いつの間にか無くなるのがタモ網や振り出しロッドの尻栓。気づくと緩んでいてどこかへ落としたのか無くなっている事がちょいちょいある…。
尻栓を無くした場合は速やかに釣具店へ行き、メーカーに取り寄せしてもらうのがベストなのだが安物で商品名とかわからなかったり、その商品が廃盤で、もう生産して無かったりすることもあるだろう。
そんな時、自分でかんたんに尻栓をなんとかする方法を思いついたので試してうまく行ったのでついでにカスタムしてみた。
自由自在ボードで尻栓を作れ
尻栓を作ろうと思ってもぶっちゃけ何で作るのが良いのか迷うだろう。
私もいろいろ考えて布で応急処置をしたのだが、素材が弱く、いつの間にか破れてしまう可能性が高くて、耐久性に難ありって感じだった。
もう少し擦れとかに強い素材で作れないか?と考えてふと思いついたのが「おゆまる」というお湯で柔らかくなるプラスチック粘土。この素材は固まると無茶苦茶強い素材なのでちょうど良さそうと思ったのだが形を作るのがめんどくさい。もっと簡単に作れるものは無いか?
その答えが自由自在ボードだった。
これは以前ルアー作りに使ってくれと頂いたもので、プラスチックスプーンを作るのに使ってみたのだが結構いいスプーンが出来た。
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トラウト用のスプーンを自作してみた
今回はトラウト用のスプーンを自作してみたのでその話を書いていきます。
楽天で買うとそれなりの値段するものの尻栓分ぐらいなら300円分ぐらいで作れるだろう。
おゆまるは100均で買えるので安くしたいならおゆまるがいいかもしれない。
ただ、夏の暑い車の車内に置いておくとお湯丸はドロドロに溶けて無くなるリスクがあるのでその点は注意したい。(自由自在ボードもふにゃふにゃにはなるので夏の車内に放置は危険だが…)
ということで前回スプーンを作るのに使って余っていた自由自在ボードを切り取って熱湯に浸し、柔らかくなったのを見計らい、タモ網の尻栓部分にペタっとくっつけて整形。
熱いのでちゃんと軍手をして作業しましょう。
柔らかい内にうまく形を整えると完璧にくっついた。
自由自在ボードは素材同士がうまく粘土のようにくっつくので冷えて固まったらもうそう簡単には外れない尻栓になる。
見た目が酷いのでグリップを巻いてみた
自由自在ボードで尻栓を作るのはとても簡単でめちゃくちゃオススメなのだが問題は見た目がかなりダサいところ。ガムテープくっつけてるの?って感じになっていてなんだか貧乏くさい。
色を塗ってごまかすとかかわいいマスキングテープでデコるとか考えられるが、よく考えると前にフィッシングショーでロッド用の滑り止めテープを見つけてこれいいじゃん!と思ってマックスで見つけた時買ってたのを思い出した。
ロッドに巻こうかと思ったけどなんかロッドってテニスのラケットとかゴルフのグリップみたいに直線的じゃなくて巻きづらいな…巻く部分も全体巻くのもおかしいし、どこを巻けばいいのか?と迷った結果お蔵入りしていたのであった…。
ついにこのグリップ用のテープの使いみちが発見された!ということで巻いてみた。
とてもいい。非常にグリップ力が上がってタモ網の操作性がアップしそうに感じる。正直巻くのがちょっと難しくて失敗気味だがギリオッケーってことにしとこう…。
まとめ
振り出しのロッドや振り出しの玉網の尻栓が無くなった時に応急処置として自由自在ボードを使うのはかなり有りだと感じた。お湯で柔らかくして貼り付けるだけなので作業時間はお湯を沸かすところから入れても5分以内に終わる。
ただ、見た目的にあまりよろしく無いのと万が一ショックで外れてしまう恐れもあるので装着後は私のようにバーテープで巻いてごまかすか、水道管の水漏れを塞ぐテープなどで巻いておくなどするといいと思う。