釣活くんの欲しい釣具シリーズ、今回はエギングロッド「エメラルダス STOIST AGS」を欲しい理由を紹介してみたい。
ダイワのエギングロッドのフラッグシップモデル
このエギングロッドはダイワのエギングロッドの中でも最上位に当たる機種で定価70000円以上、実売価格で6万円近い高給ロッドである。
最上位機種だけあってとにかくこだわり抜かれた性能となっていて多くの最先端技術が搭載されているのが特徴。
以下でどういう機能が搭載されているのかを紹介してみる。
SVFナノプラス
SVFっていうのは通常カーボンロッドには樹脂が入っていてそれがつなぎの役割を果たしているわけだがそのつなぎである樹脂を減らしてカーボンの割合を高めることで強くて軽い竿を作る技術なのだけど更にナノプラスという新技術によって性能を上げたもの。
ナノプラス
カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う複数種類の樹脂(レジン)を、ナノメートルオーダーで混合する特殊な技術により、樹脂の高性能化・高機能化を実現した東レ(株)ナノアロイ®テクノロジー適応材料を、ダイワ独自の設計手法および製造手法により、機種毎に最適化を行い、ロッドブランクの更なる高強度化・軽量化を可能にした。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/ayu_rd/grandcross/index.html
そばで例えるとつなぎが入った二八そばとつなぎの入ってない十割そばみたいな関係でしょうね。
エアガイドシステム(AGS)
これがこのロッドの目玉とも言っていい最新技術。
ダイワは数年前からAGS(エアガイドシステム)を採用したロッドを出していてシーバス用ではモアザンを代表としてラブラックスなんかにも採用されているし、バスでもハートランドというロッドに採用されたり徐々に搭載ロッドが増えている。
私もモアザンAGSを使って何年か経つがマジで信じられないぐらい軽い。ガイドが軽くなるだけでこれだけロッドの操作性が向上してキャストがうまくなるのかとびっくりするレベルだし、アタリもめちゃくちゃわかりやすくなっている。
そのAGSが更に進化してリング部分がCリング(コバルト合金)とNリング(シリコナイト)になりまた軽量化が進んでいる。そしてHVFナノプラスによって剛性は10%アップ。フレーム形状もRフレームになり糸絡み減少。
このちょっとした進化は数グラムの軽量化でありそんなに効果があるのか?と思うがガイドの数グラムは使用感が全く違う。テコの原理により、手元の重さが大きく変わるより手元から大きく離れたティップの重さが少し変わるほうがキャストフィーリングや操作性において影響が大きい。だからガイドの数グラムは重視すべきポイントなのである。ロッドの自重よりもガイドの重さの方をチェックしたいぐらい。
監修がヤマラッピ(山田ヒロヒト)
ヤマラッピさんをご存知だろうか?エギング界ではその名を知らぬものはいない重鎮重見さんと同じぐらい有名なプロアングラーで今まではサラリーマンの副業としてエギングのプロをしていたのだが今年からはサラリーマンを辞めてエギングに力を入れるとのことだ。
そんな凄腕のエギング界のトッププロが開発に関わって完成したロッド。欲しくなるに決まってるやん。モデルの中にはバックドリフト釣法のためのロッド88ML-Sというスペシャリスト向けモデルなんかもあり素人には使いこなせそうもないロッドもあるが84Mなんかはオールランドモデルなので誰が使っても使いやすいモデルとなっている。
ダイワのエギングはヤマラッピ監修になってから急激に進歩したような感じがしていてエメラルダスのエギが品薄になる現象も起こっている。(特にハッスルナイトは定価よりも高くオークションに出品されているほど)
エメラルダス STOIST AGSが欲しい理由まとめ
今使ってるのがエメラルダスAGSの83Mというオーソドックスなエギングロッドでまぁ十分いい感じで実際アタリも取りやすくて投げやすくて通常のエギングなら何の文句もないロッド。
ただ、最近は流れの早いところでエギを沖に流しながら釣っていくバックドリフト釣法やら岸から流れを掴んでサスペンドさせてティップの変化で釣っていく岸からのティップランなんかの特殊な釣り方をやった方が更に釣果を伸ばせると思える場面が多い。
特に明石やら須磨やら淡路島でやっていると流れが早い時は通常のエギングでは太刀打ちできないことすらある。そんな時にこのロッドのソリッドティップモデルがあればまた違う釣り方が出来るようになって大型のアオリイカに少しでも近づける気がして欲しくなったというわけだ。
まぁぶっちゃけ安い竿ではないので即買いは出来ないがコツコツお金をためていつか使ってみたいと思う。