ルアーでタチウオを釣る時、魚の食いがあまり良くない時はルアーに食いついてこないことも多く、また、ルアーの場合は食いが浅いと歯が邪魔になって乗らない事が多い。
そんな時、ソフトルアー(ワーム)だったら動きが柔らかく生き物に近いことでエサ釣りでしか釣れてないような時間帯でも食ってきやすい。
また柔らかくタチウオの歯が刺さりやすいのでフッキングのチャンスタイムが長く、バイトが乗りやすいというメリットも有る。
このページではそんなタチウオフィッシングの最終兵器とも言えるワームを紹介する。
シャッドテール系ワーム
シャッドテールとは、魚の尻尾のように細かく動く尻尾がついたワームで巻いているだけでプルブルと動いて魚を誘う事ができる。引き抵抗もあるのでゆっくりと攻めたい時に活躍する。
パワーシャッド
マルキュー(MARUKYU) 2012-06-11
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ソルトルアーフィッシングのシャッドテールワームで定番的存在となっているのがパワーシャッド。
このワームの特徴としては素材がかなり固めとなっているため強度が高く、牙でズタズタにされてもそう簡単にだめにならないところが良いところである。
使い方としては普通のジグヘッドに取り付けて使うが、頭の部分を予め切断して刺すとジグヘッドとの一体感が生まれる。
グラスミノー
マルキュー(MARUKYU) 2012-06-11
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パワーシャッドよりも前からソルト界の定番アイテムとして使われ続けているのがグラスミノー。このワームはパワーシャッドほどの硬さがなく、刺しやすく使いやすいが耐久性は今ひとつ。ただ、パワーシャッドでは動きが硬すぎる時もあり、もっとゆっくり自然に泳がせたいという場合にはグラスミノーを使ったりする。
タチウオ以外にもシーバスやハタ類など様々な魚種に使えるワームである。
フラッシュJシャッド
フィッシュアロー
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フィッシュアローから発売されているワーム、フラッシュJシャッドはボディーにアルミプレートが入っているワームでこのアルミプレートの反射によって魚を誘うことが出来る。
またこのワームはルミノーバと呼ばれる夜光の中でも特に発光が強い素材で作られている物もあり、ケミホタルなしでも高いアピール力でタチウオを寄せることが出来る。
アイシャッドテール
JACKALL(ジャッカル)
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ジャッカルのシャッドテールワーム。元々バスフィッシングで使われていたワームのソルト版で、形が特徴的な頭が大きく徐々に細くなっていくワームなので動きが繊細。他のシャッドテールワームでは波動が強すぎると感じる時に使う事が多い。
ストレート系ワーム
動くテールのない、まっすぐなワームをストレートワームと呼ぶが何の振動もないのでただ巻きやフォールでは非常にナチュラルに漂わせることが出来る。ロッドアクションを加えるとテールが邪魔をしないので非常に大きくダートして広範囲にアピールする事ができるのも特徴。
タチウオはダートによく反応する魚なので活性の高い時にはストレートワームが圧倒的に効く事が多く、ストレートワームをワインドで使うのが一般的。
マナティー
オンスタックルデザイン
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ワインド用のワームのパイオニア的存在であるが今でもその釣果はトップクラス。硬さ、形が非常にバランスが良く、誰にでも上手くダートさせることが出来る。カラーも豊富でサイズも選べるので色々な場面に対応できる。
フラッシュJ
Fish Arrow(フィッシュアロー)
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フィッシュアローのフラッシュJはピンテールタイプで尻尾が細い。形は魚に近い形でワインド用ワームとしてはあまりない形なのだが凄く釣れる。フラッシュJ専用のワインドジグヘッドも発売されており、合わせて使えばベストマッチした組み合わせとなる。上で紹介したフラッシュJシャッドと同様、センタープレートというアルミプレートとルミノーバによってアピール力が高いというのがアドバンテージ。
ドライブスティック
O・S・P
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バス用のワームであるが釣れるので紹介したい。このワームの良さは柔らかさと形。この柔らかさと形によってダートさせた時にブルっとターンして硬いワームとは違った波動を生み出すことが出来る。
また、このワームはシャッドテールワームのようにタダ巻きしても釣れる。時々誘いのジャークを入れてやればブルっとした誘いの波動を生み出せる。
パワーダートミノー
エコギア 2013-07-31
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エコギアから発売されているワインド用のワームでこれも人気のあるワインド用ワームとなっている。マナティーにはないピンテールが誘いの波動を生み出す仕組みになっている。
ワームのセッティング
タチウオを釣る時はシーバスやブラックバスを狙うときのようにジグヘッドの針を上に向けず、下向きに使うのが基本。タチウオは基本的に獲物の腹を狙ってエサに噛みつきエサを弱らせてから飲み込む習性があるからだ(活性の高い時は一気に丸飲みの時もある)。
そのためお腹にタチウオがかじりついた時に上向きに針がついていてもフッキングしないので下向きにセッティングする必要性がある。ソルト用のジグヘッドは上と下にアイが付いているジグヘッドが多いのでそういうものを買うとフックを下向きに取り付けることが可能である。
ワインドの場合は専用のジグヘッドを使うとよいがアシストフックがついてない場合はアシストフックを必ず装着しておこう。
ダブルフックのアシストフックのほうがフックポイントが多いのでかかりやすい。
ダート幅を大きくしてアピール度を高めたい時はフックが抵抗になるのでシングルフックを使うというのもあり。
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タチウオ用のワームについてのまとめ
タチウオは色々なルアーで釣ることが出来るが最近はワームで釣るのがかなり一般的になってきた。
タチウオをルアーで狙うなら食わせという点においてワーム以上に釣れるルアーは見当たらず、状況が渋くなれば渋くなるほどワームの必要性は高まると感じる。
特に完全に夕マズメのチャンスタイムが終わってしまったと感じる時や朝マズメまでの真っ暗な時間帯でまだまだ活性が上がりきっていないエサしか釣れない状況でワームがないとかなり釣りづらい。
この記事がタチウオをワームで釣ったことがない人やもっとワームについて色々知りたいという人の参考になれば幸いだ。