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エギング

エギングロッドの基本知識とおすすめロッドまとめ

投稿日:2014/01/11 更新日:

エギングロッドイメージ
エギングロッドと言っても最近は何十種類発売されているのかわからないぐらいたくさんのエギングロッドが販売されている。

そんなたくさんの種類のエギングロッドからどうやればベストなエギングロッドを見つけられるのか?その選び方のポイントとなる知識と元釣具屋店員という立場からおすすめしたいエギングロッドを紹介していこう。

エギングロッドの基礎知識

エギングロッドのポイント解説図

自重

まず、重要なのが重さ

エギングは竿のアクションでエギを動かしアピールさせることでアオリイカを釣り上げるという釣りであるため、竿を動かす回数が必然的に増える。

よって、1日竿をしゃくり続けることの出来る重さでなければならない。

そのため、エギングロッドに求められるスペックの第一条件は自重の軽さ。

強度

エギングにおいて第二の条件は強度である。

エギングロッドはシーバスロッドやメバリングロッドなどに比べ硬く作られている。

それはエギを動かさなければならない釣りであるため、ある程度の硬さが無いときちんと思い通りに動かせないためである。

竿を硬くするとどうなるか?

脆くなるのである。

竿と言うものは柔らかければ柔らかいほど粘りがあり、折れにくい。

ロッドが折れる原因は初期不良か微細な傷(コーティングのしっかりした竿は傷が付きにくい)。初期不良はメーカーの責任なのでクレーム交換となるが、修理となると新しいのを買ったほうが良いんじゃないかと思えるほどの値段がかかる・・・。

強度の問題には注意が必要である。

エギングロッドの選び方

エギングロッドの選び方マトリックス
エギングロッドを選ぶ上で重要な要素は長さ硬さ

これを上記の図に入れてみるとどういうロッドがどういう場面に当てはまるのかがわかると思う。

エギングロッドの硬さ

場所のイメージ

エギングロッドの硬さは3.5号のエギが投げやすいかどうかがひとつの基準になる。エギの基本は3.5号であるからだ。

大体のロッドは3.5号のエギを基準としている。

MAXで4号投げれる竿なら春のモンスター狙いが可能。大きなエギや重いエギを投げたい場合活躍する。

こういった硬い竿のメリットはしゃくった時に力が伝わりやすく、アクションがつけ易いことと感度が高く小さなアタリを逃さないこと。

デメリットは腕の力がないと疲れること。女性や子供には薦められない。

逆に柔らかい竿のメリットは投げやすいことためが効くのでやり取りが楽ということ、比較的扱いやすいことなど。

デメリットは遠投したエギをしゃくりあげるにはパワーが吸収されすぎるため、ちゃんとした動きが出しづらいと言うこと。

こういった柔らかい竿だと、

  1. 秋の子イカシーズンに小さいエギが投げやすい
  2. 竿の柔らかさでイカの足が切れるのを防ぐことができる。

最悪、極端な竿でなければ自分で投げ方とかしゃくり方を変えて対応すればいい。

おすすめは3号~4号まで使える竿を最初に買うこと。万能モデルで色々なエギが試せる。

エギングロッドの長さ

エギングロッドイメージ
長さは大体8~9ft(約2.4メートル)辺りがよく使われる長さとなっている。

とりあえず堤防で釣るならこの辺りの長さを持っていれば大体カバーできる。

長い竿のメリットは足場の高い釣り場で風が吹いた時、竿を水面に近づけることで影響を抑えることができることと、大きなイカがかかった時、溜めを作ることでその強力な引きをうまく受け流すことが出来ると言うことだ。

もちろん遠投性にも優れるのは他の釣りと同じ。

逆に長い竿のデメリットは取り回しが効かず、足場の悪い場所では扱いに苦労するということや、重量が増えるため腕への負担が大きくなるということ。

短い竿のメリットは軽いので、アクションがつけやすいこと。

取り回しが容易でテトラでの釣りにぴったりと言うことだろう。

デメリットは大きいイカがきた場合対処が取りづらい、足場の高い釣り場で風が吹いたりすると非常にやりづらいと言うこと。

メリット、デメリットのバランスを考え、自分のよく行く釣り場や狙うターゲット、自分の釣り方に合った竿を選ぶのが重要。

おすすめエギングロッド

カラマレッティー(オリムピック)


非常に軽い竿。軽さはエギングロッドの一番のアドバンテージとなる。感度も上がり、扱いやすくて一日投げてしゃくっても疲れ知らずの竿。
軽すぎるくらい軽い。アクションしやすくアタリも取りやすい。値段もそこまで高くない素晴らしい竿。

ソルパラ(メジャークラフト)


とにかくコストパフォーマンスの高いメジャークラフトのロッド。エギングも出来る万能ロッドとの評価もあるようにエギングだけでなくライトショアジギングやシーバスなどにも流用可能な汎用モデルとなっている。折れても最悪我慢できる価格帯なので色々やってみたい初心者におすすめなロッド。

セフィアBB(シマノ)


シマノのエギングロッドでコストパフォーマンス満点のモデルがセフィアBB。この価格帯で自重100グラムを切る軽さ。シマノはこの価格帯でも妥協のない作りの竿を出しているので長く使える一本目の竿になる。

エメラルダス(ダイワ)


ダイワのエギングロッドの中では非常にコストパフォーマンスの高いおすすめしたいモデルである。Kガイド、X状にカーボンテープが巻かれたブランクスなど性能も必要十分。

その他にもアブガルシアのKR-Xなどは性能も良くおすすめ度が高い。

夢の高品位モデル

上にはこれからエギングを始める人のためにおすすめなロッドを紹介したが、エギングを極めたいという人のために夢の高品位モデルも紹介しておこう。

ダイワ・エメラルダス ストイスト


エギングのトッププロであるダイワのヤマラッピこと山田ヒロヒト氏がとにかく最高品位のものを追求して作られたシリーズで最新技術を結集して作られているエギングロッドとなっている。通常のレベルでは使いこなせないような使い方に特化したモデル(バックドリフトモデル)などがある。

エバーグリーン・ポセイドン スキッド・ロウ


こちらはエギング界の重鎮である重見氏が使っているロッドとしても有名。このロッドもエギング中級者・上級者が満足できる作りとなっておりスラックジャークに特化したモデルもラインナップ。

ヤマガブランクス・カリスタTZナノ


ここ数年急激に使用者が増えつつあるのがヤマガブランクスのロッドで私も触ったことがあるがとにかく強いロッドの一言。
ブランクス(竿本体)の素材にこだわり、アングラーの操作性を追求して作られている。これまで上で挙げたブランドほど有名ではないがコアなファンが多いブランドがヤマガブランクスなのである。

管理人のエギングロッド

エメラルダスAGS
私自身がメインとして使用しているのがエメラルダスAGSの旧モデル。

ガイドがカーボンで出来ているため軽い。特筆すべきはその感度で金属製のガイドに比べとても感度が高く夜間でも手から伝わる感触で水中を感じることが出来るロッドとなっている。

最新モデルはこちら↓

参考情報汎用性の高いエギングロッド

エギングロッドはエギングだけではなくチョイ投げとかライトショアジギングなどにも使える。

イカの釣れない時間帯にチョイ投げでキスを釣ってみるとかいきなり青物がボイルし始めたって時にメタルジグを投げたり出来る。

エギングロッドは一本持っておくと非常に役立つ汎用性の高いロッドなのである。

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