多摩川のほとりに住む者として多摩川でルアーを使って釣れる魚はコンプリートしておきたい。
鯉、ナマズ、ラージマウスバス、シーバス、マルタウグイ・・・。だいぶ色々釣ってきたけど7年も釣りをしてきてまだスモールマウスだけは釣っていない。
今回は本気でたった一匹のスモールマウスバスを狙ってひたすら川を遡ってみた。
東京側はちゃんと自転車道が舗装されていて国立までそれほど問題なく直行できた。
狛江から福生市までおよそ25キロ。
信号機などが特に無いので1時間ちょっと。
朝3時に起きて朝マズメまでに到着する予定だったのだが起きたら9時だったので10時半に到着した。
朝マズメも完全に終わってるのでストラクチャーを打っていく事に。
今回も改めて思ったのだがバスの魚影は非常に薄い。
日本の釣り場はアメリカの釣り場と比べ非常にブラックバスの魚影が濃いと田辺氏が行っていたが恐らく多摩川のブラックバスはもう生態系の頂点として数が固定されて増えないのではないかと思えるほどどこへ行っても薄い魚影。
淡路島の野池の100分の1以下だ・・・。
そういう釣り場では一番いいストラクチャーだけを打って行く、数うちゃ当る作戦がいい。
めぼしいポイントを5分攻めて移動。気になった場所は後で入りなおす。これでとっていこうと。
東京側はものすごい藪。
もう3メーターくらいの葦が密生している。
腕が傷だらけ・・・久しぶりだよこんな本格的な藪こぎしたのは・・・。
でも、ひたすらシャローにウィードが点在しているポイントの絞りにくいエリア。
しかし、藪が濃すぎて抜けるに抜けれない地獄に突入。突然目の前が開けた。
なんかこの辺りはこういう沼みたいなワンドを人工的に作り出して自然を守ろうとしているようだ。
この沼にはものすごい数の食用ガエルのおたまじゃくしがいたのでスルー。
豆知識だが、おたまじゃくしはブラックバスにとって一番簡単に捕食できる絶好のエサなのでおたまじゃくしがたくさんいる池にブラックバスはいないと判断できる。これで野池めぐりでハズレの池に費やす時間が減る。
と、まぁ多分スモールマウスはこういう場所にはあまりいそうも無いので本流を攻める。
支流が流れ込む場所で一匹35センチくらいのスモールマウスを見つけたのだがあっという間にどこかへ行ってしまった。
さらに藪をこごうかと思ったがお腹がすいたのですき家へ。
八王子のすき家だったが全く店が回っておらずうんざりするほど待たされたがiPhoneいじってるとさほどイライラしないv
職人って感じの人はぶちきれてたけどwまぁ切れて当然な店でした・・・。
で、釣り再開。
ここは有名スポットなのか知らないけどバサーが5人くらいいた。
これは期待できると川を覗いても鯉とベイトフィッシュくらいしかいない。
やっぱりスモールマウスバスはラージのようにシャローに浮かんでたりしないのか?
釣れるならここしかないだろうって感じの流れ込みにノーシンカーを沈めてシェイク。
ゴンゴン・・・。
ん?アタリ?
糸を張るとゴンゴン・・・っと生命感が伝わったのでオリャ!
スカ・・・。
ワームを見ても噛み痕らしきものはない。
なんだったのか?ニゴイの子供とか歯のない魚か?
そして見えスモールマウスバスを発見。
こちらに気付いたかどうかわからないが移動している。
移動先を予測しワームを投入し、気付かせるシェイク。
ワームの辺りで魚影が消え、ラインからアタリが伝わる。
ゴン・・・
おりゃ!
一瞬の重量感・・・即バレ・・・。
完全に早合わせだった。
見えすぎていてあせってたのだ・・・。
30センチくらいのスモールだったが惜しいことをした。
ここはナイススポットなので後から入りなおすことにして移動。
川のアウトサイドベンドでかなり深くなっているような場所。先行者は釣れていないとのこと。
見えバスもおらずしばらく粘ったが釣れない気がするのでさっきのスポットへ。
川を覗くといた。
さっきよりいいサイズ。
ワームを進行方向に放り込むと・・・逃げた・・・。スレ過ぎている。しばらく一点シェイクで警戒心が解けるまで粘ったが魚はそのままどこかへ消えた。
ここで雨が強くなってきたので自宅方面へ移動しながら釣りをすることに。
あちらこちらをまわってみたがバスの雰囲気は感じられず終了。
本当に多摩川でブラックバスを釣るのは根気と運が必要な難しい釣りだ。
たった1匹のスモールマウスバスを釣るだけがこれほどまでに難しいものだとは・・・。梅雨が明けると昼間に釣るのが途端に難しくなるので梅雨明けまでに釣りたかったが夏も通うことにしよう。
でも次回はシーバス釣りに行きます。そろそろ釣りたい・・・。