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アピール系のカラーのルアーを使う場面は?

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アピール系のカラーイメージ
※チャートカラーのルアー例

ルアーにはいろいろなカラーがあるのだが一見するとどう見てもこんな色の魚いないだろってカラーも存在している。チャートカラーであったり、黒金や赤金、ストライプなどのド派手なカラー。

そういうアピール系のカラーを使う場面というのはどういう時なのかについて今回は紹介していこう。

基本はマッチザベイト

ルアー例
ルアーのカラー選択の基本はマッチザベイトで、そこにいるベイトや釣れた魚のお腹から出てきたベイトを参考にしてルアーのカラーを選ぶ。

例えば鮎がベイトの時には鮎のカラーに似たカラーがいいし、ミミズがベイトの時はミミズっぽい色のカラーを選べば正解となる。

これは夜であっても、濁っていても基本的に変わらない。濁っていても、真っ暗闇でも魚はナチュラルカラーの魚を食っているからである。ただ、濁りが強い時は魚の色が白っぽくなって保護色となることがあり、パール系のカラーの方がよりナチュラルと言える場合もある。

ナチュラル系が効かず、アピール系が異常に効く状況とは

ずばりベイトフィッシュが多すぎる時である。

ベイトフィッシュが大量に接岸してそれを追ってフィッシュイーターがたくさん集まっている状況なのに全く釣れない時がある。

餌を食っていないわけではなく、そこらじゅうでボイルが起こっているという状況なのになぜかルアーには見向きもしない。

こういう時はルアーを敢えて食う必要性が全く無いため反応が非常に悪いわけである。

通常はベイトフィッシュがチラホラいるかあまりいない時、ナチュラル系を通すと本物の魚が来たと思って食いついてくる。

ただ、ベイトフィッシュが密集していて何千匹、何万匹もいる状況でナチュラル系のルアーを通してもルアーが目立たない。他にももっと簡単に食える魚がいくらでもいるからルアーに食いつく確率が非常に下がる。エサだらけでルアーに全く気づいていない可能性もある。

そして大体の魚がもう腹は満たされている。ベイトフィッシュが何万匹もいる状況で腹がペコペコという状況は非常に短い時間しか無い。なので時合がすぐに終わってしまったりする。

こういう時にそこにいる魚とは全く違うカラーのルアーを投げるとルアーの存在が目立つ。ナチュラルカラーのベイトフィッシュが何万匹もいる中に急にチャートやストライプ、赤金などのルアーが泳いできたらルアーを非常に発見しやすくなる。

フィッシュイーターは群れを襲う時、その群れの中で一番食いやすそうなエサをターゲットにして襲いかかるのだが群れの魚の中で一匹だけ全く違う存在を放つエサがいたらそれをターゲットにしやすい。

さらにお腹がいっぱいの状況でもアピール系のルアーの場合、魚が興味を持って食ってくるということもある。魚は気になるものがあってても口以外で触って確かめるということは出来ず、とりあえず口に入りそうだったら口に入れてみる。

もしかすると人間にしてみるとずっとステーキばっかり食ってお腹いっぱいだったところに急にメロンが登場してデザートに食ってみたくなった感じに近いのかもしれないがこれは魚に聞いてみないとわからない。

とにかく、ベイトがたくさんいる状況ではアピール系のルアーが非常に強く、持っているのと持っていないのでは大きく釣果が変わってきたりする。

私は秋のイワシが港湾に貯まるシーズンにチャート系のミノーを多用するが理由は何万匹もいるベイトのイワシとの差別化である。

他にアピール系のカラーを使う場面

スレていない魚を手っ取り早く釣りたい時や眼の前にルアーを通せばまず間違いなく食ってくるという状況ではアピール系をよく使う。

例えば、根魚釣りなど基本的に目の前にワームを通せば食ってくる場合がほとんどだ。アピール系のカラーを使えば見つけてもらえやすくなるのでアピール系のカラーをメインに使っていく方が効率がいいだろう。

バス釣りやシーバス釣りのストラクチャーゲームでも居れば食ってくるという場所が結構ある。エサを待ち構えてスタンバイしている場所にいる魚はカラーに関係なく食ってくる事が多い。そういう魚を手っ取り早く釣っていくならド派手なアピール系のカラーを使っていくほうがこれも見つけてもらえやすいという理由で効率がいい。

あとは使う側の勝手というのもある。暗い時にナチュラル系のルアーを使うとどこを泳いでいるのか全然わからずに根掛かりしてしまったり、魚がかかってもどこでかかったのかわからずばらしてしまったりする可能性がある。

ド派手なチャートカラーやパールなどなら薄暗くてもかなり視認性が高くどこを泳いでいるのか表層を泳がせていると大体わかる。ルアーを目で追えた方がヒットのタイミングなどもわかりやすく合わせのタイミングも取りやすい。これは視認性を高めるシールが売られているのでそれを使えば問題ないのではあるが…。小さなシールよりもボディー全体が派手な方が見やすいのは間違いない。

アピール系のカラーの使い所についての話まとめ

ルアーのカラーは基本的にナチュラルが強い。実際にいる魚のカラーだし、何より釣り人としてルアーを使っていて安心感を得られる。このカラーなら間違いなく魚がエサだと勘違いして食ってくるだろうと自信を持って使うことが出来る。

アピール系のカラーの場合、ホットタイガーのような色の魚は自然界に存在せず、そのカラーで釣ったことがないとしたら本当にこのカラーで釣れるのか?投げ続けて大丈夫なのか?という気持ちになり集中力が落ちてしまうので初心者には投げ続けるのは辛いかもしれない。

ただ、上に書いたようにアピール系のカラーが効く場面と言うのが必ずあり、その時にはナチュラル系のルアーなど全く持っていかなくても自信を持って釣りを出来るぐらいアピール系のカラーで釣れる。

私も昔はタックルボックスにはナチュラル系のカラーが大半を占めていたのだがアピール系で釣れることがわかってからは半分ぐらいアピール系のカラーに変わり、それで変わらず釣れている。

ちなみに、ドピンクとかピンク系のカラーはどちらかというとナチュラルに属していると感じる。なぜか?イワシなど鱗が剥げた状態の魚は血が透けてピンク色に見えるので弱った魚の色がピンク系だと思うからだ。なのでメタルジグはピンクもナチュラル系のカラーとして使っている。

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