今回は前々から気になっていた琵琶湖の近くの管理釣り場アクアヘブンさんへ行ってきたのでその模様をレポートします。
午後からスタートフィッシング
午後12時から午後5時までの午後券は3500円となっているがそれを買って釣り開始。
この管理釣り場はポンドタイプの管理釣り場でかなり小規模な管理釣り場となっている。
メインポンドは大物狙いのポンドで細長く奥は入れず手前からのみの釣りとなる。
もう一つある方は30センチぐらいの魚を大量放流している場所で初心者向けのポンドとなっている。
メインポンドはそこそこ濁り気味の水質でもう一つの方はメインほどは濁ってないもののクリアとまではいかない水質。クリアすぎる朽木とは少し性質の違う釣り場だと感じる。
まず、大物狙いの方から釣りを開始してみる。先行者は3名ほどいたが着くと同時に一人大物をヒットさせていた。
初めての場所なので手探りでどんなルアーが良いのか試す。この正解を探す作業がたまらなく好き。初めての場所はそういうパターンを探る楽しみがある。
スプーンから始めてミノーやクランクなどを試していくがミノーのトウィッチで何度かヒットと同時にバレるのがあったぐらいで中々アタリすら無い状況が続く。
放流されている魚を確認するがニジマスがメインでその他にもイワナやブルックなどが見える。イワナやブルックの数もそこそこ多くてミノーでも釣れるはずなのだが今ひとつ反応は薄い。
あと面白いのがマス類以外にも大きめの金魚か錦鯉のような魚も結構いる。釣れる魚ではないとは思うが珍しい。
噴水のあるもう一つの方へ移動
1時間以上釣れなかったのでもう一つの方へ移動してとりあえず魚をキャッチしておこうという作戦。
この池は水流があり魚は結構回遊しているような感じであるがルアーへの反応はメイン同様それほど良くはないと感じる。
時間帯的なもののような気もするがとにかく何を投げても寄ってくるが食う感じがなく普通に引き返していく。
これは何か特殊なハマりパターンがあるんじゃないか?と思うぐらい普通のスプーンやクランク、ミノーに食ってこない。だいたいどこの管釣り行ってもそれなりに食ってくるザンムですらノーバイト・・・。まともな釣りが成立しない予感・・・。
そしてしばらくして答えの糸口が見えた。
15時ぐらいにスタッフの方がペレットを撒くとお祭り騒ぎになったのである。昔開成フォレストスプリングスという管理釣り場で経験したニジマストルネード(群れのニジマスがぐるぐる回りながら渦を巻く状況)が発生し、そのニジマストルネードにルアーを投げるとペレットと勘違いしてガンガン食ってくるという状況になった。
ルアーはペレットの色に似た茶色系のクランクや色も形も大きさもほぼペレットのペレスプがドはまりしてガンガン食ってくる。
今までの沈黙が何だったのかと言うような食いつき方で釣れる。
常連さんと思しき人はペレットが撒かれる時に発生する水面への音を演出するためにスプーンを水面に叩きつけその音によってきた魚を釣るパターンで釣りまくる。もはや投げてないしリールも巻いてない。謎の釣り・・・。それでも釣れまくる。
今まで色々な管理釣り場に通ったがこんなパターンが存在するのかとすごく新鮮に感じた釣り方で釣れている。
ボトムが釣れる
よく魚を見ているとフォールでやたら反応していて底までルアーを追いかけていっていることに気づき、ボトムが釣れる気がしてきた。幸いこのポンドは防水シートで覆われている王禅寺と同じようなタイプのポンドで底がゴツゴツしていないのでボトムの釣りがし易い。
そこで持っていた0.8グラムのスプーンをロッドを使ってズル引くキス釣り釣法でボトムを探るとすぐにアタリが出てヒット。食ったまま沖へラインが走っていくわかりやすいアタリだった。
ボトムで2匹釣ったもののちょうどこの防水シートのつなぎ目のところにルアーを引っ掛けて持って行かれてボトムの釣り終了。
メインポンドでペレスプ投げたら釣れるんじゃないかと移動。
メインポンドでペレスプを投げてみたがアタリが何度か出たものの乗らず、すぐにすれて反応が無くなる。
ボトム用のスプーンはまだストックがあったのでメインポンドでもボトムをやってみる。
すぐに一匹ゲット。これはロッドを使ったボトムバンプでゲット。もう一匹ヒットしたが直ぐにバレる。
しばらくやると反応がなくなったのでちょっと場所移動して一番遠い側へ。この管理釣り場のいいところは平日は人がほとんどいないこと。まだオープンして一年ちょいということであまり知られていないのか、近くに琵琶湖があるおかげで釣り人が吸い取られているせいかめちゃくちゃ空いてる。
普段、王禅寺とか北田原とかの超混雑管理釣り場でやってる人間としてはめっちゃ空いてるだけですごくいい。どこでも投げ放題の管理釣り場はほんと気持ちがいい。
16時過ぎぐらいからは私を含めて親子連れと3人になったのでもうどこでも投げ放題という状況だった。
16時辺りになって段々と魚の活性が上がってきたのかペレスプへの反応が良くなってきた。
あと、パターンらしきものがわかって、ペレスプをバジング(竿を立てて水面を泳がせる)させるパターンでアタリ連発し始める。ここの魚は極度に水面を意識していて常に水面にペレットが落ちて来るのを待っているようで波紋を立てながら泳がせるとペレットが撒かれたと勘違いし猛烈な勢いで食ってくる。
全然乗らないのは多分フックの向きが上向きなので下からのバイトに上手く掛からないのだと思う。面倒なので付け替えなかったがバジングの時にはフックは下向きにしておくと良いだろう。
パターンらしきものが見つかったものの全然ヒットしない状況でどうしたものかと考えていた時、アクアヘブンのフェイスブックページに載っていたヒットルアーを思い出した。針金にビーズを通したルアーで指で螺旋の形にして泳がせるとぐるぐる回りながら動くやつで昔興味本位で買ったやつがボックスにあったはず。
それを使ってみたらなんかめちゃくちゃ食ってくる。なんだろう?これは何パターンなんだろう?マジでわからんがめっちゃヒットする。3連続ゲットなどもありラスト1時間で4ゲットとかなり楽しめた。
ここの魚は非常にコンディションが良くて引きがめちゃくちゃいい。引きの強烈さでいうと本当に相当コンディションがいいと感じる。おそらくペレットをたくさん食べていて体力が有り余っているのではないかと思う。
最後の方に釣った魚は持って帰って食ってみることにしてキープ。
結局最終17時まで粘ったが追加はできず。
魚捌き場もちゃんと整備されていて包丁もまな板も設置されているのでとても便利。午後券の場合1.5キロまで持ち帰ることが出来るのだが3匹で大体1キロとのことだった。あと1匹か2匹は持ち帰れそう。
アクアヘブン攻略のまとめ
アクアヘブン攻略のポイントは虫とペレット。夕方からカゲロウが飛び始めて水面に着水したカゲロウはマスの餌になっていた。おそらくこの虫とペレットがここの魚のエサになっている。
狙い方としては他の管釣りや他の自然の釣り場と大きく違って大きめの着水音。ルアーを投げて水しぶきを上げる着水音によって魚はスイッチが入りルアーを食う。出来る限り高くルアーをあげて落としてやるといいのだが普通着水音は小さめが望ましいので私のような他の釣り場の釣りがなれてしまっている人間だと中々難しいかもしれない。
ヒットルアーとしてはセニョールトルネード。私はグリーン一色しか無かったがそれだけでも十分な釣果だった。もし、最初からこのルアーを投げ続けていたらもしかしたら釣果がかなり増していたのではないかと感じる釣れ方だった。ただ、難点はぐるぐる回りながら泳ぐためラインのヨレがどうしても溜まるのでヨレを取る道具を持っておいたほうがいいかもしれない。
ルアーのカラーは茶色が強い。ペレットが茶色いから。他の色は水が濁り気味ということもあり派手系の方が反応が良かったように感じる。オレンジとかピンクをローテーションに加えておくと良いだろう。
アクアヘブンは関西には数少ないポンドタイプの管理釣り場で難易度的にも魚のコンディション的にも非常に面白い釣り場だと言える。場所的にも大阪や京都などの都市部から名神自動車道で京都東まで行き、そこから湖西道路で真野まで行けばインターからすぐなので本当に近い。
琵琶湖で朝マズメ狙って坊主食らったりした時に癒されに行くというのも良いかもしれない・・・。多分今後かなり頻繁にお世話になりそうな管理釣り場でした。