ポイ捨てするやつは釣運まで捨てとる。
ゴミ拾うやつは釣運を拾っとる。

釣りサイト「釣活」ブログ

チニング

初めてボートでチニングしてみた

投稿日:2022/05/15 更新日:

友人が2馬力船を買っちゃったらしいので、俺も勢い余ってゴムボートを買っちゃって、試運転がてら甲子園浜から出船してチニングやってみたレポート。

初めてのゴムボート…

これまでフローターはやったことがあるけどゴムボートはやったことがなく、初めて買って浮かべたわけだが結構思ってたのと違うかったので備忘録を残しておこう。

買ったゴムボートは一人乗り用

今回購入したゴムボートは一人用のゴムボートで後ろにエレキを搭載できるタイプ。価格は44000円で高いリールよりは安いぐらい。


一応オールやポンプ、椅子の板など一通りセットになっていて出船は出来るがライフジャケットは別売りで必須。ロッドによっては備え付けのロッドスタンドにはまらないのでそれも必要。私のポイズンアドレナも入らなかったのでこの元々ついてるロッドスタンドは相当細い竿しか入らないと思う…。

ボート釣りイコールかばんはバッカンというイメージなのでロッドスタンド付きのバッカンを持っていった。

一人乗り用ではあるがセットだとまぁまぁ重い。フローターと比べてオールや底板などパーツが多いし大きさも倍ぐらいはありそうなので当然だろう。それでも10キロちょいぐらいなので一人でも余裕で持ち運べる。長距離はしんどいけど200メートルぐらい運ぶくらい特に問題ではない。

最初のトラブルがポンプのホースつけるところ逆ってところ。逆に付けちゃうと空気が入らず抜けちゃうのでいくら踏んでも空気入らない…。
よく見るとINとOUTになっているのでOUTにつける。

次のトラブルが栓の構造がよくわかって無くて戸惑ったところ。空気を入れる時は真ん中の部分を押して空気の逆流を防ぐモードにしておかなければならない。でないとパンパンにしてもホースを外した途端にプシューと空気が抜けてしぼんでしまう。
これはユーチューブを見て解決。

空気を入れる時間は5分ぐらいで完了するレベル。気室が前と後ろに分かれているのでフックがぶっ刺さって沈没しても普通に浮くので少し安心。更に底板も空気を入れるのでナイフで3つともぶっ刺すという狂気に満ちた行動をしない限り完全沈没はしない。


出船時は長靴で浅瀬にボートを持っていって乗るのが正解のようだが今回ウェーダーを持っていったものの季節的に裸足でいいわってことで裸足で出船作業をした。友人はサンダルでやっていた。

乗り込むまでは非常にスムーズに行けて問題はなかったのだがオールを漕ごうとするとなんかミスっていることに気づく。普通船首を背に向けて座るのが手こぎボートの座り方だと思うのだが船尾に背を向けて座ってしまった。これは後ろにエレキを取り付けて操船するモードの座り方である。

ということで手漕ぎでは無茶苦茶操船しづらいし、もはやオールで漕ぐのはかなりキツい事に気づいたものの友人の2馬力船外機で引っ張ってもらう計画なのでオッケー。ちなみに引っ張ってもらう用のロープは元々ゴムボートについている。

いつも岸から釣りをしていてあそこまでルアーが届けば絶対釣れるんだけどなぁってところまで引っ張って行ってもらう。竿抜けポイントは魚が溜まってるはず。

ポイントまで移動する最中、想像以上にボラが飛ぶ…。


前のボートとの命綱的ロープをジャンプで越えていくやつもいたりマジで顔面に飛んでこられたらやべえのでタモ網でバリアを張る…。目の前に着水すると水しぶきが思い切りかかる…。こんな穏やかな日に波しぶきなんかかからないと思ったけどこういう飛沫かかるんや…。

しばらくしてポイント到着。2馬力船の速度はやはりしょぼい。こんなパワーではちょっと荒れるとどうしようもなくなるだろうし、流れが速すぎる時とか戻れなくなる可能性がかなり高いだろう。沖行けたとしても1キロぐらいまでのような印象だ。後ろにゴムボートを引いている場合。

甲子園浜の沖は底がドロみたいで何もなくて全然当たりがない…。微妙なので鳴尾川の河口の方へ行ってみる。渡船の邪魔にならない場所で釣り開始。

しばらくして当たりが来てヒット!

ナイスサイズなキビレゲットである!

ただ、ヒットしてから上げるまで何回回ったかわからないぐらい回った!魚の抵抗に翻弄されてなんか引っ張り回される…ゴムボートってこんなに回るんやって驚くほど回る。ラダーがほしい。

一匹釣れたところで風が出てきたのだが、ものすごい流される。鳴尾川をさかのぼって上陸してしまいそうな勢いで流される…。

まぁ普通アンカー下ろすんやけどなぜか今回アンカー持ってきてるのに船に乗せてないということで、流されっぱなし…。

やがて岩場に打ち寄せられてちょうど止まるかなと思ったら波で何回もぶつかってゴムボートが無茶苦茶痛むやん!友人の船もプロペラがぶっ壊れる!ってなってパニックになる…。

もうこうなるとオールを使ってなんとかして座礁をどうにかせんとあかん!ってなってなんかも釣りどころではない…。

ということで色々なんかボート釣りについてわかったので次回はもうちょっとまともな釣りを出来るように色々準備万端にして出直そうってことで引き上げることとなった。

まぁ事故無く終われただけで大成功でしょう…。1匹キビレ釣れるというおまけもあったし。

しかし、最後着岸間近でその事故が起こってしまった…。

友人のボートに巨ボラが飛び込んでしまったのである…。

友人はランディングネットを持っておらずボラに足をしばかれながら上陸して処理…。本当に最後の最後まで油断は禁物である。

今回来れなかった友人から「ボートで釣れた?」と聞かれて「ボートで釣れた」と答えていたが確かにボートで釣ったな…俺は釣り竿で釣ったけど。

今回の教訓

ボート釣りで怖いのは強風、船の引波、座礁、そしてボラ…。
次回は不意にボラが飛び込んできてもすぐに海へ返せるようにしっかりと準備しておきたい。

今回準備不足だと思ったのは、ボートをゆすぐ為の真水2リットルぐらいと雑巾数枚か大きめの1枚ぐらい。あとボラの飛沫を浴びてもいいような上着。出船・上陸用の長靴。アンカー。

ボート釣りはいつもの岸釣りと違って非日常感があってなんか楽しいので釣れなくても楽しい。ボート釣りマスターを目指してちょくちょく釣りに行ってみようと思う。

Webサイト運営継続のために今日もAmazonの閲覧履歴を御覧いただきありがとうございます。

おすすめ記事

1

冬はルアーターゲットが減るシーズン。 それでも釣れないわけではなくて低水温が好きな魚もいる。また温排水などの条件が整う場所では冬の方が他のシーズンよりも釣れるということもよくある。 そこで今回は冬のソ ...

2

タモ網(ランディングネット)とは、抜き上げられない大きさの魚をキャッチするために使う道具のことである。単純にタモと呼んだり、ネットと呼んだりすることも多い。 このページではそんなタモ網の使い方や選び方 ...

3

「偏光グラス」とか「偏光」とも呼ばれる偏光サングラス。 釣りをするなら必須アイテムの一つに入れるべきアイテムだと私は思っているぐらい、偏光サングラスは常に持ち歩いている。 今回は偏光サングラスの基本知 ...

4

釣りの時に何を持っていけばいいのかわかっているようで、時々「あれ持ってくるの忘れてた!」ってなることがたまにあるのでここで釣りに行く時に持って行く物リストをまとめておこう。 釣り全般で必要なものリスト ...

5

エサ取り名人として名高いカワハギ。 日本各地で釣ることが出来、釣り方も投げ釣りや胴付など初心者でも簡単な釣り方で狙うことが出来る。 専門のタックルも売られているが基本的にどんなタックルでも釣ることが出 ...

-チニング

Copyright© ルアーフィッシングの「釣活」 , 2024 AllRights Reserved.