春のシーズンは早い時期から結構いい感じだった2020年の武庫川チニング。
ただ、5月ぐらいからなんかうまく行かなくなって超絶スランプ状態となり最近は本当にアタリすらないぐらいの日々になっていた。
チヌがいなくなったわけではなく、見えているチヌはかなり多いし、周りの釣り人はぼちぼち釣れている人もいた。ということで釣り方がわからなくなっただけだろう…。
ド干潮に行ってみる
川の流れと潮の流れが一致したほうが活性が上がるかな?と思っていつも満潮の時間帯に行っていたのだが今回は逆に一番潮が低い時間から開始することにしてみた。今までのやり方で釣れないんだから同じことをし続けていてもしょうがないから。
場所もいつもの場所に行ってみるが潮位が低すぎて底が見えてるし気配があまり感じられないので即移動。近くのドブ川へ行ってみたもののこちらは水が臭くて泡立っており明らかにいまいち。一応魚の気配はあり、ボラもはねていたので少しだけやってみるも粘ってもしょうがない感じがしたので移動。
結局武庫川でしょってことで武庫川最下流部にて釣り開始。この辺は潮位が一番下っていてもそれほど問題ないぐらいの水深があり、ボラがかなり溜まっていて水の良さは感じる。
流石に土曜日の夕方だったので釣り人の数はかなり多めではあるが特に場所がないというほどでもなく快適に釣り可能だった。
とりあえずトップウォーターでチヌの反応を探ってみるがそんなには甘くなく、特に反応は得られない。
しばらくやってみたがボトムに切り替える。
上げ潮が効き始めて魚が動き始めた感じがしたタイミングでブッコミのおじさんがチヌを上げる。ルアーの人もそのタイミングでチヌをゲットしていてこれはチャンスタイムか?という感じが漂う。
ボトムに切り替えてからアタリが連発する。しかし合わせられるようなアタリではなく、確実にチビレか何かがかじっているだけ、もしくはかじるだけで食い込まないチヌの当たりで難しい。フッキングが全く決まらない。
ワームはちぎられたりずれたりしておりチヌが食っているのは間違いなさそうなのだが…。
ワームを色々と変えて食い込みを良くする事を考える。バグアンツでは持っていくようなアタリがないので海太郎のジャコバグにすると少しアタリが良くなる。これか!と思い必死で投げ続ける。
隣では明らかに釣り初めてという感じの兄ちゃんがそこそこサイズのシーバスをバラしていた。なんか久しぶりに激アツな状況に出くわしている感がある。一応バイブレーション投げてみたりしたけど釣れないのでボトムチニングに戻して攻める。
ちょっとずつ場所を変えてズルズルやっているとやっと重くなる当たりでチヌがヒット!当たりというかもう勝手にかかってる感じではあった。
やり取りはこっちに向かってきたのでむちゃくちゃ軽くてチビレか?と思ったがよってきたら急に引きが強くなりそこそこサイズの本チヌだということがわかった。足元に潜られそうになりながらも難なくネットイン出来た。
むちゃくちゃ美しい魚体のクロダイ。こういう魚を釣るととても満足度が高い。
本当に久しぶりすぎて感動してしまったのだが針を外そうとして針が親指にぶっ刺さりなかなかの流血…。タオルを持ってきておいて本当に良かった…。フックを外すときは必ずペンチを使いましょう…。
このあとも同じように狙ってみたが時合いが終わったのか当たりが減り始め、当たってもチビレで、結局2回ほどフッキングしたがバラシのみ。25センチほどのチビレだった。
ちゃんとした魚を1枚でもキャッチできたので満足して終了とした。
前回は大潮の先週末坊主だったが、今回は小潮のド干潮でいい釣りができる事がわかり収穫が大きい釣行となった。
釣れないスパイラルに陥った時はいつもと何かを変えてみるというのも良いのかもしれない。