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ルアーについての基礎知識

リアルなルアー
ルアーフィッシングという釣りで無くてはならないのがルアー。
ただ、ルアーと一言で言っても釣具店に行けば壁を埋め尽くすような量のルアーが販売されておりどれを買えばよいのかそれなりの知識がないとわかりづらい。

このページでは全くのルアー釣り初心者のためにルアーというものについての基礎知識をまとめておく。


ルアーの歴史

ルアーが生まれたのは湖でニジマス釣りをしていた人がスプーンを落としたところニジマスがそれに食いついたのをみてエサ無しで釣れるのではないか?と考えルアーを生み出したのが始まりと言われている。

ただ、その前から日本ではカブラやエギなどの漁具としてのルアーは存在しており、縄文時代の遺跡から発見された釣り針はエサを付けることが不可能な構造になっており、釣り針自体をルアーとして使用していたのではないかと言われている。

そう考えるとルアーの歴史は非常に長いものになるが漁具としてのルアーは一部で使用されていただけであまり広まっておらず、今のルアーのようなものが開発されていったのは100年ほど前からになる。

ルアーの素材

素材は金属、プラスチック、木材、発泡素材、ゴムなどがある。

金属で出来たルアーは重く飛距離が出て素早く沈むという特長があり飛距離が必要だったり深い場所を攻める時に活躍する。

プラスチックは非常に一般的に使われるルアーで金型さえあれば量産できるルアー。ただ、カラーリングや製品のばらつき管理など手作業の部分も多く人件費のかかる国内で作成されるルアーは高価であり、特に小さな会社のルアーは量産が困難である場合が多く手に入りづらい場合もある。

木材のルアーはコーティングや整形など非常に手間がかかる部分が多く高価。人気になると中々手に入りづらいため使う喜びはプラスチック製よりも上になる。

釣れるかどうかであるが、プラスチックでは生み出せない動きがあるのは間違いなく、バルサ素材など非常に軽い素材は動きがキビキビとしておりアピール力が高まったりする。逆にウッド素材は比重が高く水に絡みやすく思い通りの操作がしやすいなどの特徴も挙げられる。

発泡素材はあまり使われない素材ではあるが他のルアーには出せない動きがあるため状況によっては他を圧倒する釣果をもたらすことも。

ゴム製のルアーはソフトルアーとも呼ばれるが非常に魚に近い生っぽい動きになるのが特長。ただし、ハードルアーに比べると壊れやすいというマイナス面も持ち合わせる。特に素材によっては溶けたり色が変わったりと管理が難しい物もあるので注意が必要。

ルアーのカラー

カラーに関しても沢山の種類があってどれが釣れるのか?さっぱりわからないとなることがあるだろう。

これに関して言えば「何色でも釣れることは釣れるし何色でも釣れない事はある」ので自分が釣れそうと感じたカラーのルアーが一番釣れるルアーになる。
ルアー釣りで一番大事なのは絶対釣れるとルアーを信じて釣りができるかなのでこんな色で釣れるのかよ?と言う疑問を持つような色を使うことはオススメできない。

ただし、一応ルアーのカラーの選び方のセオリーはあるので紹介しておくと、水の色が住んでいる時はナチュラル系、水が濁っている時はアピール系、夜はシルエットがはっきりするルアー、スレている時はクリア系と言った感じ。

他にはマッチザベイトと呼ばれる、その時狙っている魚が何を食っているかでルアーのカラーを変えると言う方法。カエルを食っているならカエルカラー、ザリガニを食っているなら茶色系などベイトに合わせる。

より詳しい話は「ルアーのカラーについての基礎知識」にて。

ルアーの種類

ルアーには様々な種類があるのでここでは代表的なルアーを紹介してみる。

ミノー


一番魚に近いルアーでシルエットはまさに小魚。見た目もリアルなものが多く浮かせておくだけでも釣れるミノーも存在している。使い方はゆっくり巻くだけでも釣れるが速く巻いたり、竿をチョンチョン動かせばルアーが不規則に動き魚へアピールすることも出来るルアーで非常に多彩な使い方が可能。

クランク


ボディーが丸いクランクは水をかき回す力が強く広範囲にアピールできるルアーで、浮力とリップと呼ばれるルアーを潜らせるための透明なパーツにより一定の深さを探ることが出来ることが特長。リップが大きければ深くに潜らせることが出来るし、小さいリップなら水面直下を泳がせることが出来る。

バイブレーション


日本ではバイブレーションという名前が一般的なルアーであるがアメリカではリップレスクランクという名前になる。リップレスクランクの名の通り、透明のリップというパーツが付いていない。どうやって潜らせるのかというとボディーが重く何もしなくても沈む。バイブレーションと日本で呼ばれるようになったのは振動が強く震えるためそう呼ばれるようになった。

スプーン


食事用のスプーンに穴を開けて針をつけただけのようなルアー。とても原始的なルアーではあるが今でも非常によく釣れるルアーで大型のスプーンなら海で大物を狙えるし、小型のスプーンなら渓流で小魚も狙える。非常に万能なルアーである。近いルアーにメタルジグがある。

ワーム


ソフトルアー、ソフトベイトなどとも言われるのがワームであり、その名の通り柔らかいゴムのような素材で作られている。特長は生き物のようなリアルな動きでゆっくり動かしても生き物のように見える。

沈めておくだけでも水流で微妙に動いたりするため何もしないでも釣れたりするほどリアル。
あまり魚の食い気がないような時でも思わず口を使ってしまう魚もおり、ルアー釣りに必要性が高まっている。

トップウォーター


浮くタイプのルアー。魚は水面に獲物を追い込む修正があったり、虫などが水面に浮かんでいる様子を演出できることで状況によっては他のルアーに比べて圧倒的に釣れるのがトップウォーターの特徴。特に朝や夕方の活性が高い時間帯には強いルアー。トップウォーターはその中でも細分化されており、ペンシルベイト・ポッパー・スウィッシャー・ノイジーとかなり色々なものがある。初心者はペンシルとポッパーから始めてみるのがおすすめ。

ラバージグ


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オモリと針が一緒になったジグヘッドという針に細いゴムを大量に巻きつけたルアー。水に付けるとゴムが広がりアピールする。ひらひら動くゴムの一本一本がワームのような波動を生み出し、アピール力は高い。ワームよりゆっくり動かしたい時などにもブレーキとしてラバーが有効に使えるなど使い道は様々。

スピンテール


ジグの後ろに金属の板で出来たブレードが付いたルアー。タダ巻きでブレードが周りキラキラと光ることとブレードから発する波動により広範囲から魚を集めて食わせることの出来るルアー。小魚の群れについた魚を狙う時に効果を発揮しやすい。特に5センチ以下の小型のベイトを食っているような魚を狙う場合このルアーが一番釣りやすいことがある。

スピナーベイト


主にバスフィッシングに使用されるルアーでラバージグにワイヤーでブレードを付けたようなルアー。根掛かりしづらいこととアピール力が強いことが特徴で広範囲から魚を探すサーチベイトとして使用されることが多い。

バズベイト


これもバスフィッシングで使われることが多いルアー。ラバージグにワイヤーで水面を撹拌するプロペラを取り付けたようなルアーでアピール力が強く水面を手っ取り早く釣っていくような釣りに向いている。ハマった時の爆発力はものすごくトップで入れ食いも可能なルアー。

ルアーについての基礎知識まとめ

ルアーは色々な物が発売されていて最近は更に細分化が進んでいて色んな人が新しいブランドを作ってルアーを発売するので私も追いつけないぐらいたくさんのルアーが生まれてる。

でもどんな釣りにも定番と言われるルアーが存在しており定番はそう簡単には変わらない。
バスフィッシングの定番クランクはBomberのモデルAでありもう何十年もボックスに入り続けていて未だに釣れ続けているし、シーバスではラパラのカウントダウン9が定番として何十年も使われる。青物用のポッパーはポップクィーンだし、アオリイカのエギングではアオリQが定番。

初心者がルアー釣りを始めようと思うならまずはその釣りの定番と呼ばれるずっと使われ続けているようなルアーから買ってみると最新のルアーがどう進化したのか理解できたりするだろう。

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投稿日:2016/09/05 更新日:

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