兄さん知ってはりまっか?
「ハゼクラ」っちゅう新しいルアー釣りが今一部で盛り上がってるのを!
今年の夏くらいからやたらと目にするハゼクラを実際にやってみたのでレポート。
ハゼ釣りのメッカ、武庫川へ
ハゼクラは夏前位から知っていたのだがどこでやればいいのかよくわからんくて淀川行ってみたりしたけど手持ちの管釣りクランクではアタリすらなかった。
最近武庫川のハゼを餌で釣ってみたら尋常じゃないほど無数にハゼが釣れることに気づいて武庫川でハゼクラ出来る場所ないかなぁと検索エンジンに「武庫川 ハゼ」と打ち込んで検索!そこで発見したのがこのユーチューブビデオ。
武庫川に精通している人間なら一瞬でどこかわかる動画。
行くしか無い!と早速行ってみた。
このハゼクラは底を叩かないとダメなのでとにかく水深が浅い場所じゃないと話にならない。どれだけ底を叩く距離を引けるか?それだけが重要。
武庫川の下流域はそれほど浅い場所が広くないので出来る限り潮が引いている時間帯が望ましい。という理由から午前10時過ぎの干潮を狙う。
人は非常に多い。これだけ大量にハゼがいたらそりゃ人も多いわ。
ファミリーからカップル、ベテランまでいろいろな人が糸を垂らしているがハゼクラをしている人はいない。淀川では結構いたのだが・・・。釣れるのか?
とりあえず、一番浅そうなところでやってみる。
底が丸見えなので追ってくるかどうかも見える。
めっちゃ追ってくる!
でもチヌの幼魚チンチン・・・。(チヌは出世魚なので小型のはチンチンと呼ぶ)
こいつは追ってくるが食う気配は全くない。
しばらくやってみるがハゼのアタリは特に無いので少し移動。ハゼクラはアピール力の強い釣りなのでアタリがなかったら移動したほうが効率がいい。粘ってもすぐにスレる。
人が多いので人を避けながら隙間でハゼクラ。
すぐにアタリが出た。ここか?とばかりにルアーを投げまくるとヒット!小気味の良い引きでハゼゲット♪
釣れるやん!おもろいやん!
このあとは連発に次ぐ連発でエサよりも数段効率よくハゼを釣っている気がする。
ただ、ヒットしても魚が小さいので引きが全くなく、本当に釣れてるの?ってのも何度かあった。。
よく見ると針は口にはかかっているものの下顎にかかっていることが多い。
この釣りなのだが明らかに小型とはいえクランクをハゼが丸呑みに出来るはずもなく、どうやらハゼの縄張りをルアーで荒らして攻撃させるという鮎の友釣りに似たような習性を利用した釣りらしい。
一般的にハゼの時合は干潮からの上げ潮で、干潮時はエサを食わないらしい。なのでちょうど時合突入といった時間に釣りをしていたようだ。
ハゼクラが出来る水深
午後からは満潮に近づきクランクで底を叩きづらくなる。
どうしても巻いて底まで行くまでに消費する距離が長くなるので飛距離が必要になってしまい効率が悪くなる。
それならシンキングのクランクを使えばいいじゃないか?と思うかもしれない。ただ、釣れない時間帯に重要なメソッドが止めて浮かせるという間を作るやり方であるためフローティングのクランクでないと釣果は落ちる。巻いて釣れる状況ならシンキングタイプで十分釣れるだろう。
いろいろな場所でやってみたが使用していたルアー・ディープクラピーの潜航深度が2メートルちょっと位なので狙える水深は2メートル以内。出来れば水深1メートル前後の場所でやるのが良いようである。
当たっても乗らないバイトが出るので乗らなかったら1秒ほど止める。すると浮き上がる時に追い食いしてきてヒット!となる。
午後からはこのパターンばかりで3匹ゲット。
その後は中々追ってくるのは見えるのだが食ってこない。
北風も強くなり、繊細なアタリも取りづらくなってきたので終了とした。
ハゼクラは気軽に釣れて時合に入ればほぼ入れ食いという楽しさなので是非とも一度お試しあれ!