今年こそは超巨大サイズのアオリイカを釣りたいと考えているのだが、ここで超巨大(3キロオーバー)のアオリイカを釣る方法を色々聞いて来たので少し紹介しておく。
アオリイカには3種類いる
まず、巨大なイカを狙うなら巨大なイカについて知っておかなければならない。
アオリイカには3種類のイカがいて、アカイカ・シロイカ・クワイカというのがいる。
アカイカ系
アカイカは釣った時の色が真っ赤に見えるイカで黒潮に乗ってくる。そのため黒潮の当たるエリアにしかいないがサイズは一番大きくなり、5キロオーバーはそこそこ出ている。エギングのプロ、山田ヒロヒト氏によれば7キロまでは岸から狙えるところまで上がってくる可能性があるとのこと。10キロサイズがいる可能性もあるがこれについては船でなければ釣れないということだ。
見分け方は難しいものの胴の長さが長く、釣った時に赤っぽいイカはアカイカだと言われている。身の厚みはシロイカよりも薄い。
普段生活するのは深い海で昼間はかなり深いところにいるが夜になれば浅場にさしてくる。
シロイカ系
シロイカは日本全国どこでも釣れる一般的なアオリイカで3〜4キロまでは成長すると言われている。
水温さえ上がれば普段からシャローに上がってきて藻場の中層で漂ったりしていることも多い。
クワイカ系
クワイカに関しては南方のイカでサイズも500グラム以上になることはまれなイカである。アカイカやシロイカの餌になることもありこのイカが見えているような時には大きなイカは近くにいないと言われる。
超巨大アオリイカを釣る方法
タックル
まず、タックルであるがパワーのあるタックルが必須。具体的な例を挙げると、
ロッド:バットパワーのある4号まで投げることの出来る物
リール:2500番以上の金属フレームで出来た頑丈なリール
ライン:メインはPE0.8号、リーダーフロロカーボン3号
となる。通常メインラインは0.5〜0.6号を使う人が多くリーダーも1〜1.5号がよく使われるエギングにおいてとんでもなくパワーの有るものだ。
時期
南紀の場合は1月末ぐらいから釣れ始めて5月ぐらいまで狙える。特に大きな個体は前半に釣れることが多く巨大サイズを狙うなら2月には釣り場に通う必要がある。プロは1月前半から一番南の黒潮が当たる実績磯に通いこむので大潮は混雑必至。
狙う時間
夜。圧倒的に夜にでかいイカが動く。これはどんな魚でもそうだが大きくなれば大きくなるほど活動時刻が夜になる。そしてもちろん大潮。上げ潮で深い場所から浅場にさしてくる。月に関しては満月が一番というのが定説ではあるが新月もよく釣られており人の多くなる満月より新月を狙って釣りに行くという人も増えている。
使うエギ
4号以上。なぜこの大きさかというとでかいイカはでかいエサをとっていることが多いからであり、更に4号以上でないとアピール力が足りないという理由もある。伊豆諸島では昔から大型のアオリイカは底を這うイセエビを食べていると言われており餌木はイセエビサイズの物をズル引くのがでかイカ釣りの一般的手法であった。そのことから考えるとやはり大型の餌木を使うのは重要なことだと考えられる。
カラーでオススメなのはグリーン系。イカの眼の構造を解読した結果グリーン系のエギはイカによく見えることがわかっていてアピール力の必要な夜釣りにおいてグリーン系を使うことは大きなアドバンテージに繋がる。
釣り方
シロイカ系は藻場まで上がってきて藻場周辺に浮いてエサを追い回すこもあるがアカイカ系については底集中攻撃が有効。出来る限り底を集中して攻めるために専用のシンカーなどを装着して底へ早く送り込むなどするほうが効果的。
誘い方は出来るかぎり水をかき回すジャークをする。ただやり続けるのは疲れるので潮の流れを見定めて一番いいところで一番アピールさせるジャークを入れるのが重要。
巨大イカの釣り方まとめ
一応今のところ色んな所で集めてきた巨大アオリイカの釣り方をまとめてみた。多分これを踏まえて釣り場に行けばレッドモンスターに出会える確率は少しは上がるんじゃないかと思う。
プロでも一晩粘って1回もアタリがないのは普通という世界なので一発大物はそう簡単には釣れないと思うが3キロオーバーの超巨大イカには一生に一度は出会いたいものである・・・。