インターネットで釣り場が紹介されているというのが大きいだろう。その点においては私のサイトでも釣り場を紹介してきたので責任を感じている。
なぜインターネットで釣り場が紹介されると釣り禁止になるのか?であるが基本的に快適に釣りのできる場所は少ない。海は広いが釣りのできる場所はそれほど多くなく、魚がよく釣れる釣り場はさらに少ない。
その少ない釣り場に人が集中しがち。有料の管理された釣り公園なら駐車場も完備されているし、ゴミ箱なども整備されていてトイレもあり、清掃も行き届いている。
これが釣り黙認の堤防等の場合、駐車場の管理やゴミの管理、トイレなども無かったりする。そうなればたくさん訪れる釣人の中にマナーの悪い人が一定数混ざることによりゴミが問題になったり、違法駐車や立ち小便による悪臭などひどいことになる。
それ以外にも、人が多くなれば港で仕事をする人のじゃまにもなるし、海に転落するなどの事故も起こる可能性がある。
日本の土地はどこでも管理者がおり、その管理者の立場からするとゴミ問題や事故などの責任を押し付けられることを考えると釣りを黙認している方が圧倒的にリスクが高くなる。
だからとりあえず立入禁止にする。何か有った時にここにはしっかりと立入禁止と書いてあるから不法侵入した人の自己責任ですよと言えるから立入禁止にする。
これまでなんで黙認されていたのか?
大した数じゃなくて問題になるレベルではなかったからと言うのが大きいだろう。毎日来る釣人が常連のおじさん数人とかのレベルなら事故が起こる可能性も低く、そのおじさんは釣り場が無くなると困るのでゴミを捨てて行ったりすることもそれほど無いだろう。
それがシーズンになれば毎日100人ぐらい初心者が子供連れで訪れる釣り場になってしまえば事故も増えるしゴミも増えるし問題になるリスクも増える。黙認できなくなってしまう。
なんで黙認できないほど人が増えたのか?
簡単にインターネットで釣り場が検索できるようになってしまったから。
私が高校生とか大学生の頃はインターネットに釣り場情報などが少なく、基本釣り場は足で探すものであった。国土地理院の地図を買ってきてここは釣りが出来るかな?とかと探したり、釣具屋の常連になって釣具屋店員といっしょに釣りに行ったりして秘密の釣り場を教えてもらったりしていた。
それが今では大阪湾の釣り場を探せばいくらでもネットに情報がある。釣り公園もあれば釣り黙認の堤防の情報もたくさんある。アプリでも釣り場を紹介している投稿がたくさんある。
更に某釣具店が毎日リアルタイム情報として釣り場で何が釣れているのかの情報をネットに公開しているので今までとは比べ物にならないほど人が集まりやすくなっている。
西宮ケーソンでサゴシが釣れています!西宮ケーソンでサヨリが釣れました!西宮ケーソンでエビ撒きでハネが爆釣!と連日紹介されまくっているのを見れば行ってみたくなるのが人間であり、それによって集中混雑が発生する。
ここの釣具屋はこれまでも黙認されていた釣り場を連日紹介しまくって潰しまくっている。兵庫突堤も元々は黙認状態だったし、ポーアイ北公園も元々は黙認されている釣り場だったが連日某釣具店が紹介しまくった事により、今では釣り禁止になっている。
西宮ケーソンも釣り禁止になったのは当然の流れだったと感じる。尼崎市民として近場でよく釣れる最高の釣り場だったがしょうがない…。
これ以上釣り禁止を増やさないためには
釣り場情報はインターネットに紹介しないことが一番重要だろう。釣り場情報として出してもよい情報は釣り公園などの有料の施設での釣果情報ぐらいでどこどこの漁港で釣れましたとかの情報はどこ方面とかのアバウトな情報にする必要がある。
明石市役所前のベランダで釣れたのなら明石周辺とかで情報を流せば大蔵海岸にも人が分散されるので集中混雑による問題は起きづらくなると考えられるし、もっとアバウトに兵庫県南部とかでもいいし、大阪湾周辺とか阪神とかでもいい。一箇所に人が集まりすぎると問題になるので釣り場を釣人に探させなければならない。
貝塚人口島もこのままでは釣り禁止になる可能性が高いという声がある。南港釣り公園の近くのあそことどちらが先に釣り禁止になるか…。
まとめ
人が集まれば必ずマナーの悪い人が混ざり問題が起こるので人を集中させない事が大事。釣り場を釣り禁止にしたくなかったらインターネットにどこで釣れたという詳しい情報を載せないことが重要だろう。自分で自分の首を絞めることになる。