趣味が釣りだと言うと大抵、朝早くて大変だよねーと言われる。
確かに早朝が良く釣れる。釣りの場合は早起きは3文どころの得ではないだろう。
ただ、早朝じゃないと釣れないわけではないので今回は早朝以外でも釣れるという状況なんかを書いてみる。
1.バチ抜けシーズン
バチ抜けというのはイソメ類の産卵のことで、夜にイソメ類が土から出てきて海面近くまで泳ぎ、産卵する。
こういう時期はイソメを食べる魚の一番釣れる時間帯は日没から2~3時間くらい。それ以降だとおなかがいっぱいになったり、潮が悪くなったりして食わなくなってくる。だから釣りをするのは夕方から10時くらいまで。
2.夏のバス釣り
あの今江氏は夏のバス釣りは日没前後30分間に集約されるという名言を残した。
そう、夏のバス釣りは夕まずめが一番釣れるのである。
昼間はサーモクラインであったり、ブッシュの奥でにいたりして難航不落のブラックバスも夕まずめには腹が減ってちょうど水温も下がり始め、ボイルしながらルアーを襲ってくる。
3.タチウオ釣り
半夜釣りが有名なタチウオ釣り。
タチウオが回り始めると沖堤へ渡す渡船も営業時間を遅らせてくれるようになる。夕まずめからがタチウオの勝負時なのだ。もちろん早朝も釣れるが夕まずめもちゃんと釣れる。
4.エギング
エギングも早朝は釣れる。日が昇るまでの時間が勝負な時期もある。ただ、ラインでアタリを取る釣りなので昼間が勝負でもある。
特に夕方のフィーディングタイムは昼のプレッシャーから開放されたイカたちが急激に食ってくるようになるのでエギングは夕まずめがおいしい釣りの一つ。
5.午後船
船宿によっては午後船という船を出しているところがある。
午後船だと13時出船なので大抵のところで値引きしてくれる。
アジやタチウオなどの近海の魚だと午後船でもポイントまで30分もかからないのでたっぷり釣りが出来る。半日であまり疲れない釣りなので魚を捌くのも楽。気軽なつりの一つである。
6.昼潮のとき
海釣りだと潮が釣りに大きく影響してくる。
潮の流れというのは季節によって全く違い、春は昼大きく潮が動く。
だから潮干狩りは春のイベントなのである。逆に秋には夜に大きく潮が動く。
これは太陽と月の引力が重なる時間帯が夜なのか昼なのかという違いによって産まれる現象である。
一般的に潮が大きく動くとき魚の活性が高まるので昼潮の時期はデイゲームのほうがナイトゲームより効率良く魚をゲットできるシーズンとなる。
7.水温が低いシーズン
真冬などにブラックバスなどの適水温が15度以上の淡水魚を狙う時は朝マズメは水温が低すぎる。
午後からが魚の動く時間帯で午後3時前後が一番釣れる時間帯といえるだろう。
8.自分自身のコンディション
朝早くだと血圧が低くて意識が朦朧とする人が朝早くに釣りに行っても集中できない。
まぁ普通釣り場に着くとテンションが上がるけれど睡眠不足では集中力が続かないものである。
やはり自分自身のコンディションがよく一番パフォーマンスが上がる時間帯が一番釣れる時間帯になることもあるだろう。
ということで、今回のブログは釣りって朝早いんでしょ?って問いに対する、いやいやそんなことも無いんだよというアンサーブログでした。