら強でファンを回せば暑さを感じなくなる。扇風機の前にいるような感じで胴体から腕までが全体的に冷やされるのでとても快適だ。家の中でクーラーつけるほどの暑さでもない時などはかなりいい感じで過ごせる。
ただ、それはちょっと暑いぐらいの状態であってものすごい暑い状況では熱い空気を周りから取り込んでるだけなので普通に暑い。炎天下でこの空調服を着て作業をすると普通に顔から汗が出るし、腕の部分とかへばりついてくるので結構イラつく。あと足は空調されてないので暑い。
ということで35度とかの気温の炎天下でこの服を着ても気休めにしかならないと感じる。日陰ならいいが炎天下での使用には向かない。
自転車にはかなり最適
夏場の自転車で一番熱くて死にそうになるのが信号待ちだが、この空調服を着ていると信号待ちが回復エリアに感じる。自転車を漕いで汗をかいて信号で止まるとファンのパワーで汗が冷やされてめっちゃ涼しい。
バッテリーについて
上記のモバイルバッテリーはiPhoneの充電を4回ぐらい出来るタイプなのだがこのモバイルバッテリーでフル充電して一番最強モードで約2時間連続可動出来た。
VINMORI空調服を使ってみた感想まとめ
総合的に判断しておすすめ度は5点満点中の星2つとなる。
メリットをまとめると
- 多少暑いぐらいの状況ならエアコンいらず。扇風機をまとって動き回れるという便利さと快適さがある。
- 薄手のタイプなので作業服のようにかさばらず気軽に持ち運べる。
- 長袖タイプなので袖まで風が送り込まれて涼しい。日焼けも防ぐことが出来る。
- 4つファンが付いている商品なので2つしかついていない商品よりも涼しい。
デメリットは
- 服がパンパンになるので見た目ベイマックスになる。
- 風が通らなくなるので動き回ったりする時には腕に風が行かないことが多い。
- アームカバーをしていないと腕の汗が袖についてへばりつくので不快。
- 最強モードにしても炎天下では気休めレベル。
この商品を使ってみて一番思ったのは袖が残念すぎるということ。袖に裏地があるか、もしくは袖自体が無い方が点数が高かったと感じる。歩く時とか自転車乗る時とかの腕の角度の問題でほぼ腕に風が来ないので汗がどんどんベタついていく…。スギちゃんみたいに袖を引きちぎりたくなる商品である…。
二度と商品紹介依頼が来なくなるのを覚悟で言うが、この商品を買うならワークマンでベストタイプの空調服を買うことをおすすめする。ワークマンプラスで見た空調服は見た目にもおしゃれで機能性も高そうだった。