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タックルの進化が止まって見える

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今年は久しぶりにフィッシングショーが開催されていて関東の方のフィッシングショーの模様を見ていると色々な釣具が新発売されているらしい。

シマノやダイワの新商品ページを見ると結構色々でているのが見て取れる。



しかし、ピンとくる物がない。

もうここ10年ぐらい釣具の進化は止まっているように感じてならない。

ロッドではクロステープが巻かれた強い構造のロッドが出て各社が似たような商品を出してから10年以上経っているし、ガイドのシステムであるKRガイドコンセプトが出てからすでに10年以上経っている。ダイワのカーボンガイドが搭載されたのも2010年ということですでに13年も過ぎている。

リールに関してもカーボンのリールが出来たり、ベイトフィネスと呼ばれる非常に軽いルアーを使えるベイトリールが生まれてからかなり時間が経っている。リールに関してはロッドよりはまだマイナーチェンジが多くてダイワのライトアンドタフとかシマノのHAGANEギアとか変化は感じる。

しかし感動するほどのチェンジが最近特に無い。

私が釣りを始めた30年前から釣りブームに続く時代はとにかく技術革新の時代だった。

私が初めてまともなリールを買ったのがダイワのリーガルZという6000円ぐらいのスピニングリールだったと思うのだが、まだこの時代のリールは巻く時、何故か音が出ていた。ハンドルノブも木製でアンチリバースも遊びがものすごくて、重くて糸よれもものすごかった。

リーガルZ(出典メルカリ)

ロッドはあんまり記憶が無くてギリギリ覚えてるのがリョービのカーボンロッドだったことぐらい。バス釣りなのにトラウトロッドを使っていた時期もあったような気がする…。1995年に生まれたニューガイドコンセプトはまだ多くのロッドに搭載されておらず、6つぐらいしかガイドがなかった。

バス釣りブームがやってきてどんどん釣具が進化し、スピニングリールのアンチリバースに全く遊びが無くなった時は本当に感動してがんばってダイワのエンブレムXというリールを買ったのを記憶している。ツイストバスターの進化や逆テーパーによりライントラブルが劇的に減った。

ロッドもハートランドZを買ったが軽くて感度が良くて非常に扱いやすく、同じモデルを2本買うほど気に入っていた。それまでブランクかソリッドか?だったロッドだったがブランクにソリッドのティップを組み合わせるという革新的な技術が生まれたことで感動的に使いやすくなった。

その頃の憧れはチームダイワXで近未来を感じさせるシルバーのロッドに左右でボディー形状の違うベイトリール。インナーガイドのロッドがバス釣りにラインナップされたのも未来的で憧れたのを思い出す。

ロッドも1997年にスコーピオンXTにハイパワーXが搭載された。釣り竿の技術革新は鮎の竿から始まるのだがこのハイパワーXも鮎竿からもたらされている。

ちなみにその頃、私が使っていたのはシマノのバンタムXT通称赤メタでお年玉で買ったのを覚えている。ロッドはスミスのオブザイヤーだったがむちゃくちゃ丈夫で最高だったのを覚えている。

その後、2000年代初頭にはエアベール搭載のカルディアが発売されたり、イグジストが出たり、ステラがバージョンアップしたりするごとにものすごい革新的な変化に感じた。

ベイトリールもマグネシウム素材が搭載されたり、DCブレーキが搭載されたりしたのが2000年代初頭でカルカッタコンクエストDCが2003年に生まれた。

そんな1990年代後半から2000年代初頭と比べて2010年代後半から2020年代になってからは進化がほぼ感じられない。

色々な新製品が生まれてはいるがピンとくるものが無い。気づくとダイワのイグジスト2018を買ってから5年も何のリールも何のロッドも買っていなかった。多分今後もしばらくは買うことはないと思う。

釣具が完全に成熟した事に感謝

ここまで今の釣具の進化の無さに対して文句を言っているようになってしまったが、ここ10年でむちゃくちゃ進化した部分がある。

それが耐久性である。

シマノのリールのHAGANEギアを筆頭にダイワのリールのマグシールドなど目をみはるレベルでメンテナンスフリー化し、耐久力が上がっている。

まぁ新製品好き過ぎて初期ロットで買ってしまった2018ツインパワーのハズレ個体のゴリゴリ感やエクスセンスDCの半年で内部が錆びてしまった残念な経験もあるが基本的に無茶苦茶耐久性が上がっているのは間違いない。

昔の釣具はとにかくボロくて赤メタも2年ぐらいでハンドルが逆回転してしまったし、その後買った銀メタも数年でぶっ壊れたし、スピニングはもっとボロくて本当に残念な物が多かったと思う。

それが最近のリールはまず壊れる気配がない。高いモデルも安いモデルも使っているがむちゃくちゃ耐久性が高くて壊れたから買い換えるということがない。

今使っているリールに関してもここ数年、非常に高頻度で使っているチニングタックルに関しても全く劣化する気配を感じない。2017年に買って今年で6年になるのだが新品の時とほぼ変わらない使い心地を維持している。

ロッドもバス用のアドレナを買ってから8年ぐらいは経っているのにへたる感じは全く無い。

おそらくはこのタックルであと10年は何の文句もなく釣りをすることが出来ると思う。

まとめ

今年はダイワからリミットブレーカーという久しぶりに攻めたベイトリールが発売されるが多分前にメガバスから出た謎のベイトリールみたいな感じになるように思う…。これが万人に受ける未来はちょっと想像しづらい…。

もっとシンプルになって小型化されたりして全てのリールに標準搭載されるなんかしたらなんかゲームフィッシングが変わるかもしれないけど。値段的にもまだまだ普及は厳しそうというイメージか…。

すでに成熟していると思われる釣具の世界だが、今なら何を買っても使いやすくて10年は使えると思うと成熟も嬉しい限りだ。

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