10月になり、秋も中盤戦。そろそろ秋の荒食いシーズンでたくさん釣れてもおかしくないぞというわけで淡路島へ行ってみることにした。
狙うは青物!?
淡路島の釣果情報を見ると連日あちこちでハマチが上がっていて毎朝のようにボイルしているとのことだったのでハマチが釣れるぐらいならサバも釣れるだろうと予想し、青物メインでやるイメージでGO!
朝マズメを逃さないように4時起きで淡路島へ向かう。
途中友人と合流して到着は6時前ぐらいになったがまだ夜は明けておらずちょうどよいタイミングで着いた。
人はそこそこいるようで車が並んでいたが入りたいポイントはテトラのゾーンだったのでそちらへ行くが人がほぼいない。
そして魚の気配がほぼない…。
夜が明けて水面を覗くと透き通った海に魚影は全く無く、小魚すら見当たらない。ベイトフィッシュの気配のない海で青物が回ってくるはずがあろうか!
ということで人がたくさんいる漁港の方へ移動して釣り開始。
人が多いが淡路島は釣り場が広くて別に入れないこともなく、問題なく釣り開始。
サビキ釣りでアジを釣り、そのアジを泳がせてなんかでかい魚を釣ろうと言うわらしべ長者的フィッシングをすることにした。
ただ、海面を見るとスズメダイがすごい。スズメダイの地獄でサビキを落とし込むと養殖池に餌を撒いたがのごとく真っ黒になって集まる…。もちろんサビキにかかる魚はスズメダイばかりでアジが全く釣れない。
でもアミエビを撒き続ければ匂いで他の魚も集まるだろうとしばらく撒き続ける。
集まってきたのはすべてスズメダイで気持ちの悪い状態にまでなってきた…。流石にこの状態でアジが釣れる気など全く起きずサビキ釣り終了。とりあえず釣れたスズメダイを泳がせてもしかしたら釣れるかもとスタンバイして横でエギングをやってみることにした。
しばらく水面を見ているとシーバスが時々やってくる。するとスズメダイが逃げていく。泳がせのエサには特に反応なく、シーバスはスズメダイ別に食いたいわけでもないようだ。なんでシーバスはウロウロするのだろうか…。同じように大きめのクロダイも何かを狙うかのように回遊してくるが泳がせのエサには食いつく気配がない。この魚もスズメダイには興味が無いようだ。何を狙ってるのだろうか?
そんな時に水面を覆い尽くす数のトウゴロウイワシの群れがやってきてこれを追って何かがボイル!なんだろうか?とワームやらメタルジグやら投げてみるが無反応。トウゴロウイワシのサイズが5センチぐらいとかなり小型でルアーとはサイズが全然違うのが問題なのか?
そしてよく見ると、トウゴロウイワシを追ってボイルしているのがアオリイカの群れだとわかった。こんな水面でトウゴロウイワシを食いまくるアオリイカなんて初めて見たので驚いたが10杯ぐらいの群れだった。
慌ててエギを投げてみるが明らかに3号のエギでも大きすぎてマッチザベイト出来ておらず、アオリイカも警戒してしまい逃げていった。まぁ丸見えのアオリイカはそう簡単には釣れないよな。
その後も暑いだけで何も釣れる気配がなく、人もどんどん帰り始めてヤバそうな雰囲気が出てきたので、ワームをテトラに落とし込んでなんか根魚かアナハゼでも釣って坊主逃れようとする。
結構当たりは多くて楽しいがふぐも多くてワームがすぐにボロボロになるなどかなり苦戦…。穴釣りですらこんなに難しいのか…と思っていたらやっとガシラが釣れてくれた。
正直、物足りないが穴釣り成功ってことにしておく。
このあとも厳しい状況が続くが、潮が干潮から上げに入ったタイミングで魚の動きが変わり、トウゴロウイワシがなにかに追われるように逃げ回り始めた。やっと青物回ってきた?とか思っているとダツが2匹見えた。これか…。と思いつつ穴釣り用のワームを投げると見事にダツが食いつく!
超エキサイティング!と思ったがすぐに外れてしまった。
ダツのヒットシーンはなんか楽しい。
こんな感じのお食事タイムっぽい状態が始まったのでエギングをもう一度やってみる。
上の方で大きめの魚がエサを食ってるってことでボトムをネチネチやることにして探っていたら足元までエギが来た時に後ろにイカが見えてそのイカが抱く瞬間が丸見え!エギを抱いたのを確認してフッキング!
小気味のいいジェット噴射を味わってゲットしたのがまぁまぁ秋イカとしてはいい感じのサイズ。
このイカをゲットした後はイカの反応がなくなり、暑くてのどが渇いて死にそうだし、メシも食いたくなったのでコンビニへ。
補充完了し、漁港へ戻るとアジを発見!
泳がせのアジさえ確保できればシーバスもチヌも釣れるんじゃねえの?ってことでアジを釣ろうとするがスズメダイの猛攻がすごすぎて一人では釣るのが不可能…友人にスズメダイをおびき寄せてもらい、その隣でアジをこっそり狙うことにした。
作戦が1回だけうまくいき、2匹の小アジをゲット!このあとはスズメダイをおびき寄せ過ぎてもはやアジを狙うことができなくなりサビキ釣りは終了。
わずか2匹のアジを使ってなんとかわらしべ長者フィッシングを成功させようと完全フリーでの泳がせをする。
しばらく泳がせていたら友人がアジが浮いてるけど死んでる?って聞いてきたのでまさかそんなに早く死ぬわけがなかろう?と見るとイカが抱きついて持っていこうとしている…。チャンス!ってことでネットで掬おうとしたが逃げられてしまった。
悔しいので次はちゃんと掬おうとスタンバイして待つ。一切イカがいなくなり、風が強くなってシーバスとかチヌが回ってきたのかもよくわからんようになってもう無理かな?と思っていたらアジの動きがなくなった。
これはもしかして?と思い、ゆっくりと巻いてみると重い。イカが抱きついて必死でアジを食っている。これだけ必死なら上手く掬えるのでは?と頑張って寄せてこようとするがイカが必死でアジを海底にひきずりこもうとジェット噴射で抵抗!
寄せてくるのがこんなに難しいの??って思っていたらスミまで吐いて抵抗!
網の届く射程距離に寄せられず強引に行こうとしたら流石にアジを離してしまった…。
むずい!こんなにイカがアジを抱くと知っていたらヤエンを持って行ってたのに!ということでヤエンさえ持っていっておればあと2杯はゲット出来たとは思うがもう風が強くてエギングも出来ないし、波がすごすぎてショアジギも難しそうって状況になってきたので帰ることにした。