ポイ捨てするやつは釣運まで捨てとる。
ゴミ拾うやつは釣運を拾っとる。

釣りサイト「釣活」ブログ

ショッピング

2018ステラとイグジストを使って比較してみた結果

投稿日:2018/06/04 更新日:

ステラ対イグジスト

2018年、ダイワとシマノの両社がスピニングリールのフラッグシップモデルを共にモデルチェンジして新発売となった。

このシマノのステラとダイワのイグジストを両方買って使って魚を釣ってみた結果、比較して感じたことをまとめてみよう。

ステラ?イグジスト?どっちがいいのか?

いろいろなスペックを比較してみよう。

  シマノ・ステラ ダイワ・イグジスト
価格(定価) 79,800円〜 69,000円〜(フィネスカスタムを除く)
素材 金属 ローターは炭素繊維、他金属
ボールベアリング数 12(DHのみ14) 12
重さ 210グラム(C3000) 185グラム(LT3000CH)
前モデルから大きく変わった部分 マイクロモジュールギアⅡ採用・サイレントドライブ・強度従来比2倍のHAGANEギアなど モノコックボディ採用・ラインクリップ形状変更など

基本的な部分を比較すると上記のようになる。

価格はステラの方が定価は高いものの実勢価格に関してはほぼ差がないか、2018年6月現在むしろステラのほうが安くなっている。私もステラは釣具屋の割引チケットを使って62700円で買えたが、イグジストはこの割引チケット対象外で結局75000円で買うしか無かった(ポイント値引きはあり)。どうもイグジストは生産数が少なく十分な数が初期の段階で店頭に出ていないようで値引きが無いようである。

素材についてはステラが金属にこだわり全て金属パーツを使っているのに対して、ダイワのイグジストはローター部分のみザイオンというカーボン(炭素)素材を採用し、軽量化している。ステラは軽さよりも金属という高級感にこだわっているようで、これはスマホに似ている気がする。高級感にこだわったiPhoneがアルミの素材を使うのと似ている。ダイワのイグジストも前のモデルはボディーまでザイオンだったのが今モデルではボディーは金属に変わっている。

ボールベアリングは同じで重さはザイオンを使った分イグジストの方がかなり軽くなっている。

ステラとイグジストを使って比較してみた感想

ステラ
ステラとイグジストを発売直後に両方買ってどちらがいいのか使い比べてみた。
イグジスト
近所の芦屋浜でシーバスフィッシングをメインにチニングなどで使ってみたわけだが2ヶ月ほど使って何匹も魚を釣って大体わかったことをまとめてみると以下のようになる。

ステラの見た目は最高レベルで使い心地も最高レベル

ステライメージ
高いだけあってその存在だけで幸福感に包まれる。ステラはリールという道具なんだけど雑に扱う気が起きないほどの美しさ。基本的に私は道具にはあまり愛は無く、海で使っても基本洗ったりすることはない(今のリールは基本的に塩が入りづらく毎回洗う必要性はないので)。そんな私が毎回磨いてリールを見惚れるぐらい美しいリールとなっている。

ただ、2倍強いはずのギアがたった1ヶ月の使用で謎のゴリゴリ感を出すようになりバチ抜けの引き抵抗の殆ど無い釣りではゴリゴリが気になって釣りにならないレベルに達したため手放した。恐らくハズレを引いたのだろう。初回ロットにはハズレが多いと言うのがどの世界でも常識で初回ロットを買う人間は人柱としてそのリスクまで引き受ける覚悟が必要なのだ…。通常のルアーを使う分にはそれほど気になるレベルではないだろうが小さいルアーをゆっくり引くと明らかにゴリゴリして集中力をそがれるレベルだった。

当たりの製品なら恐らくこういったことはなく、長く使い続けても全く変わらないフィールディングで釣りができるだろう。実際14年モデルを使っている人に聞いた話では4年使っても初期と全く使い心地が変わっていないとのことだ。HAGANEギアは本当に強いのである。

イグジストは旧モデルから比べてもはや別の商品

イグジストイメージ
15イグジストは私のエギング用メインリールなのであるが今回新旧で比べてみた。

新旧比較
見た目から使った感じからもう全く違う。今回モデルチェンジで変わったのがモノコックボディという大型のギアを小型のボディーに搭載できるようになったシステムなのであるが、これによってLT(Light&Tough)というコンセプトに変更され、今までの番手が訳わかんなくなった。

もう18イグジストはイグジストだけど以前のイグジストじゃないと思っといたほうがいいだろう。

使ってみた感想は、「最高」の一言。リールの見た目、巻心地の軽さ、かけた時のドラグの安心感、何もかもが素晴らしい。全て金属パーツを使ったステラとは少し巻き心地が違って巻心地が軽すぎるという感じも確かにあるのでそれは好みの問題になってくるが軽いルアーをゆっくり巻く時にはこの軽いローターの方が巻きやすく、アタリも取りやすいと感じる。

魚をかけた時の巻心地も軽くて大型ギアを搭載した効果は間違いなくある。買って使ってみた満足感が本当に高いリールだと感じた。

結局ステラとイグジストのどっちが「買い」なのか?

今回のモデルチェンジで大幅に良くなったのは間違いなくイグジストの方である。

ステラは前モデルからパッと見それほど変わっておらず、ギアが強くなったとか静かになったとかもうすでに十分良かったところがさらに良くなったという普通の人間には感じ取ることがだいぶ難しい変更となっている。

一番変わったと思うのはラインクリップで前モデルでむちゃくちゃ使いづらくなった部分が元に戻って使いやすくなったってぐらいだ。(今回イグジストのラインクリップが大幅に変わり、かなり戸惑ったが使い方を知るとすごく使い勝手が良い事が判明)

ステラの今回のチェンジは無理して買い換えるほどの変更とはなっていないと私は感じる。

それに比べてイグジストの変更は買い換える必要性を感じるものとなっている。モノコックボディによるボディーの小型化とギアの大型化は革命的と言える

最近のダイワのリールは完全にシマノに遅れを取っていてマグシールド以外特に何も新しい技術が出てなくて全く魅力を感じてこなかった(15イグジストもセルテートも買ってるけどね)。

それが18モデルのイグジストを使ってみて、やっとダイワがすげえ商品出してきた!と感じた。今回のモデルチェンジで一気にレベルアップしたのは間違いない。

それを踏まえて、どちらが買いなのか?をまとめると新しいもの好きはダイワのイグジストを買うと満足度が高いだろうし、究極のリールというものを求める人ならシマノのステラを買うほうが満足度が高いだろう。

何だかんだ言ってもシマノの生み出した冷間鍛造技術によるHAGANEギアは最強で、ハンドルキャップまで金属にこだわった隅から隅まで釣り人の所有欲を満たすその美しさはスピニングリールの頂点と言っていいだろう。

ダイワが真似してギアを冷間鍛造にしても結局マシンカットに頼り熱を加えてしまっており(せっかく冷間鍛造してもマシンカットで熱が加わるとその部分が弱る)、シマノのギアの強さは真似できていない。

やっぱりシマノのステラはスピニングリールの頂点だと思う。

結論は「どっちもすごいいいからどっち選んでも失敗はしない」です。

関連ページ

【インプレ】2018シマノ・ステラを買って使ってみた

2018年、モデルチェンジされたのがシマノのステラというスピニングリールの最高峰と言っても過言ではない究極のリール。 今回、そんなステラを購入してしまったので使ってみた感想を紹介したい。 公式サイトシ ...

続きを見る


【インプレ】2018ダイワ・イグジストを買って使ってみた

2018年にフルモデルチェンジされたダイワのスピニングリールのフラッグシップモデル、イグジストを買ってみたのでインプレッション記事を書いてみよう。 公式サイトEXIST(イグジスト) | DAIWA ...

続きを見る

Webサイト運営継続のために今日もAmazonの閲覧履歴を御覧いただきありがとうございます。

おすすめ記事

1

冬はルアーターゲットが減るシーズン。 それでも釣れないわけではなくて低水温が好きな魚もいる。また温排水などの条件が整う場所では冬の方が他のシーズンよりも釣れるということもよくある。 そこで今回は冬のソ ...

2

タモ網(ランディングネット)とは、抜き上げられない大きさの魚をキャッチするために使う道具のことである。単純にタモと呼んだり、ネットと呼んだりすることも多い。 このページではそんなタモ網の使い方や選び方 ...

3

「偏光グラス」とか「偏光」とも呼ばれる偏光サングラス。 釣りをするなら必須アイテムの一つに入れるべきアイテムだと私は思っているぐらい、偏光サングラスは常に持ち歩いている。 今回は偏光サングラスの基本知 ...

4

釣りの時に何を持っていけばいいのかわかっているようで、時々「あれ持ってくるの忘れてた!」ってなることがたまにあるのでここで釣りに行く時に持って行く物リストをまとめておこう。 釣り全般で必要なものリスト ...

5

エサ取り名人として名高いカワハギ。 日本各地で釣ることが出来、釣り方も投げ釣りや胴付など初心者でも簡単な釣り方で狙うことが出来る。 専門のタックルも売られているが基本的にどんなタックルでも釣ることが出 ...

-ショッピング

Copyright© ルアーフィッシングの「釣活」 , 2024 AllRights Reserved.