あらゆるフィッシュイーターは獲物を捕まえる時、何かに追い詰めて捕食する。
それが水中の岩などの障害物だったり、水面だったりするがボトム(底)もその一つである。
さらにボトムにはマスの好きなエサである川虫などの昆虫が隠れていたりしてボトムのエサにしか興味を示さないマスも一定数存在している。
このページではそんなボトムにしか興味を示さないマスの釣り方を紹介する。
1.シンキングミノーを使え
まず、シンキングミノーを使ったボトム攻めを紹介すると、ラパラCD3やCD5などのカウントダウン系のミノーを沈ませるやり方だが、リップによって底をこづくようにリトリーブするテクニックで、底を感じながらゆっくりとリトリーブすれば良いだけなので特に難しいことはない。
リップが底にコンタクトすることによってバランスを崩して自動的に食わせの間を与えることでマスの食性を刺激する。
注意点は深い場所だと底まで沈めるのに時間がかかってやりづらいこととルアー自体が水を受けるので流れのある場所ではやりづらいことなど。
もし前後にフックがついている場合、腹のフックは引っかかりやすいので外してしまって後ろのフックだけにしてしまおう。
2.スプーンで底を攻める
通常のスプーンを使って底を攻める方法である。底の起伏でスプーンがイレギュラーアクションをした時にリアクションで食ってくることが多い。ゆっくり底を感じながら巻くだけ。
スプーンで底を攻めるもう一つの方法が底からわいてきた虫をイメージして巻き上げるパターン。
一度底まで沈めて上へ巻き上げると自然に口を使うことが多い。底を意識しているが目の前にルアーがこないと口を使わないときなどはこのパターンで釣れる。
3.ボトム専用スプーンを使う
ボトム専用スプーンというものが売られている。これを使えばもっと底が攻めやすい。
使い方はブラックバスでボトムバンプをさせる釣り方をするのと同じ釣り方であったり、ズル引きだったり、リールのハンドルを巻くことでアクションをつけるデジ巻きだったりといろいろとあるが重要なのが、ラインであたりをとること。
これができないとアタリを半分ぐらい逃すことになる。
ボトム専用スプーンの特徴はフッキングしやすいようにフックがラインアイと同じ場所に設置されていること。
それによってバイトをフッキングさせやすいだけでなく根掛かりリスクも減らすことができている。
ボトム専用スプーンを選ぶ上で重要なのがカラーで、ボトムと同化してしまうような色よりも黄色やピンク色といったような目立つ色の方が反応が高い。
ロッドも重要でボトム専用ロッドというものも売られているほどである。出来ればボトム専用ロッドが欲しいがバス用のロッドがあればそれを流用することも可能。
アタリをかけにいく釣りなのでべろんべろんのスプーンロッドでは乗せられないということになる。
ボトムの釣りが成立するシーズン
ボトムの釣りはボトムにトラウトが集結するシーズンが一番釣れる。
それ以外のシーズンでも浅い場所であったり魚影の濃い場所ではボトムが良い時もある。
ボトムが最高の状況というのが真冬のポンドタイプの釣り場。水は4度で密度が一番高くなる。
そのため、真冬のポンドタイプの池のボトムは水温が一定で魚の溜まりやすい状況になっているのである。
管理釣り場のボトム攻略法まとめ
ボトムの釣りはやってみると最初の頃はよくわからないので釣れるのか?という気分になるだろう。
そんな時は竿を使ってルアーをズル引きさせてみてほしい。リールでズル引きすると難しいが竿でズル引きするとバイトと同時にフッキングすることが出来る。
ボトムの釣りはわかり始めると簡単に連発させることの出来る釣り方なので釣れない厳寒期にたくさん釣りたいならこの釣りをマスターすることをおすすめしたい。